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【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

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  1. 【2695582】 投稿者: しろくま  (ID:7dVEw1NMlek) 投稿日時:2012年 09月 21日 19:11

    「虹色」さま

     ここは中学入試の「盲点」ともなるところなので、しろくまはたびたびお話ししてきましたが、何度も強調しておきたいところです。

     「志望校別特訓」は「志望校の過去問」をするとは限らない

    ① 志望校別特訓によっては、「1コース1校対象」とは限らず、1つのコースに複数の対象校がある場合がある。

     偏差値帯や併願するから、という理由で、問題の傾向とは無関係に一つのコースにしている場合がほとんどです。今回、「虹色」さまがお感じになっている「志望校とはあまり傾向があっていない学校の問題」もしている、という印象はこういうところからきているんです。いろいろな問題もできるからよい、併願校の対策もできるよ、というのは一理ありますが、しかし、それは「志望校の傾向に即した特訓」という意味の「志望校別特訓」ではない、ともいえますよね。

    ② 過去問を演習する講座なのか、過去問の傾向に即した問題をする講座なのか、理解しておかなくてはならない。

     後者の場合、過去問は自分でしなくてはなりません。前者の場合は過去問をしなくてもかまいませんが、過去問の「ある分野」を切り抜いただけで、過去問の「通し」の演習をしているわけではなく、入試本番と同じ状況の演習にはなっていない、という点に留意しなくてはなりません。

    A 志望校の過去問解説
    B 志望校の傾向対策
    C 通しの(入試と同じ時間配分の)演習

     この3つを家庭と塾でうまく「手分け」して進めていかなくては大きなロスとなります。
     志望校別特訓にまかせておいたらよいか、と、思っていると、え? そんなことをしている講座だったのか? ということになります。

     志望校の偏差値に届いている場合ならともかく、志望校別特訓に志望校の傾向に即したことに特化して、とどいていない分の「補てん」を効果的に進めたい、と思っていたら、まったく違うことになっていた、ということになりかません。

    ☆ 塾にまかせてよいこととまかせてはいけないこと

     これを親はしっかりと把握しないと、残り数か月、というときの追い上げがきかなくなります。

     志望校にしぼりこんだことをしたい、しかし、志望校別特訓が「雑居型」ならば、べつに志望校別を外したとしても「正当な」理由になります。
     
     しろくまは、たいていの学校はふだんの定常の講座で充分対応できるはずだ、と、考えている派です。ただ、入試が初めてその学校の問題をみるとき、ということにはなってはいけないので、どういう傾向かをしっかりつかみ、通しの演習もして時間のレイアウトを組み立て、そうして「抜け」を補充して、得意な教科の磨きをかけていく、という作戦でよいと思うのです。
     で、志望校が「1コース1校対象」であるならば理想的。

     どこにでも共通する7割の部分に不安があるならば、志望校別の特訓に力点を置いていてはいけませんし、その時間は復習や基本項目の再確認に費やしたほうがはるかによいには決まっています。
     志望校別特訓で、うちの子の学校の問題およびその傾向と同じものはどれくらいやってもらえるのか? を強くせまって満足のいく回答ではなかった場合は、家庭でABCのうちの2つをしっかりと取り組んでいく、というほうが効果があります。
     何か追加質問があればどうぞ。 

  2. 【2695607】 投稿者: しろくま  (ID:nou5bt.mvxM) 投稿日時:2012年 09月 21日 19:32

    「アイヌ」さま

     お母さんの「視点」が、大手塾と現在の塾、お兄ちゃんやおねえちゃんのとき、というのに向きすぎていると、お子さん自身を見失ってしまう場合もありますから、この点はご注意くださいな。あ、何もそうなっている、という話ではありませんよ。お気をわるくなさらないでくださいね。
     ついつい比較の対象が、姉兄、塾、と、2つそろってしまうと、あのときはこうだった、あそこではこうだった、となりがちなので。あらためてそういう要素をいったん抜きにしてお考えくださいな、という話です。

     まず、模試の「判定」ですが、塾生が受けたときに出る判定、と、塾外生が受けたときに出る判定に微妙な差があります。
     模試の作成者は、あたりまえですが塾の講師で、その学年を担当している先生が作成します。いま、教えている内容、塾が看板としているいくつかの学校の傾向なども意識して作題しますから、基本的に「内向き」の成果確認テスト、という意味合いも出てきます。
     塾外生の方の模試の小6段階での利用法は、その塾の志望校別の志望者にしめる順位、そうして、その問題に対する解答力を確認する、という程度の理解でよい、と、まずは割り切ってください。判定そのものを参考にするのは11月の模試くらい、という意識でよいと思います。

     塾をペースメーカーとし、お父さんとお母さんで「分担」している

     なんて話を他の方が聞かれると、うらやましい~ と、思われますよ。たいへんよい状況でバックアップされていると思います。

     へんな話ですが、お兄ちゃんやおねえちゃんのときの模試や小テスト類が、そのまま利用できる環境にもありますよね。
     そういうこともフルに活用しましょうよ。

     お母さんからみられてお子さんは「大手塾の厳しさ」に適したキャラクターだとお考えですか? 「宿題が多い」のをどんどんこなして成長していけるキャラクターですか?
     もしそうなら、大胆に転塾されてもいいですが、スポーツ系の習い事をしたい、という本人のリクエストに応えたり、おねえちゃんやお兄ちゃんとは違う方法をとられたりしたところをみると、上の二人のお子さんとは「違う」と判断されたからこそ、今のやり方をされているのでしょう? ご自身の判断を信じましょう。お子さんにもっとも適した方法を純粋に考えてそれを採用していけば何も心配される必要はありません。

     秋以降は、やはり「志望校の傾向」を理解する、というところに留意した学習が必要になります。
     過去問は「みられ」ましたか? 配点、時間制限、そしてだいたいの傾向。

     実は中学受験を経験したお兄ちゃんやおねえちゃんの「意見」を反映した学習法は役立ちますよ。お子さんの志望校の問題をお兄ちゃんとおねえちゃんにみてもらって「分析」してもらうんですよ。
     ああ、こいつにはこんなふうにやったほうがよいよ、この子にはこういうことをしたらよいよ、と、よいアドバイスが出てくる場合があります。

     BC判定は、志望校に特徴的な問題の取り組みをしっかりしなさい、というサインでもあります。

     志望校はもうきまっておられますか? その部分を明確にしつつ、そこの傾向対策に取り組んでいく、という流れが今後大切になるところですが…

     何か追加質問があればどうぞ。

  3. 【2695717】 投稿者: しろくま  (ID:t0TtFVMyRkY) 投稿日時:2012年 09月 21日 21:12

    「東京6年男児です」さま

     関東からの方も歓迎いたしますよ。レスがすっかり遅れて本当に申し訳ありませんでした。

     敬服、などと申されますと恥ずかしくて穴があったら入りたいところです。20数年前まで塾の講師をしており、いまではすっかり引退してのんびり過ごしております。なにせそんな身ですから、たんに経験談程度のことしかお話しできておりません。どうかお気軽にお声かけくださいな。

     いやいや、3か月あれば、なんとかお子さんのもっている力を引き出せる手立てはありますよ。
     9月は仕切り直しの月です。

     まずは、志望校の国語の問題をよく見られてください。というか、もし、よろしければ志望校のお名前をお教えいただければ、しろくまがその問題に目を通し、それにできるだけ適した方法などをお話しできるかもしれません。また、追い上げのときの演習材料として「同傾向異学校問題」を関西の学校のもので紹介できるかもしれません。

     もし、学校名を出すのがちょっと… と、いう場合は以下の質問にお答え願えますか?

    1.文章題はどういう形式ですか? 説明的文章1+文学的文章1など…
    2.漢字の書き取りは文中型ですか、独立型ですか?
    3.ことわざ・慣用句などの語句系は文中型ですか、独立型ですか?
    4.記号選択が多いですか、記述が多いですか?

     さて、とりあえず、しろくまのおすすめする一般的な方法を紹介していきますね。

    ① 親音読子黙読でいきます。

    ② 説明的文章の場合

     読み進めていく段階で、「指示語」が出てくるたびに、これは何をさしているの? と、確認しながらいきましょう。指示語が何をさしているか確認しないまま読み進めていると文脈を失います。説明的文章が読めていない、という状態はこの指示語の指示内容の読み飛ばしであることがほとんどです。
     そして、「しかし」「だが」などの逆説語の後には線を引いてください。ここは作者の言いたいことがとくに取り上げられている場合が多いのです。
     そして文末「~のだ」も要注意です。これは理由の解き明かしになっている場合がほとんどです。
     指示語の指示内容、逆接語の後、文末「~のだ」で抽出した部分をつなぐだけでその文章の要約ができます。もっとも大切な部分を抜き出せたことになります。
     また、説明的文章は、「例→意見」=「具体→抽象」という構成です。例を消せば意見がのこる… こういうところも説明してやってもかまいません。

    ➂ 1文章1設問方式

     すべての問題を解く必要はありません。理由説明題、内容説明題など、主として設問群の最後の問題だけを解かせます。素材としてはギョーカイ用語でいうところの「電話帳」、つまりものすごい分厚い過去問集を用意して、

     今回は説明的文章だけやっていこう。で、問題は理由説明題だけざっと解いていこうね。

     というやりかたで、親音読・子黙読で進めていき、その一つの問題を解くことに頭をしぼって解いていかせてやります。

    ④ 模範解答からの逆流法

     これはもちろん➂と組み合わせられてもかまいません。とくに記号選択の場合は、苦手な子はかえってやりやすくなる方法です。
     最初に答えを教えてしまうんです。「この問題の答えはこうなんだけれど、どうしてこれが答えになるか、作成者はどうしてこれではなくこっちを模範解答にしたのが、その理由がわかる場所を探して読んでいこうね」という進め方です。
     犯人が最初からわかっている推理小説みたいなものですよね。これでも十分、国語の得点力はつくのです。

    ➄ 文学的文章の場合

     これを後回しにしたのは、苦手な子は、まず、説明的文章から入ってほしい、と考えるからです。➂と④をここでも組み合わせればOKです。

     で、文学的文章の場合は

     A → B
       ↑
       C
     A:最初の気持ち B:後の気持ち C:気持ちを変化させたもの

     この構造をしっかり理解させてやる、ということです。親音読・子黙読で進めながら、気持ちをあらわす言葉を抜き出していきます。そしてそれがどこで変化するか、そしてどう変化したか、を説明してやります。
     気持ちを変化させたコト、モノこそ、その場面の「主題」であったり「題名」であったりするんです。

     なぜ、Bなのですか? 最初はAだったのにCだから

     というように理由説明題の解を導いてやることも可能になりますし、その場面のあらすじも、これを説明すればそれでほぼ完成となります。

     この気持ちの変化を理解させて読んでいく、そうして1文章1設問で解いていく、という方法を併用されると、なんとか得点できる読み方ができると思います。
     国語が苦手な子には「よりそい学習」が有効です。いっしょに進めていく、という方法で参りましょう。作戦的には、定常の講座はむしろしっかりと通わせ、小テスト類もきっちりと学習させてください。もし、国語の今までの方法に疑問を感じられたり成果を感じられなかったりするならば、親子でじっくりと「まずは」取り組む、というのがよいような気がします。

     何か追加質問があればどうぞ。  

     

  4. 【2695756】 投稿者: しろくま  (ID:Jp982IQgCbs) 投稿日時:2012年 09月 21日 21:43

    「理科大好き」さま

     日本女子大附属中の問題を手に入れるのに少々時間がかかってしまいました。

     たしかに「自分のことばで書きなさい」という設問がポイントになりそうですが…
     じつは、こういう設問の学校の問題に接すると子どもは「自分の言葉でないとだめなんだ」という「縛り」を受けてしまって、読み方、考え方が急に硬直してしまうときがあるんです。
     まずはこの意識から解放してやって、とにかく「読んで解く」という国語の演習から入りましょう。

     たしかにしろくまの過去のものはたいへん膨大で、自分でも驚くくらいみなさんと多くの話をしてきたと思います。探し出すのは難しいですし、同様の重複も気になさらずお声かけくださってけっこうですよ。
     ただ、今回、うまいぐあいというか別に手抜きをするつもりは毛頭ないのですが、ひとつ前の「東京6年男児です」さまへのレスに、しろくま手順の基本を紹介しましたので、一度その手順を学習に取り入れてみてください。

     さて、日本女子大附属中は、説明的文章のチョイスがなかなかよい学校です。
     読んでいて楽しい問題をうまく探してきていますね。まずは「解く」よりも「読む」という意識をもたせてやってください。問題なんか後でよいから、とりあえずおもしろそうな話だから読んでみようよ、というところから入ってやってください。
     お母さんの焦りは子どもにも伝染します。とくに女の子には… また逆に子どもの焦りも親に伝染するんですよね… (一体化しないような適度の距離感を意識してくださいな。)
     で、ここはまず、日本女子大附属中の過去問から離れて、そして「自分で考えて」を無視して、あえて文中の言葉を用いて、というような問題から入ってやってください。というか、そんなことも意識せずに、ふつーに解いていく。
     ただし、1文章1設問で、理由説明、心情説明などの問いのみを選んでやっていく、という方針です。

     ちなみに、日本女子大附属中の同傾向異学校の、これはバッチリ、という学校はなかなかみつからなかったのですが、説明的文章は男子中ですが、兵庫県の江南中、文学的文章は京都のノートルダム女子中のものが適しています。
     どちらの学校のものも、訓練として活用できるし、関西の学校のものなので、関東の塾さんでやられる過去問演習との「かぶり」も間違いなく避けられると思いますのでご利用ください。

     で、1文章1設問をやっていく、といってもどうすれば… 手順は申しましたように「東京6年男児です」さまへのレスに記した方法を参考にしていただければよいのですが…

     そこでこれも紹介したのですが、関西には「近畿の中学入試問題」というシリーズが英俊社さんから出ていて、これの「小5版」があるんです。
     小5版ですが、実際の入試問題で小5の段階で解けるものを集めたものなので、これの国語を購入されて併せて解いていく、という方法を取り入れてみてください。
     まずは説明的文章にしぼってみますか。あれもこれも、と、焦ってやろうとされずに、あえて落ち着いて、説明的文章からじっくりやっていこう、と、一つにしぼって取り組んでいきましょう。

     塾の先生のびみょーな言葉の表現にはご注意くださいね。「何とかなるから大丈夫」という言葉ではなく「何とかするから大丈夫」という言葉を発せられている先生にはおんぶにだっこでもかまいませんが、「何とかなるから…」という表現をされた場合は「こっちで何とかするっ」と思わなくてはいけません。

     なんとかしていきましょうよ。3か月あれば再構築は可能です。

     何か追加質問があればどうぞ。

  5. 【2695795】 投稿者: しろくま  (ID:Ls9MyPED58Y) 投稿日時:2012年 09月 21日 22:08

    「親子でもがく国語」さま

     ぼちぼち涼しくなってきておりますよ。夜など秋の空気になってきました。
     検査の結果、たいへん良好と言われました。医者から、週末に飲むくらいならよいよ、といわれてすっかりうれしくなり、よし、飲んでやる、となったものの、おもしろいもので、以前のようにガブのみせず、じっくり味わって以前の三分の一ほどの量で満足できるようになりました。絶ってみるものですね~
     みなさまへのレスが終われば、九州の親戚からいただいた馬刺しとともに一杯飲もうかとたくらんでおります。

     余計な話をしてしまいました。申し訳ありません。

     よかったですね。よい方向に進められて。国語もしっかりお時間いただければ、子どもに無理なく勉強させることができる教科なんですよね。
     ただ、やらせる側に適当な方法と手順がなかっただけなんです。道なき道を無理に進ませて、なんで前にいけないのっ と、後ろから叫んでいるだけでは親子ともに国語学習で疲弊してしまいますから…

     さてさて、確かに「あと一押し」という感じなんですよね。

     実は、苦手な子が這い上がってきて、だいたいわかるようになって、得点も国語で足を引っ張らないくらいにくると、こういう「壁」が出てくるときがあるんですよね…

     お話の「要約」の問いとはどのようなものですか? 単純に説明的文章を読ませ、最後の設問に筆者の言いたいことを100字以内でまとめよ、というような感じのものなのでしょうか。
     また文学的文章だとすると、あらすじをまとめる、というものなのか、心情をまとめなさい、というようなものの50字くらいのものなのでしょうか。

     具体的にどこどこ中学の何年の問題、と、おっしゃっていただいてもかまいません。あわせて、ご本人の解答なんかがあるとさらによいのですが…

     返事が遅れたうえに再質問で申し訳ないのですがちょっと教えていただけたらと思います。 

      

  6. 【2695805】 投稿者: しろくま  (ID:Ls9MyPED58Y) 投稿日時:2012年 09月 21日 22:17

    「おやじ」さま

     本人が言い出す、本人自らが相談にくる

     そういうときが「変化」のチャンスなんですよね。チェンジとチャンスは英語ではわずか一文字違い。ここはおっしゃるように、まだ多方面からの話ができるチャンスですよ。
     やめることも選択肢だし、こういう方法もあるしこういう方法もできる、と、伝えていくことはわるいことではありません。

     「頑固で」「真面目で」「すべてをこなさいと気がすまない」

     というタイプの子ほど案外と自らの変化のチャンスを待っているものです。
     確信を持てないと変わらない、という子は、確信させ感じさせれば大きな成長ができる子どもです。
     
     おっしやるように

     重要問題をしっかりやろう。解くよりもわかる、に力点をおいて。で、テストの点数はとりあえず気にしないでよいよ。

     という姿勢でOKです。何もまちがえた回答ではありませんでしたよ。

     他の方にも申しましたが、九月は再構築の月です。立て直しの時間としてはここからの三か月は十分活用できますからね。

     また何かあればお声かけくださいな。

  7. 【2695834】 投稿者: しろくま  (ID:XU/rD.1LPgM) 投稿日時:2012年 09月 21日 22:39

    「悩めるカエル」さま

     いや、なかなかにいろいろなことが起こるものですよ。
     不思議なもので、歯車のかみ合い、というのは一つ狂うと連鎖していろいろなところがズレていくものです。
     いったん止めて、ゆっくりまた回していく、という気持ちの余裕も持ってみてください。

     さて、とりあえずは、しろくまの意見としては、手違いはあったものの、その個別には通わせて様子をみて、もうひとつの塾に関しては、お子さんにどうするのかはっきりとあなたの考えを聞きたい、と、再確認してみられませんか?

     塾+塾フォロー

     というのがよいような気がしています。

     学校でも、そして塾でもなかなか自分の「場」が確立できないときというのは、「迷い」はもちろん、ほんとうはそんなつもりではなかった、ということを口に出してしまうものです。お子さんの心がずいぶんと弱っている時ですから、そこは大きく割り引かれて受け入れてやってくださいな。

     たしか同志社香里中が第一志望、でしたよね。

     しろくまは、現在の入試状況に関しては詳しくありませんし、トンチンカンな話をしてしまうかもしれませんが…
     大阪市内の桃山学院、というのは、どうなんですか? たしかハンドボールも有名だったような気がするのですが… 偏差値的に高いか低いかもわからず無責任な話なのですいません。
     しろくまの時代は男子校でしかも高校のみだったのですが、共学で中学となり、たまたま知り合いが、桃山学院中学はなかなかよいよ、ということを聞いたもので。

     いろいろな選択肢と学校があるような気がします。ちょっと以前に、友人の算数科講師が

     中学受験をする以上は合格しなくてはならない

     という話をした、ということを紹介したと思うのですが、本人にとってよい学校、知らないけれどみつかっていないだけ、という場合もあります。
     むろんお父さんのおっしゃるように、高校受験、というのだって立派な選択肢です。何も今の時間軸でお子さんの力がもっとも引き出せている、とは限らないですからね。
     色々な方向に開けている、という前提に立って再度大きく考え直されてもよいかとも思うのですが…

  8. 【2695867】 投稿者: しろくま  (ID:XU/rD.1LPgM) 投稿日時:2012年 09月 21日 23:01

    「コスモス」さま

     しろくまは、「前受験」というメリットを否定しない派です。

    ☆ 第一志望校が、第一受験校になってはいけない

     という原則を当時は説明しました。どんな子も入試にはストレスを感じます。そして緊張もします。第一志望校となれば当然です。
     その前に、合格してもいかない受験であっても、ほんとうの入試を経験させておくと、まったく心の持ち方が変わります。
     また弱点や、試験にのぞんだときの失敗なども浮かび上がり、次に活用できます。実際、よく似た問題、たまたま同じ文章が出た、ということなども、案外とあるのも確かです。

     しろくまの時代は、関西が三月一日が統一入試でしたから、関東の二月一日は受験が可能で、灘を受ける子がときどき、開成を受験する、という場合もありました。灘は三教科で社会が無いのに、です。

     ただ… 「灘」を関東の塾さんが勧めるのは… 灘、というネームはやはり関東でも重く響くのではないでしょうか。
     「受けてほしいなぁ」というところかもしれません。

     へんな話ですが、筑駒ならば、兵庫県の甲陽を受けたほうが国語の問題の類似性が高いので「役立つ」ことは確かです。でも、わざわざそのために関西まで来られる必要はありませんよね… ここはお子さんの意見を尊重してやったほうがよいですよ。
     算数はまちがいなく「西高東低」です。算数にとくに興味があって大好き、というお子さんにはお勧めします。塾長さんがおっしゃるように、最高水準の問題に接して達成感を得られるでしょうが、自信につながるかどうかはまた別の話です。不合格、というのは、正直、行かないところの受験であっても子どもにはやはり陰を落とすことになります。

     以前に話したのですが、灘を受ける前に開成を受けます、という保護者がおられて、わざわざ東京まで行かれなくても… という話をしたときに、「いや、将来、東大を受けるときには開成の子たちと競うことになります。いま、開成を受けて合格しておくことは将来の東大受験のときの励みになりますっ」とキッパリと言われて、ひぇ~ さようでございますかぁ~ と、なっちゃったときがありました。
     そういう強い意志というか信念がおありなら、もちろん灘受験にも意味があるといえばあります。
     二週間前ですから、じっくりと、社会や理科の暗記物の再確認の日にしたほうがよいような気がしますが…

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