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【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

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  1. 【1999002】 投稿者: どうしたら  (ID:m2yy9e7Uz5I) 投稿日時:2011年 01月 31日 13:58

    しろくま様 お久しぶりです。お元気にしておられるようで何よりです。
     さて、またまた悩みごとができ相談させてください。
    この悩みは以前からあったのですが、子供はこんど新小6となりあと受験まで1年となりました。その子供の勉強に対する構えというか考え方に対して悩んでおります。
     毎日塾の宿題プラス3月にあるテストに備えて今までの復習をやっているとかなりの勉強時間となりますが、いまだに自分で勉強をどう進めていけばよいのか分からず、取り合えず
    私が「ここやっておいて」と勉強の量を決めてやっています。
    以前にもあったのですが、昨日は遊んできた後で学校の宿題のみやろうとしていた子供に「読解問題と漢字と・・・やっておいて」と夜させていましたが、どうも読解問題は答えを丸写し?と思ったので「答えみた?」と問うと「あの問題分かったから見てないよ」と返してきました。
     しかし、再度問いただすと「みた」と認めました。
    こんな事が何回あったか、そのたびに「分からないならあけておいて」といっても『お母さんに間違えると怒られるし・・」と思ってしまうのか答えを写してしまう。
    そして最初「見てない」と嘘つく・・・
    だから答えは隠しましたが、つい隠し忘れるとこんな感じです。
     昨日も「なぜ?」と聞くと「間違えても怒られ答えを写しても怒られ僕はうつけ者だ」と泣き出しました。私にも非があり怒りすぎているのでしょう・・・
    どうしても勉強をみて何度も何度もやってもわからない・・・悲しいというか「なんで?」と思ってしまい怒ってしまう。 
     私も「せっかく勉強しているのにこれでは身につかず時間がもったいない」とおもわずにはいられないのです。学校の宿題は自らしますが、塾となるとどうもまだ受験の実感がなく、子供が現段階で入れる学校ですが、これからが本番なのに大丈夫なのか、悩んでおり
    ます。
     厳しいご意見があるかと思いますが、しろくま様の経験からどうかアドバイスとこんな駄目な親に少しの励ましをお願いします。お忙しいところ本当に申し訳ありません。

  2. 【1999006】 投稿者: 成績のび太?  (ID:qzWR9oINrU.) 投稿日時:2011年 01月 31日 14:06

    しろくまさま

    早速のお返事ありがとうございました。
    受験の験が間違っていました。訂正します。

    「失うもの」とつい書き込んでしまいましたが、
    少し軽率でした。受験をさせて本当によかったと今は思えます。

    受験勉強を始めた頃には全く考えていなかった学校でしたが、
    制定品の購入、入学者の集まり等に出席し、
    ここにご縁があり、ここで6年間学校生活を送れる
    喜びがひたひたとわいてきています。

    今後またしろくまさまに質問等させていただく場面もあるかと
    思いますが、そのときはよろしくお願いいたします。

    お会いして直接結果報告とお礼を申し述べたいところですが
    残念ながらそれが叶いません。
    まずは骨休みに、それこそ温泉でもと考えています。

    しろくまさまはまた悩める保護者さまにアドバイスを続けて
    いかれるのでしょう!しろくまさまと受験生を抱える保護者さまを
    これからも影ながら応援させていただきたいと思います。

    本当にありがとうございました。

  3. 【1999063】 投稿者: 初手天元  (ID:wUoFRdEBXW2) 投稿日時:2011年 01月 31日 15:03

    浜のスパイ様

    はじめまして。現在、こちらのスレ主となっている者です。
    あなた様がお書きになっていた、六甲クラスから甲陽を目指した息子を持つ母でもあります。
    結果的に、合格することはできませんでしたので、
    やはりまだ今は母子共に悲しく、さまざまなもの思いの中におります。
    エデュも、しばらく見ておりませんでした。
    しかし、今たまたま、あなた様の書き込みを拝見し、突然で失礼かとは存じましたが
    是非お願いしたきことがあり、参りました。

    特殊ケースにてこちらに理由を書き込むことはできませんが、
    我が家は限られた条件下での志望校選定・受験準備を強いられておりました。
    また、本人が強く甲陽を志望し、親もまたそれを認めましたので、
    客観的・成績的には六甲受験が最適であったのでしょうが、
    あえて苦難の道を行きました。
    しろくま様がそれをおすすめになったわけでは決してなく、
    我々親子がどうしてもその道を選ぶなら、と
    少しでも目標に近づける道をアドバイス下さったに過ぎません。
    ですので、まったくしろくま様に落ち度のある事柄ではございません。
    夏からの経緯を御存知であれば、それは明白な事実とお認め頂けるのではと存じます。

    私が感じたままに申し上げますと、
    あなた様は、私などよりよほど受験全般においてお詳しい方なのでしょう。
    しろくま様とは御意見をを異にする部分がおありで、
    この度、それを表明なさったのですね。
    匿名掲示板である以上、それはしばしばおこることであり、避けられないことでしょう。
    自由な意見交換をする場では、当然のことかもしれません。

    しかし、エデュ内でも、こちらは「特殊な場」ではありませんか?
    「しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう」という名の通り、
    中学受験に迷い、悩み、困り果てた保護者達が、
    しろくま様に「是非とも」とお願いしてお招きし、御相談に乗っていただいている場なのです。
    他スレとは違い、基本的には意見交換の場ではなく、
    しろくま様の非常なる善意で成り立っているスレッドなのです。
    もうパート6になるこのスレがここまで続いていることは、
    このスレの価値を自ずから証明していると言えるのではないでしょうか。

    他の方がおっしゃっていたように「宗教的である」とか、様々に御意見はあろうかと存じます。
    個々人の御意見を否定できる権利は、私を含め、誰にもないでしょう。
    ただし(形式的であれ)私がスレ主であり、このスレが「特殊な場」である以上、
    こちらで、しろくま様に対する個人攻撃のごときご発言は、どうか御控え頂きたいのです。
    毎日、相談者の方々のために本当にたくさんのプライベートなお時間を割いて下さっているしろくま様に、
    私を含めた多くの読者が感謝していることと存じます。
    こちらへの中傷的ご発言の書き込みに、胸を痛める者の数と同じです。
    どうか、我々の意を汲んで御配慮をいただきたく、心からお願い申し上げます。

    受験や掲示板に詳しくもない、一介の愚かな母にすぎない私ごときが
    見知らぬ方に偉そうなことを申し上げ、大変失礼申し上げました。
    どうかお許しください。

  4. 【1999080】 投稿者: ふらふらこ  (ID:OSMpUpl1D8M) 投稿日時:2011年 01月 31日 15:21

    しろくま様

    久しぶりに質問させていただきたく来てしまいました。
    個別に通う新5年男子です(もう5年なんですね・・・ほんと時がたつのは早いです)

    何度か集団塾の体験もしましたが、結局本人の希望により
    同じところに通っています。
    大手塾の全国模試なるものを受けてみましたが
    結果は散々でした・・・。
    本人はくやしいと泣き、やるぞーとやる気もみせております。(母は泣いてる暇ないでーと非情でした。)

    前置きが長くなりましたが、そんなことがあった割には底辺の質問お許しください。

    1.しろくまさんは常に”先に勉強、後にお楽しみを・・・”と言ってこられましたが
    うちはできておりません。
    がんばって遊ぶ前にしていく!とやったこともありますが
    集中力は遊び後にするときのほうがずっといいのです。
    ”5,6年になったらそうはいかんよー”とは言ってありますが、
    やはり逆転させたほうがいいでしょうか?

    2.理科、社会は今のところ塾の教科に入っていません。
    理科は5年中盤から、社会は受験科目によって考えましょうとのことです。
    しかし、本人もやっていきたいというのでその旨伝えると
    塾のテキストを先渡しするので、家でやっていってはどうかと言われました。
    それでいいのかな?と思うところもあるのですが、
    方針に従うとして、家庭で進めていくのに何か注意点ございますでしょうか?
    (まだテキストがどんなものかわからずに質問しています・・すみません)

    3.算数ですが、復習にテキストをもう一度やりなおしています。
    できない問題もたくさんあるので、二回しようかと思っています。
    (答えを書き込む前に全ページをコピーしたので
    一度目はコピーに、二度目はノートに貼ったものを・・・とするつもりですが)
    塾に相談した時には”テキストの性質上、進んでいくにつれて同じようなパターンが
    難しくなっていくので、復習としては間違ったところを一度やり直すぐらいでいい”
    と言われました。でも間違ったところは復習でも間違うことも多いので
    もう一度したほうがいいのではないかと思っています。
    ただ類題にしたほうがいいのかとも思います。
    この方法はいかがでしょうか?

    4.これは直接勉強と関係がないかもしれませんが・・・。
    私は子供に自分で、一生打ち込める(大げさかもですが)職業を見つけてほしいというのが
    一番の願いです。
    中学受験はその選択肢をなるべく広げるためのステップだと考えています。
    目標の学校を決めるため、やる気を起こした時のためなどなどに
    ”可燃物"のお話されていたと思いますが
    職業に関しての”可燃物”はどんなものがあるでしょうか?
    職業一覧の本なども一考でしょうか?

    お忙しいところすみませんが、アドバイスいただければ嬉しいです。
    よろしくお願い致します。

  5. 【1999182】 投稿者: しろくま  (ID:G0vEoEdX2QU) 投稿日時:2011年 01月 31日 16:48

    「5年女児の母」さま

     まず、お子さんには、お子さんの心の中で、いろいろ悩みが累積していたのだと思います。

     ある程度、お勉強ができるお子さんというのは、基本的に心の中で「そうは言っても自分はかしこい」という「軽度のうぬぼれ」があるんです。
     というか、これは必要なことですよね。「ん? なのにこの問題は解けないぞっ」と、なると、それが起爆剤になって、「解いてやる」という意識が生まれて前に進む…

     早期の取り組みは、学習内容も先取りしますが、同時に「できないもの」「知らないこと」との接触回数を増やすことにもなります。お子さんによっては、「できない」体験が、ちょっとずつ累積してしまい、

     やる→成果が出る
     やらない→成果が出ない

     というシンプルな世界ではなく

     やっても、成果が出ない(出にくい)

     が、続いてしまい、自分が実はかしこいのではないか… それがどんどん白日のもとにさらされていくのではないか…
     そういう「思い」にとらわれてしまう、という場合が出てきます。すると、「やらない」という行為に及べば、

     やらないから、できない

     という結果によって、自分は「あほなのではない、やらないからできないだけなのだ」と「安心」できるんです。

     屈折した心理に思い悩む日々を続ける子、出てきます。

     勉強はしたいが、その成果を確認されたくない、という思いは子どもにはみんなどこかにあるんですよね… (中学行っても学校大好きだけれどテストは嫌い、という子は基本的にみんなそうです。成績発表されたくない、順位をみんなに知られたくない、あほだと思われるのがいや… だったら勉強しろよっ というのはついつい親が圧力をかけてしまう言い様ですが、なかなかに子どもの心理は複雑です…)

     さて、そういう場合の「突破口」はいくつかあります。いかのいずれか、あるいは組み合わせで考えてみてください。

    A 何か1教科だけのお勉強はしっかりと続けさせて、あえて他の教科はいっさい(むろんしばらくの間だけ)させない。
    B 成績にはいっさいこだわらず、「時間の軸」の確立だけを徹底させておく
    C 部屋の整理整頓、プリントの整理は、本人にまずはやらせてみて、できなければ有無を言わさず親がぜーんぶやってしまう
    D 春休み、短期集中的に家庭教師をたのんでみる

    Aに関して
     一度、しっかりと本人と話して、少々大胆ですが、何か好きな1教科だけ、しっかりやろう、という話をしてみてください。どれでもよいのです。他のことはいっさいお母さんは口出ししない、やりたければやったらいいし、やらなくてもかまわない、でも、この教科だけはちゃんとしていこう、という教科をつくってみる、ということです。
     つまり勉強は放棄させない、でも、「何か」は持続させておく、という「幹」の確立です。

    Bに関して
     「あれもこれも」「あれもしないとこれもしないと」と、ついつい親は子どもにせまりすぎるときがあります。とりあえずは、生活の時間の管理を徹底しましょう。これは何も勉強に関してだけではありません。遊びも勉強も、何時から何時まで、しっかりきめて、風呂・食事。就寝・起床の時間はブレさせない、という作戦です。
     「朝も決まった時間に起きなくなってしまった」と、お話しされていますが、そういう部分は、お母さんもたいへんかもですが、ビシっと譲らず、ルールを確立しましょうよ。

     さらに積み重ねるから、子どもは実行しにくいんです。朝早くおきて、勉強して、宿題して… と、延々何かが重ねられていくイメージを払拭してやってください。まずは、朝起きる、決まった時間に寝る、の生活習慣に関しては口うるさくせまって、「その次」はまだ、もう少し先で、としておくのも大切です。

    Cに関して
     本人に片づけなさいっ と、まずはせまります。で、できない場合は、片づける指示を細かく設定してください。まずは机の上、次は床の本を本棚へ… などなど、小刻みな目標設定で片づけさせる…
     ところが、それでも怠惰から片づけられない子は、もう、お母さんがぜーんぶ片づけてしまうんです。本人が触るな、動かす名、などは一切無視してケンカも承知で一回やってしまうんです。
     プリント類の整理なども本人にさせる前に、ますせ、親がやってしまう… 整理された環境と整理された素材で勉強したら、気持ちもよいし、やりやすい、と、本人にまずは気が付かせることが大切です。

    Dに関して
     こちらから、「この教材を用いて」と主導権を握る形で、学生のバイトでもかまわないから家庭教師の短期集中利用も可です。ご本人の行きたい中学出身者で、この教材をやってさえもらえれば、あとは遊んでもらったり、話相手になってやったりしてください、という「ゆるーい」感じの家庭教師で、一対一の関係から勉強を再スタート、というのもうまくいく場合があります。

     お父さまが、大手塾にもどすことを提案されているのは、やはりスケールメリットのひとつ、中学入試をめざす環境の大切さを考えられているんだと思うんですよ。
     しろくまもその考え方には賛成できるところ… でも、今すぐに、と、やっても、適応しにくい状態だと思うんですよね。復帰するにしてもその前のいわば「リハビリ」は大切じゃないですか。
     その意味でも、A~Dのいずれか、あるいは組み合わせで、取り組み再開、というのでどうでしょうか。

     まぁ、本人は、勉強そのものに取り組むことは楽しいようですので、まだまだ見込みアリ。ここで全面撤退させると、かえって後に本人の後悔をまねくところでもあります。
     新6年の授業は、入試がすめば始まるのは昔から変わりません。ただ、しろくまの時代は3月が統一入試でしたので、一ヶ月早いだけでしたが、現在はずいぶんと前倒しになっています。
     でも、「春休み」までにA~Cのいずれか、「春休み」にD、というのは、それなりに有効だとは思います。

     再度、「ほんとうに中学入試はするのね?」とひとおしした上で、ちょっといろいろ提案して、本人に選択させてみてください。
     蛇足ながら、三日坊主の子どもは、取り組み方を10種類用意すれば3×10=30日で、30日坊主にできますよ。
     何か1つの方法にとらわれる必要はないですからね。

     何か追加質問があればどうぞ。

  6. 【1999231】 投稿者: しろくま  (ID:G0vEoEdX2QU) 投稿日時:2011年 01月 31日 17:38

    「どうしたら」さま

     しろくまは元気にしておりますよ。

     しろくまの友人のアイデアマンの理科の講師が、何かのときに、おもしろい話をしていました。

     は虫類・両生類や鳥類は、卵で子どもを生む。
     は虫類・両生類は産みっぱなしで育てないものがほとんど…
     でも、鳥類は、卵で産んで、そうして育てる…
     ところが危機に際しては、卵を放置して逃げることが可能で種の保存がはかられる…

     ところがほ乳類は胎盤で子ども育てる
     危機に際しては、逃げ遅れることもあり、その点、母子は「運命共同体」である
     他の生物よりもほ乳類に「母性」が強いのはそのためで、ヒトにおける母親の愛の由来はその一体化にあるんだろう
     
     オスは危機に際して戦う機能に秀でている
     理由はかんたんで
     オレはこの場で死ぬ だからおまえらは生きろ
     父親の愛の由来は自身の身をけずって母と子を生かせることにあるんだろう

     父親が子育てを、「教育はおまえにまかせているっ」だから「仕事に専念してるんだっ」と放置してしまうのは生物学的には根が深い問題かもしれません。
     母親が子育てを、あたかも自分のことと重ねるようにして考えてしまいすぎるのは生物学的には根が深い問題かもしれません。

     「どうしたら」さまは、ついつい、お子さんを胎内にもどす形で一体化しようとしておられますよ。
     胎内にいるときの子どもの愛し方と、産み落としてからの愛し方は違うのです。

     親子の入試は四様です。(ただし、どれがよいのか、の話はいったん抜きで)

     子どもの入試=親の入試
     子どもの入試>親の入試
     子どもの入試<親の入試
     子どもの入試≠親の入試

     「間違えるとお母さんに怒られるから」「解答を写してしまった」と、子どもが白状している点で、失礼かもしれませんが、とりあえずは、お母さん自身の反省項目を整理していかないといけませんよ。

     このままでは、子どもの入試が親の入試になりかねません。

     いや、お怒りになるのをやめろ、という話ではありません。お怒りのポイントを違う部分に変えれば問題はありません。

     生活の軸に関して、それが不規則になったり勉強開始の時間の約束事が守れなかったり、という点は、厳しくしてやるべきで、むしろこれは

     勉強「で」けじめをつけさせる

     という教育の一環にもなりますよね。習い事すべての教育効果の1つですから…

     お母さんが、「大枠」(学習計画)をつくって、本人に「これとこれをやりなさい」と指示することは大切で、何もまちがってはおられません。この時期(小6の夏休み前まで)は、「達成度にはけちをつけずに」「指示にしたがって始められた」という部分の評価に重きをおいてやってください。中身はともかく(点数はともかく)、まずは、勉強に取り組んだ、というところでOKとしてやりましょう。
     
     あと、しろくまがよく言うことは「遊んでから勉強」はさせず、「勉強させてから遊ぶ」というように「順番」をしっかりと守らせていきましょう、ということです。これは、何もすべての教科から始めなくてもよいですよ。たとえば「算数は」ときめておかれて、

     「あれ、算数だけは、お母さん、えらい厳しいなぁ」

     という感想を植え付けることからスタートでもよいんです。そんなことをしたら、他の教科を疎かにしますっ と、お思いかもしれませんが、できるところからまず1つキッチリさせる、という「突破口」をつくるほうが実際には学習の効率を高めますよ。「それができるんだから他もできる」という話に持ち込めますからね。できるようになって気分が悪くなる子はいませんからね。
     
     いぜんに「4S」の話をしましたが、その1つ「誠実」は、後々大切なポイントになりますから、「嘘はつかせない」ということは大切です。でも、嘘をつかなくてはならなくなるほど、追いつめるのはいけません。
     勉強に関しては、「怒らないから正直に情報を伝えてね」ということは言い含めておくことは大切です。

     「学校の宿題は自らします」

     という点をちゃんと評価してやりましょう。それができるんですから、塾のお勉強にそれが広がらないわけがありませんよ。そうなることを「阻害」する状況をついつい親が作ってしまっている場合もあるんです。

     「受験の実感がない」

     という部分ですが、それは、ある意味、塾のお仕事です。いろいろな情報がこれから子どもに与えられて、周囲の子どもが具体的な志望校を口にするようになると、お子さんにも違いが出てきます。

     「これからが本番なのに大丈夫か」

     とは、受験親がよく口にするセリフですが

     「本番はこれからなのだから大丈夫です」

     と、ひっくり返してお話ししておきますね。「これから」を焦ると、「いま」を見失いますよ。

     漢字は、まぁ、書きとり+答え合わせ、というのは自然な流れです。
     読解は、「模範解答からの逆流法」でよいではないですか。最初から答えを教えてやって考えさせる… 答えを考えることを強要するから国語嫌いになります。答えがなぜそうなるかを考えさせるほうが子どもは苦痛を感じません。
     
     何か追加質問があればどうぞ。

  7. 【1999271】 投稿者: しろくま  (ID:G0vEoEdX2QU) 投稿日時:2011年 01月 31日 18:16

    「ふらふらこ」さま

     新5年生… ときの流れは速いものですね… しろくまのように歳を重ねますと、一年はあっとい間です。
     でも、子どもは、あんがい、長く感じているものですよ。小学校の6年間、ずっとずっと小学生が続くのではないか、と、思えるほどなのに、中学3年、高校3年の計6年間の短いこと…
     この短さは、親のみならず、本人も感じる速さです。

     でも、小学生は、やはり小学生なんですよね。時間の浪費にもムダを感じず、自分のやりたいこと、好きなことを優先させてしまい、まだまだ時間はあるさ、と考えて、「わかっちゃいるけどやめられない」…

    1に関して

     これは、しろくま主義の1つです。遊びを先にしますと、ついつい「わかっちゃいるけどやめられない」となるわけですよ。あと5分だけっ これがすんだら、あれをやったら、と、どんどん後ろにズレこんでいきます。
     「優先順位」の重みを知る意味でも、ここは是非、(低学年から)徹底してほしい仕込みどころ…

     ただ、いきなりの大転換、でも、かまわないのですが、(他の方にもお話しいたしましたが)「まずは算数から」というように、何かの教科1つは徹底させる、というのでもよいのですよ。
     算数の勉強に関しては譲らないわよっ という姿勢があってもよいのです。へんな話ですが、他の教科で「譲る」ことをうまく加味していくのも有効です。
     なんでもかんでも、と、子どもを追いつめてはいけません。「まぁ、今日は先に○○をしてからでもよいか… でも算数のときはそうはいけないからねっ」の一言があってもよいわけです。
     そんなことをすると、他教科を軽くみるのでは、と、ご懸念があるかもですが、子どもは「できるとうれしい」のです。成功体験は他にも飛び火していきます。
     全部にすべての原則を押しつけて沈滞するよりは、何かはしっかりとさせていく、そうして「自分はできる」という体験を積み重ねてやるほうがよいのです。小6になるときまでに「すべての教科がそうある」ようにしていけばよいのですからね。

    2に関して

     本人がやりたい、ということを削いでやる必要はありません。
     ときに受験に際して親が失敗することは

     本人がやりたい、ということは、負担になるのでは、と削減する
     のに
     本人がやりたくないっ、ということは、負担になっても、削減しない

     という、「ねじれ」を発生させます。

     やりたくない、という場合は、精査して「やるべきことだけはしっかりする」という方針で
     やりたい、という場合は、ざっくり考えて「まずはどーんとやらせてみる」という方針で

     ですから、変な言い方ですが、一度作為なしに、本人のやりたいよーにやらせてみましょう。それが少々非能率でも、受験に関係無いところに脱線しようと、まずはやらせてみる…
     で、また、状況をしろくまにお伝えいただければ、整理してさしあげますよ。

    3に関して

     いやいや、せっかくですから、そのノート作りはしていきましょうよ。二回する、のは、まちがいではありませんよ。やりましょうよ。
     ただし! それを「いつやるか」を変えればよいんです。塾の先生のおっしゃるよーに、まずは、塾の「流れ」にそってやっていく… で、「二回」する2回目は、極論を言えば、ずーーーと後ろ、小6になる春休み、あるいは小6の夏休みくらいに、タイムカプセルのように保存していてもよいではないですか。
     べつに「何をやっていいかわからない」と、なったときに取り出して、はい、これやろうか、でもよいですよ。素材作りは続けておいて、いつやるかは、状況に応じて…

     「かくあらねば」というとらわれから離れてみてください。

    4に関して

     これは大切なことですよね。何から始められてもよいですよ。たんに今はそれらに関して子どもは「無知」なだけ。
     いろいろなお仕事があって、いろいろ深いところでつながって物事は成り立っているんだ、ということが、わかれば大成功ですからね。
     ひとつのコツは「目に見えていない部分の仕事」に気が付かせるところからスタートです。

     浄水場や下水処理場などの施設見学ができるところがありませんか? 人の知らないところで、こういうことが機能しているから、世の中が動いているのだ、ということを知ると、当然、「目に見えている部分の仕事」に関する興味も格段に広がっていきます。

     京都の「伝統工芸品」作りなどを見学させるのもよいですね。何もそういう仕事をみたからといってそういう仕事を選択する、ということになるわけではありません。
     え… こんなものに、これだけのことがこめられているのか… ということを知る機会を与えてやる、というのは「職業観」を深めます。

     仏教哲学的に申し上げるなら「縁起」を知ると、つまり、すべてのものはそれだけでなりたっていない、ぜんぶつながりがあるんだ、という視点を持てると、職業、仕事の大切さを深く知ることができます。

     こんな感じでどうでしょうか。何か追加質問があればどうぞ。

  8. 【2000132】 投稿者: 感想  (ID:.RbnSK0ii8Q) 投稿日時:2011年 02月 01日 10:42

    子供の中受を終わってからの感想です。

    浜で小学5年最レ算数を取れない、もしくはVに定着できないなら、浜は向いていない。

    子供の成長には差があるのだから、潔く高校受験に切り替えるか、もっと緩い塾で基礎を固め、最後の追い込みで過去問に集中すれば良かった。

    浜は灘に余裕で合格させるためのカリキュラムを組んでいるので、それ以外の学校受験者には無駄が多い。

    しろくまさまはどう思われますか?

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