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【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

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  1. 【3337387】 投稿者: しろくま  (ID:ayMwe1l.4dQ) 投稿日時:2014年 03月 24日 19:55

    「国語が平均」さま

     一年前にたちもどる、一年前の教材を用いる、というのは国語の対策としては大切なことです。
     「読める文章」でまずは、「解く」というのが大切なのです。

     解くこと、解き方を理解すること、これが肝要。読めない文章では、問題の演習にはなりません。まずは、読める教材で訓練していく、というのが小5の段階で国語が苦手な子の対策になります。

     語彙量や精神年齢というのは少なくても遅れていてもいずれは増えて進んでいきます。

     その「速度」は子どもによって違います。ここで焦って、無理矢理語彙を増やしても身につかないし、いくら考えても、わからんもんはわからん、というのが「心情の読み取り」でもあります。

     そんな段階のときは、本人の語彙量と精神年齢に合った文章を用いて、問題そのものを考えることを訓練したほうがずっと効果が上がります。

     実際の入試問題は、実はそれほど「文章」そのものは難しくありません。
     塾は、ときに難しい文章レベルのものを出します。公立高校の入試の説明文くらいを平気で出してしまうとき、ありますからね… 
     しろくまは、実際の入試問題主義です。必ず志望校の問題文はどのようなものなのか、よく目を通してみてください。質も形式も模試とは全然違う、という場合、ありますからね。

     よいと思いますよ。20分でやって参りましょう。

     「比較的易しいので時間内に解こうとやっている」

     まさにこれが大切。

     易問流し、の、よいところは、「どこかで躓き始め」たところが、念入り学習ポイントになる、ということがわかる、ということです。
     ああ、ここでひっかかるのか、というのが見えるんですよね。(理科や算数も同様)

     申しましたように、

     時間制限・易問流し
     じっくり丁寧・長文・難問

     というような「二本立て学習」がよいのです。長い文章はじっくり解く… あえて「時間は気にしなくてよいからね」と言うてやらせましょう。

     何か追加質問があればどうぞ。
     

  2. 【3338570】 投稿者: 6年男子  (ID:x7rJFCbnN7o) 投稿日時:2014年 03月 25日 19:40

    しろくまさま、小6の男の子を持つ親です。
    現在、関西の大手進学塾で最難関コースに在籍しております。
    小3より通塾しており、小5までは国語は得意科目でした。宿題をささっとするだけでN65あたりをうろうろ、
    公開テストで1位をとったこともあります。それが、ここにきて、なぜか点が取れなくなり、N60をきることも
    出てきました。

    素人なりに思うのは、大して勉強してこなくてもある程度点がとれていたので、本人が努力を怠り、小6になり問題文が長文化して時間不足になり、
    選択問題などで、細かな部分まで読み切れず、自分のカンのようなもので選んでしまっているのか、と思っています。
    記述はまあまあです。半分はもらえています。
    灘対策の語彙問題などは今の時期としての合格点はとれています。
    併願校で長文読解が必要なので、少々焦っています。対策をご指導ください。
    よろしくお願いします。

  3. 【3338777】 投稿者: 新5年生  (ID:gbz/dx5DYrU) 投稿日時:2014年 03月 25日 22:50

    しろくまさま

    浜学園の小規模教室に通っている娘のことで、ご相談させてください。
    3年生時はついていくのがやっとだったのが、4年生になるとなんとか成績も安定し(偏差値国語55~60、算数50~55、理科60前後)、安心していたのですが、12月に理科が急降下し、さらに1月には算数42、理科も50ギリギリと、悲惨な結果となってしまいました。
    算数においては、単純な計算ミスに加え、線分図をかかない、計算の途中経過を書かないといった、いつもの間違いに輪をかけた感じでした。
    理科においては今まで復習せずとも出来ていたのでびっくりしたのですが、考えないといけないような問題につまずいていたように思います。
    12月の時点で、冬休みの間に算数、理科の苦手分野(復習テストで平均点を切ったもの)の復習をさせ、復習テストも解き直しさせたのですが、本人任せであったためか、やるだけ、見ただけで終わってしまっていたようで、1月に反映されることはありませんでした。
    復習テストをなんとか頑張らせ、クラス落ちは紙一重で免れたので、モチベーションも下がらず、新5年生から気持ちを一新させた結果、2月では国語成績がミラクルを起こし、偏差値70弱までいき、算数、国語においても55を超えました。
    復テも好調でルンルンとなっていたのもつかの間、3月の結果、国語の偏差値がちょうど20下がり、もちろん算数、理科も50ちょいで急降下。
    2月の国語は簡単だったといい、3月の国語は難しかったと。
    でも、直しをさせると、完璧に出来たんです。いったいなんなんでしょう。
    今回の春期講習は受講せずテキストを購入し、とにかく理科と算数の復習に時間をかけようと決めてはいるのですが、得意だった国語もどうするか。

    苦手分野:国語 説明的文章、要点、要約
         算数 角度、単位変換、日歴算など文章問題
         理科 太陽と影、ものの溶け方など計算問題
            (月、電池・電球については克服)

    とにかくじっくり考えないといけないような問題は苦手で、一緒に順をおってやっていけばなんとか解けるんです。
    常に、大事なところに線を引く、邪魔くさがらずに式を書く、頭で処理せず絵をかくと言い続けているんですが、なかなか出来ません。
    この一年、解らないままにしないと子供と決め、4年生では本人任せであったのを、国語、理科は塾の前に一緒にやり直すようにしています。

    環境を整えてあげるべき私が、テストの点数に一喜一憂し、子供の方はといえば、終わったことを言っても仕方ない、次リベンジするとあっけらかんと言うので、またそれにイラッと感情的になってしまいます。言ってはいけないとわかってはいるんですが。。。
    受験ぶれまくりの親で情けないです。
    本人が将来を見据えて、行きたい学校がある。それには5年の今、基盤をつくっておかないとと焦ってしまいます。

    何をどうすればわからず、手探り状態です。
    二年後に笑顔で終われることを切に願い、出来る限りのことはしてやりたいという想いが空回りし、子供をダメにしていってしまっているように思います。
    子供との関わり方、これからの勉強法など教えていただけますか。
    よろしくお願いいたします。

  4. 【3339589】 投稿者: 親ばかママ  (ID:GR79tliTjm6) 投稿日時:2014年 03月 26日 16:54

    しろくまさんにご相談したいと思い投稿させて頂きました。
    現在小学校6年の娘がおり,4年より大手塾に通っております。真面目な性格で6年のハードスケジュールも何とかこなしています。明確な将来像はありませんが、将来は出来れば文系の一期校をと考えております。
    何度か中学の説明会に参加しましたが,どの中学も理系の進学に力を入れておられるようで,文系志望者は国立私学問わず、どの学校が宜しいでしょうか?
    ちなみに大阪市内在住です。
    昨年四天王寺中学の文化祭を見学し,大変気に入ったようで,英数2を目指して勉強しています。現在英数1は合格圏で英数2にはあと一息いうところです。
    理科が苦手なので,先生の指示で塾のテキストと確認テストや講座のプリントを復習しています。現段階で、これで宜しいでしょうか?合わせてご教示頂ければ幸いです。

  5. 【3339720】 投稿者: ジュエルママ  (ID:g42L1MeeRgQ) 投稿日時:2014年 03月 26日 19:10

    こんばんは。しろくま様のうわさをききつけ、大変恐縮ですが、
    便乗させてください。

    大手Nの選抜クラス、甲陽特訓に通っています。
    男子なのに、なぜか、算数の点数がイマイチで、なぜか?国語が得意です。

    算数の問題用紙、答案を分析しましたところ、

    ①問題用紙の書き込みがきたない、少ない

    どうやって考えて答えに至ったのか、見直す時にわからないくらい

    ②答えがでるものがAB二つあった場合、指定されていない方を答えることが
    しょっちゅう

    ③計算ミスが多い

    などの理由です。
    塾の先生に相談しても
    「わかってないのではないから、直前期にはミスなんてなくなりますから」

    といわれますが、何せ毎回のテストでこの状態なので、
    どうにかしたい!本人も真剣なのですが・・・

    それからもう一点気になるのが、五月に、甲陽模試なるものが、ありますが、
    時間をはかって、一度実践の練習をしたいと思ってます。

    「過去問はやらせないで」といわれていますし、まだ手が出ないでしょう、
    その場合なにかいいものはないか、と検索しまして、
    カーサフェミニナの予想問題集を見つけました。
    こちらは解答に解説がほとんどなく、数字や記号の答えのみだということで
    購入するか迷っています。

    模試対策として、どんなことを取り組んだらいいか、含めてアドバイスよろしくお願いします。

  6. 【3340921】 投稿者: しろくま  (ID:xEtTGLtX75g) 投稿日時:2014年 03月 27日 20:22

    「6年男子」さま

     いやいや、そういう「現象」はよくあることですよ。
     ここで深刻に考えてはいけません。真剣に考えることと深刻に考えることは別ですからね。

     原因は、おっしゃるようにシンプルなところなんです。

     ご存知のように、塾での「新六年」は、実際の学年よりも早く始まります。塾では「五年」担当の講師と「六年」担当の講師もガラっと変わります。
     結果、模試も小テストも小五のものとは大きく変化します。裏話的なことをいうと、小4と小5の担当者や模試作成者はわりと重なるところがあるんですが、小6は違います。
     入試に実際に向き合ってきた講師たち、その塾の看板講師たち、が担当していくわけです。

     つい最近まで入試を担当してきた講師たちが作る模試や小テストは、「現小5」の子どもたちが解くには、ちょっと難しいものになるのは当然です。

     国語の場合、変化は二か所に明白にあらわれます。

     一つは「量」、一つは「質」

     です。

     まず説明文も物語文も、かなり長い文章になります。それから、模試も三本立てになる場合もあります。
     第一問、説明的文章、第二問、物語文、第三問、韻文あるいは語句系…

     時間配分がまずできなくなります。

     他の方にも申し上げてきたことなのですが、まずは、「読んで解く」という訓練をすることが肝要によります。
     しばらくは(夏休み前までは)、模試などは時間内に解けなくても、家でもう一度やらせて、じっくり考えて解く、ということに力点を置いてください。

     時間にとらわれて、「解く経験値」が低下する愚をしてはなりません。

     「質」についても、説明文は「語彙」、物語文は「心情」の二面で高くなります。

     国語に関しては、「早くに」結果を求めない、ということが大切です。その分、じつくり丁寧に取り組んでいく…

     むろん、現実は「冷たく」、成績が下がる、順位は落ちる… 当然クラスが変わる…
     とくに塾が示すデータでは、「○○クラスから何人合格、××位の人が△△中学に合格している…」とハッキリと出てきますから、模試ごとに親は一喜一憂してしまいます。

     それそのものは、別に悪いことではありませんし、動機付けにもなりますが、それが「すべて」ではありません。

     上のクラスでも不合格になります。
     偏差値が高くても不合格になります。
     順位が上でも不合格になります。

     一定以上の能力が必要なことは確かですが、その一定以上の力があれば、志望校の問題にしっかり向き合って対策していく人が合格します。
     順位が高い、クラスが上… でもそれは模試「を」対策して模試「で」対策してこなかったからです。
     長く塾にいると、塾の模試の対策、小テストの対策、が、できているが、実際の入試を解く力につながっていない、という現象に陥る子たちが必ず何人か出てきてしまいます。

     国語が苦手な子が、苦手なまま入試にむかってしまう…

     「塾のカリキュラムにしたがっていれば何とかなりますよ」

     という講師の言葉を信じてはいけません、と、までは言いません。でも、「放置すること」「まかせてしまうこと」と、子どもに応じた「対応」を独自でしていくことは何も悪いことではありません。

     まず黙読速度をしっかり「測定」する。
     それによって時間のレイアウトを考える。

     記号選択の問題は「模範解答」からの逆流法で参りましょう。
     なぜ、この選択肢の答えはアではなくイなのか… 答えを先に教えて、どうしてそれがその答えになるか考えさせていきます。
     その際、「1文章1設問」でやっていくのもよい方法です。

     この文章のこの問題だけ解いていく。

     という方法です。「電話帳」(過去問集のギョーカイ用語)を用いて、問題文一つにつき、設問(記号選択問題)を一つだけ選んで解いていきます。
     数をこなせますし、選択肢を考える、というように「思考を一つに」集中させてやることができます。

     解く力そのものに力点を「今は」置いてやる、という方法です。

     素材は、併願校の過去問を用いてもよいのですが、それはもう少し先でよいでしょう。
     しろくまが度々紹介する英俊社の「近・中」の小5用のものも利用できます。これは実際の入試問題で、しかも小5レベルで解ける、というスグレ物です。
     今のカリキュラムに新しいものを加えるのはちょっと難しい、という場合は、小テストの範囲の学習について、「模範解答からの逆流法」を用いて解いていく、ということもOKです。

     すべての問題を解く必要はありません。その単元の核になる問題だけ(理由説明題や心情説明題だけ)チョイスしてやっていく、という方法もよいですね。

     時間を制限し、焦らせると、すべて読まない、カンでテキトーに選ぶ、というクセがつきます。
     模試が悪くても後からしっかり理解させていく… ここがカンジンのところですからね。

     何か追加質問があればどうぞ。

  7. 【3340969】 投稿者: しろくま  (ID:xEtTGLtX75g) 投稿日時:2014年 03月 27日 21:11

    「新5年生」さま

     「受験ぶれまくりの親」

     お母さん、しろくまは、長く塾の講師をしておりましたが、受験に関して「ブレない」親なんか、たったの一人もめぐりあっておりませんよ。
     程度の差がありますが、みなさん色々なことで動揺し、考えが右往左往し、子どものテストの結果に一喜一憂… そんな親の気持ちとは裏腹に、のんきに平然としている子どもをみてイライラ… 逆にふだん強気で生意気な子が落ち込んでいて、どうしましょとオロオロ…

     何度も強調しておきますが、「物語のある受験」はたいていは成功しております。不振のあとに「~が、しかし」の逆接語がつけられるように、しろくまもお手伝いさせていただきますよ。

     四年の間は、総じてどの教科も、「暗記」で得点できる分野が多く、まじめにコツコツしている子、またそれとは逆に要領のよい子が得点を伸ばせます。
     不器用な子、言われたことをちゃんとできない子は、とくに小4の学習では不振に陥ります。

     おもしろいことに、要領のよさと、コツコツまじめ、は、同じ子なのに教科によって差が出たりもします。
     社会はコツコツ丁寧にするのに、算数は要領ですりぬけようとする…
     理科は雑にしてしまうのに、国語はじっくり丁寧にとりくむ…

     すべてがチグハグになってくるのが小4から小5にかけてです。

     小三あたりから入塾していると、いい意味でもわるい意味でも、学習に「要領」ができてきます。

     算数などは、もともとはできていた「手順」や「約束事」を、「もうわかるからいいや」とすっ飛ばしてしまう場合があるんですよね。
     おっしゃるように、線分図を書く、計算痕跡を残す、手順どおりにする、ということがメンドーになり、

     「できるからええねんっ」「わかっているからええねんっ」

     と、言い張るようになります。

     やり方について何か言い張るようになるとイエローサインの点滅だと思ってください。

     そういうときは、すぐ担当講師に連絡して、家庭の状況を説明し、講師の口からたしなめてもらう、ということが必要になります。
     あんまり相談したことがない、あんまり講師と接触したことがない…

     そういうのも、小4あたりの保護者に多いところ… ちょうど学年のうつり変わり目。新小5になったことですから、トータルに模試や小テストを用意して、各教科すべての先生に面談を申し込む、というのもよい方法です。

     「本人任せ」が悪いのではありません。「任せた」後のチェックが大切なのです。

     プラン-ドゥ-チェック

     ということのうちの、プランとチェックは親がする、という気持ちでいてください。ドゥはもちろん本人…

     塾はプランをしてくれます。
     塾はチェックもしてくれます。

     でも、ここに「親」も家庭学習で参加することは悪いことではありません。

     塾のプランを、自分の子がドゥできるように再プランする。
     塾のチェック(模試や小テスト)を、自分の子に定着させるために、復習したものを再チェックする…

     家庭のプランと家庭のチェックはそれほど難しいことではありません。

     何時から始めるか。
     何をするか。

     これを親がコントロールします。「何時から始めなさい」「これをしなさい」は親が示します。

     で、やったことを、「やったら見せにきなさい」「答え合わせは親がする」ということでよいのです。

     いや、わたしはわからないので…

     わからなくてもよいのですよ。やったノートに目を通す。内容がどうかは二の次で、「勉強した後は親がみるのだ」という慣習を定着させてしまうのですよ。
     「答え合わせの時間はありません」というなら、答え合わせはリビングでさせる、親が見ているところでさせる、ということでもよいのです。

     親が子に任せる部分と、親が管理する部分を「明確に」する、ということがコツなんです。

     「模試」はできない。
     「家」で復習するとできる。

     これは何も悪いことではないのです。「今は」結果よりも過程が大切。

     結果は出ているか過程はずさん。
     過程はしっかりしているが結果はでない。

     後者のほうがはるかに良いことなんですよ。

     模試で結果が出ない理由は、「時間感覚」「雰囲気」「手順」の三つに習熟していないからです。「能力」「学習到達度」とは別なんですよね。
     むろん実際の入試は、時間内にする、ということですから、模試でできないと本番でもできない、と、考えがちです。

     「今は」後からの復習に力点を置きましょう。

     見直し、解きなおしをちゃんとやっておく… 結果にはなかなか出ない… でも続けていく…

     小五の算数は「思考」を必要とするもの、「手順」が複雑になるもの、が、増えてきます。「比」「割合」はとくに女の子が苦手になりやすくなる分野です。
     ここは丁寧に、しっかりとさせておきましょう。「速さ」の問題と直結する大切な分野ですからね。

     国語は、本人任せにしない、という方針はもちろんOK。
     その「本人任せにしない」という定義を誤らないようにしてください。
     親音読・子黙読で進めていく、ということを最重要ポイントにしてください。わからない語彙、理解できない場面は、読みながら親が解説してやってください。
     「自分で考えなさい」を強いないようにしてやってくださいな。

     「お母さん説明して」という発表型の学習も取り入れましょう。
     
     これは理科や算数でも同じです。「お母さんにわかるように説明して」というのは「本人任せにしない」学習の良い例ですよ。
     「~させる」というよりも「いっしょにしていく」という「本人任せにしない」というスタンスで参りましょう。

     説明的文章については、指示語の指示内容は丁寧に確認してください。前にも申しましたが、これをしっかり理解せずに読むので文脈がつかめません。
     「しかし」「だが」などの逆接語の後ろの部分と、指示語の指示内容だけを抜き出して合成すると実は「要約」は可能になりますよ。

     角度と日暦算は、実は、いずれできるようになる単元です。しつこく反復すると女の子はすぐに嫌いになります。
     単位も「めんどくさがり」の性質の女の子はついつい疎かにするところです。
     理科の「ものの溶け方」はたいへん重要です。これは「入試でも重要な単元だ」という認識をしっかりさせて、「時間をかけて」もよいからね、でも大切だよ、という言い方をして進めてください。
     小6までには絶対できなくてはいけないところだよ、と、言い続けつつ、「今すぐ」できることを強要しない、というスタンスで学習してください。

     また、しろくまの「小5原則」もお忘れなきように。

     苦手よりも得意を伸ばす。
     嫌いな教科よりも好きな教科をたっぷりさせてやる。

     これが大きな方針だとお考えくださいな。

     何か追加質問があればどうぞ。

  8. 【3340993】 投稿者: しろくま  (ID:xEtTGLtX75g) 投稿日時:2014年 03月 27日 21:31

    「親ばかママ」さま

     しろくまが塾の講師をしていた時代とは違い、女の子の「選択肢」が増えてよい時代になったと思いますよ。
     いろいろな学校がいろいろ力を入れられて…

     ただ、選択肢が増えることはすなわち「迷い」も増えるところです。

     お母さんのお考えに水を差すつもりはまったくありませんので、お気を悪くなさらないでくださいね。
     今の時点で「文系」か「理系」かは、あまり決めつけないほうがよいことは確かです。
     「なすがまま」「子どもの思うまま」にある程度はまかせる、という大きな気持ちも大切になさってくださいな。大筋は親が立てる、でも、あとは「流れ」にまかせる。

     何もしない、放置する、という意味ではありません。

     「流れ」とは、子どもにかかるさまざまなベクトルにまかせる、という意味です。

     友人・塾の先生・学校の雰囲気・学校の先生

     これから子どもを取り巻く環境すべてが子どもに働きかけるベクトルになります。
     しろくまは、子どもに向くベクトルは、たくさんあればあるほどよい、と、思っているんですよ。ときにまったく反対方向にかかるベクトルがあってもよいくらい。

     それによって子どもがある方向に進んでいきます。

     四天王寺中学

     たいへんよい学校の一つですよね。
     現在は、共学校も増え、実績を出すための工夫をしている女子校も増えました。一つに絞り過ぎないように、いろいろな可能性を探りながら、志望校は決めてやってくださいな。

     文化祭、というのは、昔から子どもの志望校決定の要因になるものです。学校をみるよい機会ですし、何よりも「ふだんの生徒」のナマの様子がよくわかります。

     とりあえず、本人が四天王寺中学を気に入ったのなら、その上の乗っかってやりましょう。この中学をめざす学習が他の中学を受けるときに役立たないわけはありませんからね。

     他の学校にもみられる制度ですが、英数1で合格しても中に入ってから英数2にステップアップができる制度ですよね?(しろくまの時代は標準コースと英数コースという表現でした。そのときはそういう制度でした。)
     こういう制度は、子どもは中に入っても頑張れるので、「遅咲きの子」や「コツコツ努力型」の子にも適しています。あえて下のクラスから這い上がっていく、というのは、子どもの成長にとってはよいケースもあります。

     ただこの点はお子さんとのキャラクターとよく相談してくださいね。クラス分け、コース分けがないほうがよい、という子もいますからね。

     さてさて、もう小6ですから、「四天王寺中の過去問」は目を通してみてくださいね。「解く」必要はありません。

     どんな感じかな、どんな長さかな、制限時間と量はどうかな… という「雰囲気」をつかんでおく、ということですね。
     塾の模試と似ているところ、まったく対応できないところ、よくつかんでみてください。

     実は以前に、甲陽・神戸女学院・四天王寺の過去の国語の問題を解説したことがあります。幸い、「外の人」さまが「しろくまさんのまとめブログ」というのを作ってくださっていて、そこで見つけることができますので一度お読みくださいな。

     理科については、まず塾の先生の御指導を受けつつ、「暗記モノ」とくに小5で習った範囲の再整理は春休み中にしておきましょうね。

     何か追加質問があればどうぞ。

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