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【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

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  1. 【2048174】 投稿者: しろくま  (ID:8z5dAl3XHsI) 投稿日時:2011年 03月 06日 20:29

    ~そして、また、入試が始まる~ ⑦ 理科の準備 (その3) 「単元学習序説」

     小6の春休みの理科の学習のテーマには何がよいか…

     しろくまが何度も申しますように、どの教科にも

     「今跳べなくてもよいハードル」
     「今跳べなくてはこまるハードル」

     の2種類があります。

     塾がどのような計画でこれらを扱っているのか… ということと深いかかわりがあります。

     これらの4分野を「今跳べなくてもよいハードル」と「今跳べなくてはこまるハードル」に、まず分類しますね。これはしろくまの友人のアイデアマンだった理科講師が分類していたものです。

    (今跳べなくてはこまるハードル)

    A 生物分野

     ① 植物 ② 魚

    B 物理化学分野

     ① ものの溶け方 ② てこ ③ ふりこ

    C 地学分野

     ① 天気 ② 流水

    (今跳べなくてもよいハードル)

    D 生物分野

     ① 人体 ② 光合成

    E 物理化学分野

     ① 水溶液の性質 ② ものの燃え方 ③ 電気 ④ 電磁石

    F 地学分野

     ① 地層 ② 火山・地震 ③ 天体

     塾によっては、

    ☆ A~C+「天体」「電気」を小5で、D~Fは小6で、と「段階別方式」に教えているところもあれば

    ☆ A~Fの易問を小5でやり、A~Fの発展を小6でやる、という「スパイラル方式」でおこなっているところもあります。

     とくにスパイラル方式の塾ですと、女子はD~F分野が取り残され気味になりますし、男子でも苦手な子はそうなっているはずです。
     春休みは、まずA~C、をしっかりと身につける、復習していく、ということにしてはどうでしょうか。 

     (すでに理科の計画を塾の先生などと相談されて取り組む予定がある方はそちらを優先してくださいね。あくまでも、どーしていいかわからない方のためのお手伝いですから…)

     ただ、お子さんによっては、春休みにそんなにたくさんできないなぁ… という場合もあるでしょう。そういう方で、とくに理科の先生から指示を受けていない方には

     「物質の変化」「力のはたらき」「電気」「熱・音・光」

     の、「物理化学分野」の学習にしぼられることをお薦めします。

    1.「段階別方式の塾」の場合 + 理科が苦手な子の場合

     「もののとけ方」「力のつりあいとふりこ」「乾電池・まめ電球」「光」

    2.「スパイラル方式の塾」の場合

     「もののもえ方」「力のつりあいとふりこ」「電磁石」「音の伝わり方」

     ということでどうでしょうか。

     さて、しろくまの友人のアイデアマンの理科の講師は、

    ☆ 理科の学習は、春休みや夏休みは各分野の象徴的問題をしっかりまとめるのがよい

     ということを申しておりました。

     たとえば、「物質の変化」の「ものの燃え方」では「ろうそく」の問題…

     これなど、理科の問題では定番ですよね。定番の問題を「きちっ」とやっておくのは大切、ということを再三申しておりました。
     しろくまは、「ろうそく」の問題は定番だからきちっとやっておかないといけないよ、というのをその講師から聞いたとき、

     「ファラデーが『ろうそくの科学』っていう本書いていたよね」

     と、言った瞬間、そいつは

     「それそれそれ! その本、すごいよ!」

     と、めちゃくちゃ食いついてきました。

     『ろうそくと科学』

     これは、ファラデーがたしかイギリスのロンドンのクリスマスで講演したときの話で、多くの聴衆の前で、ろうそくを何本も持ち込み、実際にそれらを燃やしながら、科学を語ったものです。
     これはたいへんおもしろい。

     「この宇宙、すべてを支配するさまざまな法則のうち、ろうそくが見せる現象に関わりを持たないものは何一つない、というのをご存知でしたか?」

     と、彼は語り出すのです。その場を想像してしろくまはしびれました。

     宇宙のすべての法則は一本のろうそくに…
     一本のろうそくはすべての宇宙の法則に…

     子どもでも読めますし、実際入試の説明文にも出たことがあります。

     松岡正剛氏は

     「少年少女がめざめるべき科学の神髄こそが、ここにある、いや、大人だって科学の翼に乗ってそのまま大空を滑空できる」

     と絶賛されています。

     最近の入試問題をみていて、おもしろいものを発見しました。大阪に清風中学、というところがあります。

     平成21年の前期の入試問題の「理科」(国語じゃないですよ)なのですが、なんとファラデーの『ろうそくの科学』の文章を用いてそこに下線をひき、実際にいろいろ問うていく、というものです。昔も何校かこういう出題があったのですが最近ではこの清風中のものが良問として目につきました。

     「物質の変化」の「象徴的問題」の「ろうそく」問題としては、清風中の平成21年(前期)の第5問はかなりお薦めです。
     是非、これで「ろうそく」をまとめてみてください。

    (次回に続く)

     紹介したご本 マイケル=ファラデー『ロウソクの科学』(角川文庫)

  2. 【2048397】 投稿者: うれいの母  (ID:LtoEMf51KHs) 投稿日時:2011年 03月 06日 23:21

    しろくまさま

    親がぶれない!!大事な一言をありがとうございます。本当にそうですね。肝に銘じます。

    先日教えていただいた間違えノート早速活用しています。算数も5年の見直しが終わり、手ごたえが出てきたようです。再度5年見直しをして夏講座へ備える予定です。

    また、ご提案の洛南過去国語の問題を解いてみました。少し自信がついたそうです。ありがとうございます。

    今日は五ツ木模試でした。
    他の方のお話を聞くと、洛南志望の人にはあまり参考にならない模試だとか・・。そうなんですか?娘には十分難しい算数の問題で、5割くらいの点数です。でも、11月とは異なる手ごたえだったそうです。(11月は泣きながら帰ってきました。)手も足も出ないレベルから、時間がなくて見直しできずに落としたレベルへ。他の3教科は8割から9割ほどで社会などは空白分野があることを再確認。国語は難しい慣用句で落としています。国語の懸案事項ができました。

    塾で、大手塾の模試についてお話をいただいたのですが、難易度が高すぎて落ち込まないかなぁ・・。

  3. 【2048445】 投稿者: 今年終了しました。  (ID:hkp2tNT26Nc) 投稿日時:2011年 03月 06日 23:57

    今年洛南に入学予定です。大手の模試はうけたほうがいいです。いま落ち込んでもまだ時間がありますから。大手の塾でも四天王寺が第一志望の女子と洛南が第一志望の女子では、求められる算数のレベルがちがうといわれています。洛南じゃなければ、こんなに苦労しなくてもいいのにという感じみたいです。五木の模試は6年の秋と特別回をうけました。算数は1問か2問ミスで90点以上はあり、偏差も70超えてました。時間もたくさん余るぐらいだったようです。洛南は問題数が多いですから、今から、いつも時間を計って短時間でたくさん解けるように練習してみてはどうですか。国語は先生から語句はテキスト丸覚えするぐらいしっかりとやりなさいといわれておりました。うちは算国得意で、理科社会はがんばらなければというレベルでした。算国のうち、どちらかといえば算数は自信ありでしたが、本番の試験では国語に助けられた(あくまでも、感覚です)みたいです。あと、本番には強かったみたいで、試験当日は生理の一番しんどい日だったようですが、おなか痛いなーと思いつつ、取り組んだ国語がよかったみたいです。

  4. 【2048467】 投稿者: 白イルカ  (ID:0n1YZs1KRek) 投稿日時:2011年 03月 07日 00:23

    しろくま様

    お忙しい所、御返信有難うございます。
    眼鏡もCDも御御足もご無事で良かったです…

    去年、塾でことわざや慣用句、四字熟語などを丁寧に演習した理由が、しろくま様の御返事を拝読して初めて分かりました。
    息子は、語句単元は大好きだったので、テストでも意外によく取れていて、普段の会話でも使っていました。が、今は使わなくなっていますので時間を見つけて、やってみます。
    作文も、習っている時には口頭でさせていましたが嫌がらない様なら、ノートに書かせてみます。
    逆接は確かに難しい様で、習っている時は、私が作ったのを聞いて、終わりにしていましたので、こちらもハードルを見極めつつ、逆流法と共にこつこつ進めていきたいと思います。

    しろくま様、色々と御指導下さいまして、有難うございます。また、分からない事がありましたらお邪魔させて戴きます。

  5. 【2048580】 投稿者: うれいの母  (ID:LtoEMf51KHs) 投稿日時:2011年 03月 07日 07:38

    今年終了しました。さま

    アドバイスありがとうございます。やはり算数強化は必須なのですね。とはいえ、一朝一夕でなしうるわけでもなく、あせらないようにがんばって行きます。大手の模試は受けてみることにします。正直こわいですが・・。

  6. 【2048691】 投稿者: 日はまた昇る  (ID:Y1fDQSBJ3g6) 投稿日時:2011年 03月 07日 09:12

    しろくま 様

    おけがもなく、また眼鏡も無事に修繕できたとのことで、本当によかったです。

    >最難関や難関校の問題が難しい、というわけではないんです。(算数はわりと偏差値順に並ぶ場合が多いのですが…)
    >偏差値が下位の学校などでも、難問や良問、たくさんたくさんあります。

    なるほど、そうなのですね。
    この点、間違わぬようにしっかりと見ていかなければなりませんね。
    そういったことは、なかなか素人にはわかりにくいところだと思います。教えて頂きありがとうございます。

    >「これは、きみのために特別につくった問題集だ」

    この言葉、とてもいいですね!
    我が子も反応しそうです。
    確かに、女子中の問題をやりなさい、と言われたらうちの息子も「なんで?」の声をあげそうです。

    ただ、今回教えて頂いた同傾向異学校は息子でも知っている難関校ぞろいのため、案外学校名を教えた
    ほうが燃えるかもしれません。(以前、公文式算数をやっていたとき、灘やラ・サールで出題された問題が
    解けたら単純にとても喜んでおりましたので・・・)
    その点は、息子の様子を見ながら慎重に考えて行きたいと思います。
    問題が出来なくても、「なんだ、カイセイの問題なんてできないよ~」と簡単にあきらめてしまうかもしれませんので・・・

    色々ためになるアドバイス、ありがとうございました。

  7. 【2049375】 投稿者: チューリップ  (ID:S5LL.mbbYvo) 投稿日時:2011年 03月 07日 18:22

    しろくま様

    いつも拝見させて頂き、参考にさせていただいています。
    新小5の長男がいまして、筑駒、開成を志望しています。
    先日の同傾向異学校のお話で「甲陽と筑駒は似ている」とお聞きし、教えて頂ければ幸いです。

    ひとつは「3段階」の記述演習についてですが、第1段階の1(ことわざ慣用句の意味の理解)が大体身に付いた時点で2の作文練習の進め方です。
    適当なことわざを親が選び、「このことわざに該当する具体例を考えて作文せよ」ということをやらせるのでしょうか。それは、何字くらいで(30〜50字でしょうか)書かせればよいでしょうか。そしてどのように採点すればいいのでしょうか。5年生であれば、春休みなどに少しずつ、がよいでしょうか。

    ふたつめは「2段階」の説明文における「表現」の演習ですが、しろくま様の挙げてくださった甲陽の問題(早速取り寄せようと思います)のほか、西大和の説明文(まだこれも手元にはありません)で1文章1設問で説明文を説いていくのがいいでしょうか。

    また、筑駒では詩の問題がよく出ていて、難しいように思います。詩についてどのように演習して行くのがいいのでしょうか。

    さらに大変欲張っての質問で恐縮ですが、開成の平成22年二の問一や問二(100字以内で書きなさいとか、自分の考えを述べなさいとか)の問題の対策はどうすればいいのでしょうか。どういう基準で採点されているのでしょうか。

    まだ5年生だから、と思っているのですが、ざっと過去問に目を通すと先の2校は国語がとても難しい印象で、これが1年半先には解けるようになるのか甚だ心配になりました。
    現在の息子の偏差値は4教科平均していて、国語に苦手意識はありません。慣用句やことわざは大好きです。
    ただ、最近40字程度の記述問題で2つのキーワードのうち1つを抜かして半分減点などが多く、どちらかというと国語が足を引っ張っています。

    質問がまとまらず申し訳ありませんが、しろくま様が関東の過去問もお手元にお持ちで、分析してくださっているとわかり、とてもとても心強く思ってうれしくなっています。
    一部でも結構ですので、ヒントをいただければ幸いです。

  8. 【2049533】 投稿者: しろくま  (ID:73zr5e6hoUg) 投稿日時:2011年 03月 07日 20:26

    「うれいの母」さま

     「今年終了しました」さまからの貴重な助言があってよかったですね。

     しろくまもほぼ、同じような話をするつもりでした。

     これは、大阪の四天王寺中に関してもいえることですが、制限時間のわりに、問題数が多い、ということがポイントにはなります。(この点、最近の四天王寺中のものはずいぶんと緩和されてはいますが、社会などはやはり多い…)

     前にも申しましたように、「時間のレイアウト」が洛南の場合はとくに要求されます。

     模試は、総じて10月くらいにならなくては、志望校の判定の「決定材料」にはなりません。

     五ツ木の模試ならば、まず、どの教科のどの分野で失点しているかの確認、そうして「ミスの発見」が大切になります。
     「ミス」というのは、とくにこの時期、よーーく分析してほしいのです。
     単に「ケアレスミス」とまとめてしまうから、また、ミスは続くのです。

     ミスは、個性の表現でもあります。どういう分野でミスをするか、どういう問い方だとミスするか、わりと子どもによって法則性、というと大げさですが、同じよーなところでミスするのです。
     そういうところを見つけて、あえて「ゆっくり丁寧に」解かすのです。とくに算数が苦手、急かすと解けなくなる、という子の場合はこの方法から「まず」入っていく、というのが大切なんです。

     短時間でたくさん解いていく、という方法に持ち込む前に、計算問題などは、わざとゆっくりと解かせていく…

     スローモーションで計算していこう~

     というやり方です。時間内に速く、という方法は、一面、ミスを誘発する訓練になっている場合もあります。しっかりとした手順、暗算でできるものもあえてしっかり書いていく、というのを続けます。
     これは模試の第2問あたりのところもそうです。

     春休みは「スローモーション計算」と「ゆっくり痕跡を残して1問解いていく」という方法で「かみしめる」ように算数をしてください。そうして夏休みにスピードアップを図る訓練に切り替えていく、という方法がお子さんの場合はよいと思います。

     「参考にならない」模試はありません。「模試を参考にしない」から損をするんですよ。

     今は順位や偏差値ではなく、得点内容・失点内容をしっかり確認していく、という分析をしてやってください。

     洛南の「語句系」の出題はやはり、「時間のレイアウト」との関連で大切です。
     灘の場合は、「独立した」語句ですが、洛南の場合は「文中」型で、かつ、1問がつんとくる場合もあります。

     鹿児島ラ・サールの、1問ガツンの語句系問題「だけ」を抜き出しておいて、夏休みにまとめてさせる、というのもおもしろい対策になります。

     いまは、塾で、とくに前の学年の計画表をみられて「ことわざ・慣用句」の単元の小テストの見直し程度にとどめておきましょう。ここで語句系に時間をとられるより、算数の「じっくり」学習の時間に回しましょう~

     何か追加質問があればどうぞ。

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