最終更新:

3546
Comment

【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

返信する

管理者通知をする

マイブックマーク

  1. 【2706160】 投稿者: しろくま  (ID:cCkebKGqS7Y) 投稿日時:2012年 09月 30日 09:57

    「ごえもん」さま

     偏差値30くらいになると、親も子も、かなりショックを受けてしまいます。でもね、そんなもの「模試の数字」にすぎないのです。
     そもそも模試は、その子のできていない分野、苦手な問題を「発見」するためのもので、全部満点なら、「受けた意味ないやんっ 金かえせっ」て怒らなくてはならないものなんですよ。
     偏差値30、よいじゃないですか。それは「悪い」ことでも「恥ずかしい」ことでもなんでもありません。むしろ、取り組むべき素材が明確になり、「次」の素材と指針がハッキリしていてたいへんよいことです。
     模試は入試ではありません。模試ができて入試で不合格、というほうがはるかに悲劇的です。長く塾で学習していると、成績が上がっている、と、思ったら模試で得点できる技術だけが磨かれている、ということが起こってしまう子もいます。塾のクラスも同様で、クラスが上だから賢い、クラスの下のやつはアホだ、な~んていう驕慢さを親子で持ってしまって、志望校の学習がおろそかになってしまう、という場合の例もたくさんたくさんあります。

     その偏差値30の小5模試をもう一度やらせてみてください。子どもの成長もわかるし、また、どういうところができていなかったか、も再発見できますよ。

     「子どもが解きやすく点数がとりやすい学校」

     というところがまさに相性なのですが、技術的には、「子どもが解きにくく点数がとりにく学校」の問題を10月第1週までにチェックしておいてほしいのです。そういう問題の中に、合否を分ける分野や問題があるからです。

     算数の易問流し+赤本で受験校確定+苦手な単元学習

     こういう作戦で何も悪いところはありませんよ。理科は、まずは、どこの学校にでも通用する7割の学習が大切です。
     しはしば推薦している英俊社の「近・中・標」の理科から、本人がやりたい、という分野からまず入っていく、というのもよいかもしれません。
     もちろん、過去問は秋は重視するのはたしかです。ようするに過去問、および本番の理科で点数がとれればよいわけですからね。

     さてさて、もう一つのご懸念の公民ですが…

     やりはじめるとキリがないのですが、あんがいと公民は得点しやすいのです。しろくまの後輩の社会の講師はよく

     「きらい」だけれど「点数がとれる」というのが公民なんですよ。

     という話をしていました。わりと出題されることはきまっていて、それをどれだけちゃんとおさえるか。

     「憲法」「三権」「国際社会」

     の3分野が外してはいけないところですが… ここは小学校で使用している検定教科書の小6下巻をまず、目を通してください。この枠組みをしっかりとふまえて、まずはそこを逸脱しない範囲の学習を12月までに終わらせ、その後、過去問に目を通す、ということでよいと思います。
     また盲点は、小5の地理分野で「はたらく人の権利」というテーマがあるんです。けっこう労働基準法の内容などがとりあげられていて、ここからも公民、として出題されています。東大寺や洛星などの男子校はそういう分野を抜け目なく出題しています。
     
     さて、しろくまの領分の国語ですが…

     国語も、しっかりと演習しましょう! 国語も追い上げがきく教科ですよ。語句系の学習も大切ですが、志望校の過去問で語句が独立題として出題されていないなならば、ここに力をかけすぎてはいけません。

     もうどうせ国語は伸びないからせめて語句をする

     というのが失敗の典型例です。

     親音読・子黙読+1文章1設問+模範解答からの逆流法

     とくに、洛星の国語は文学的文章が中心… 的をしぼった学習ができますから、ここは怠ってはいけないところです。毎日、少しずつでもやってください。

     何か追加質問があればどうぞ。

  2. 【2706196】 投稿者: しろくま  (ID:tJAoPVRHnlM) 投稿日時:2012年 09月 30日 10:38

    「みかん」さま

     関東からの急な転勤。そして受験となると何かとご不安なことが多いでしょうね。なかなか人にも聞けないことが多いかもですが、しろくまがお手伝いいたしますよ。ただ、最新の受験状況とか入試日程とかは、何せしろくまは大昔の引退した講師ですので、ここはしっかりと情報を集めてくださいな。

     「校風の似ている」という観点は大切ですが、神戸女学院中は、校風が違うところもきっと気に入ってもらえるようなたいへんよい学校ですよ。
     是非、お子さんを連れて見学にいってみてください。
     関西贔屓の発言で、割り引いて聞いてほしいところですが、他にも気に入る学校はたくさん関西にはありますよ。多様な、そして私立文化の高い関東に比べると選択肢は少ないかもしれませんが、他にも神戸海星・甲南女子など、たいへんよい学校、校風も素晴らしい伝統校がたくさんあります。

     さてさて、神戸女学院中の「算数」は、昔から難問・良問が出題されるところで、計算問題は独立して出題されず、じっくり考えてください、という問題です。
     関東ですと、算数偏重学習は抵抗があるところですが、関西は算数がたいへん重視された学習になっています。実際、神戸女学院中も「算数ができないと合格しない!」と説明会でも豪語されるところです。

     でもね、やっぱり入試はバランスなんですよ。トータルすべて7割場合によっては6割5分で合格するわけです。
     関西の過去問を提供している老舗の英俊社さんは、いろいろな学校の算数を過20年分くらい提供しているのですが、算数偏重の関西受験事情を反映しているためだと思います。

     まず、過去問は6年分やってみてください。時間配分もそのまま。

     これはこれで合否の可能性を判定するためではありません。どの問題、どういう単元ができていないかの確認です。できないところが発見されればOK、ということです。
     やらせる前には、できなくてもいいのよ、傾向の確認と、これから追い上げるための方針を発見するためだからね、と、言うてやってください。

     また、理科に関しては関西の女子受験生は暗記分野で押し切る、という学習をしています。むちゃくちゃな出題は関西の女子中は絶対にしません。特別な3割ではなく、どこの学校にでも通用する7割、の学習で理科は対応できますからね。

     さて、社会は「小学校で使ってる教科書」の学習から入りましょう。神女の社会の歴史は「人物と文化」をまずはしっかりとしなくてはなりません。
     近現代では日清・日露戦争、そして日中関係史(15年戦争)はやや細かく、というところが大切です。
     近現代までは、人物と文化を中心に「広く浅く」、近現代以降は「テーマをしぼって」がよいと思います。今年は日中国交回復40年… 「昨年は…」という書き出しで、日中関係史を出す学校もたくさんあります。関東の塾さんはそういうテーマ学習好きですから、それまでお通いになられていた塾の教材などは十分対応できると思います。
     地理は「産業別地理」つまり、農業・工業・水産業・貿易・運輸の5テーマを中心に学習してください。
     公民は、憲法・三権・国際関係からの出題が中心です。

     神女の「細かい設問」という印象はおそらく塾でやったことがない、というところからの感想からかもしれませんが、主として小学校の教科書からの出題だからです。かつては大阪書籍など関西でよく使用されていた教科書からの出題が多かったのですが…
     この間、本屋さんに行ってびつくりしたのですが、大阪書籍って、今は無いのですね… 日本文教出版?だったかの名前で、関東用と関西用の2本立てで出版されているようです。ちょっと確認してみてください。

     しろくまの領分の国語ですが… 以前に神女の過去問分析をしました。「外の人」さまが、「しろくまさんのまとめブログ」というのを作っていてくださって、そこに「神女の国語」の分析を載せてくださっています。ぜひ、そちらを一読してみてください。たしか対策なども紹介したはずです。

     おっしゃるように、しろくまは「あるもの活用する」主義です。国語は筑駒のものが活用できます。また、フェリスの大問2、富士見中の大問2などの出題形式、神女の「同傾向異学校」問題として利用できますよ。記号選択題なら立教女学院中のものも演習に利用できます。あと、これは関東でも手に入るところですが、ラ・サール中の語句系以外の記述題なども利用できますが… これは国語が得意ならば、という条件がつきます。

     いろいろ不安もあるでしょうが、しろくまもお手伝いいたします。しろくまとキャッチボールしていくと不安も解消されるかもしれません。お気軽にお声かげください。
     ただ、お子さんには「心配いらないよ、受験なんて関西も関東も同じ。」と念入りに説明してやってください。何も気休めではありません。違うところばかりが気になりますが、同じところもしっかりあります。ここまでの学習でちゃんとベースもできていますからね。これからですよ、学校に特徴的な問題に習熟していくのは。関西の子たちだって同じですからね。

     何か追加質問があればどうぞ。

  3. 【2706219】 投稿者: しろくま  (ID:tJAoPVRHnlM) 投稿日時:2012年 09月 30日 11:06

    「まゆまま」さま

     まずは、「できてきている」ところを大きく評価してやってください。マイナス点はいっさいお子さんに伝えない。できていないことは本人が一番よく知っていますからね。

     自転車の補助輪はどうやったら外せるか。
     クロールの息継ぎはどうやったらできるようになるか。

     というところとよく似た部分です。ちょっとしたことがきっかけになってできるようになる。

     入試が近づいてきてあせるところでしょうが、ここはまずは大きく気持ちをもってやってくださいな。

     親音読・子黙読は並行してくださいね。ここは外してはいけないところ。そして問題はどう「独り立ち」させるか…

     まずは黙読時間の測定、を、しっかりさせてください。一人だと読み飛ばしをしている可能性があります。
     そして、下敷き、あるいは手で読む前の段落を隠してスライドしながら読んでいくブロック読みもさせてください。
     で、あとは指示語の指示内容に線をひく、逆接語の後に線を引く… などはさせていく…

     1文章1設問ですが、設問だけは「親音読」してみてください。問いそのものを読む、ということが甘くなっている場合があります。

     「独り立ち」へのブリッジとしては、「黙読速度の測定」「ブロック読み」「設問の親音読・子黙読」を取り入れてみてください。

     さて、このブリッジの部分をもう少し具体的に説明しますね。

     「独り立ち」のときに、子黙読ですが、横で親黙読もしてほしいのです。いっしょに読むよ、と、やるのです。親が読むより速く「読んだ」となったら、それは読み飛ばしですよね。
     「いっしょに読み終わるように黙読してみようか」という話をしてやってください。

     で、読み終わったら、プチ質問してください。親黙読のときに「この指示語の内容、わかって読んだかな」「この言葉の意味わかっているかな」とあらかじめ「おさえて」おきながら読むんです。で、本人が「読んだ」となったときに、じゃあちょっと質問するけど、と、やるんです。

     もし、さっぱりまだできていない、というなら、面倒ですが、その文章をコピーして、親も横でいっしょに黙読して同じように線を引いて… という作業を同時にします。で、本人が「読んだ」といったときに、親子二人で答案をつきあわせて、ここ線引いたほうがよいよ、この指示内容わかったかな? 「事後相談」してから設問に取り組む、と、もっていきます。

     めんどうでも「ていねい」に進めていくのが国語は早道になります。量で押し切らずその分ゆつくりていねいに… ここであせるといけません。

     何か追加質問があればどうぞ。

  4. 【2706469】 投稿者: 親子でもがく国語  (ID:567IzStivBk) 投稿日時:2012年 09月 30日 15:22

    しろくまさま



    台風襲撃で勉強日和となりましたが、なかなかはかどりませんね・・・。
    高槻過去問のアドバイスいただき、ありがとうございました。
    心情⇔行動・事実では解けないようで、上には上があるのかと少しへこみました。
    しかし、まだ間に合うとのお言葉をいただきましたので、
    さっそく「私型」の物語問題をピックアップしました。
    引き続きよろしくお願いいたします。

    さて、9/16に質問させていただいた内容につき、下記の逆質問を受けておりました。

     >お話の「要約」の問いとはどのようなものですか? 単純に説明的文章を読ませ、最後の設問に筆者の言いたいことを100字以内でまとめよ、というような感じのものなのでしょうか。
     また文学的文章だとすると、あらすじをまとめる、というものなのか、心情をまとめなさい、というようなものの50字くらいのものなのでしょうか。


    要約は、文学的文章(物語)で、あらすじ、心情ともにまとめるのが苦手です。
    「外の人」ブログを参考にして、下記の問題を本人に解かせました。
    本人の回答をつけますので、ご指導のほど、よろしくお願いします。

    近中標H23年度用P94の5/立命館中H22年
    問4:本人答え「無理やり笑顔を作り、救う方法がなかったことを知られまいとすること」
    マス目無しノートのせいか、字数オーバー(32字>30字)ですが、やはり、もう一歩です。

    問6:本人答え 白紙回答
    「源太の家は父親と二人暮らしである。~~隆史の自慢話は源太の心を深くえぐっていたのだった。」のあたりには、しっかり線を引き、このあたりなんやけどなーと説明してくれたので、脳みその中では、なんとなくわかっているのでしょうが、自分の言葉で短く表現できません。


    近中標H23年度用P126の⒔/花園中H21年

    問5:本人答え「おばあちゃんと「一緒に暮らす」ことと、時々「遊びにいく」ということは、違うからおばあちゃんもちょっと違うのかと不安になった」
    日本語としてつながっておらず、恥ずかしいです。模範解答・解説を見ると二つのうち1つは拾い出せているようですが、「わたしの全体を知って・・・・」の部分が拾い出せていません。


    普段の会話でも、すらすらと言葉が出てこず、あれ、あの、えっと~が続出し、語彙が本当に少ないです。
    語彙が少ないので、説明的文章は、かなりきついので、まずは物語から始めています。
    説明的文章は、改めてご相談したいと思います。

    それでは、ご無理のない範囲で、アドバイスいただけますと幸いです。
    よろしくおねがいします。

  5. 【2706615】 投稿者: まゆまま  (ID:xHWEKL3PtxM) 投稿日時:2012年 09月 30日 17:23

    しろくまさま

    お忙しいところ早速のアドバイス、どうもありがとうございました。
    一番の問題は本人のやる気がなかなか出てこない、というところなので
    アドバイスいただいた「できているところを大きく評価し、マイナス点は伝えない」といったことを肝に銘じ、
    実践していきたいと思います。
    又黙読時間の測定とブロック読みをこれから実施し、独り立ちへのステップを踏んで行きたいと思います。

    ひとつ質問させていただきたいのですが、1文章1設問とあったのですが、
    現在毎日二つの文章題(論説文)を丸々すべての設問を解く形でやっているのですが、
    すべての設問を解くよりも1文章1設問に限った方がよいのでしょうか?
    全部の設問を解かせる代わりに1設問にして逆に文章題を4つ読ませる、といった形の方が効果が出るのでしょうか?
    せっかく文章を読み込んだので、ついつい全ての設問に答えさせたいと欲張りな気持ちがわき起こってくるのですが
    それは遠回りになるのでしょうか?
    よろしくお願いいたします。

  6. 【2706667】 投稿者: 便乗させてください  (ID:odZB8JDo3mI) 投稿日時:2012年 09月 30日 17:59

    しろくま様

    早速お返事いただきありがとうございます。

    8月は各教科にテーマをおいて勉強できていたはずが、9月は運動会など行事に流されあっという間に終わってしまいました。
    9月の模試は算数アップですが全体的には横ばい状態、偏差値で言えばもう5〜10欲しいところです。

    算数は現在平面図形、立体図形、伴って変わる水量をもう一度基本に立ち返り、参考書を頼りにゆっくりやリ直しました。
    やはりこれらの単元にもコツや裏技があり、それらを理解することによってかなりの難問が解けるようになりました。
    東大寺だけでなく受験する予定の他校の過去問もはさみながら11月半ばまでやっていくことにいたします。

    国語については塾任せできてしまいました。
    大手塾模試偏差値50〜60あたりをうろうろしています。
    漢字、文法については塾でかなりの量をやってきましたが、長文については相性の悪い難しい文が出ると撃沈することもあり、家庭でももう一度しろくまさんのやり方でやってみようかと考えています。
    残り3−4ヶ月家庭でできる事、アドバイスがあればお願いいたします。



    しろくま様のおっしゃる通り、親は『冷静に目標(テーマ)を決めて勉強を進めること』が大切であると再認識いたしました。
    11月半ばまでは焦らず、冷静にやっていこうと思います。

  7. 【2706690】 投稿者: しろくま  (ID:19yDnIyAAU2) 投稿日時:2012年 09月 30日 18:18

    「親子でもがく国語」さま

     すいません。今、神戸のホテルに泊まっておりましてね。「近・中・標」の平成23年のものがちょっと手元になくて… もうしばらくお待ちくださいな。
     他の方への回答を先にしてしまうご無礼をお許しくださいな。

  8. 【2706705】 投稿者: しろくま  (ID:19yDnIyAAU2) 投稿日時:2012年 09月 30日 18:27

    「まゆまま」さま

     もちろん、すべて解く演習は必要です。どうでしょう、二本立てにはできませんか? ある時間帯、あるいはある曜日は「通し」の演習、まとまった時間がれないが一定の時間30分程度時間が確保できる、というときには「一文章一設問」という方法ではどうでしょう。

     今日はこれでいくよ、今回のテーマはこうだよ、というように何かしぼると子どもは思考しやすくなります。苦手な文章は「一文章一設問」で、わかる文章、興味があるものは「通し」で、というような形でやってみるのも効果があがります。
     理解のための学習と、模擬演習、というのは秋以降は並行していく、というのがよいと思います。

     何か追加質問があればどうぞ。

あわせてチェックしたい関連掲示板

学校を探す

条件を絞り込んで探す

種別

学校名で探す