最終更新:

3546
Comment

【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

返信する

管理者通知をする

マイブックマーク

  1. 【2000235】 投稿者: おやじ  (ID:4O8YQktlg/U) 投稿日時:2011年 02月 01日 12:14

    小4の息子のことで何度か相談にのっていただきました、おやじです。


    今回もその息子のことなのですが。


    記憶力がないといいますか、日常生活からの知識の吸収効率が非常に悪く、
    とまどっています。


    例えば、小学生新聞を読んでいるのですが、
    1ヶ月ほど前、「アウン・サン・スーチーさんの記事」をじっくり読み、
    軟禁状態ってつらいだろうね、大変だね、などと親子で何気なく会話したとします。


    ところが先日、クイズ番組で、スーチーさんの写真とともに
    「アウン・○○○・・・」と書かれ、「この方のお名前は?」という
    問題が出たのですが、「知らん!見たこともない!」と平然と言うのです。
    「え?新聞で見たよね?アウン・サン・何とかさんだよ?」
    と聞いても「わからん!」というばかり。


    「思い出せない」ならまだしも、全く知らないというので驚きです。


    このように、日常生活で話したことや経験したことが全く頭に入っていません。


    マンガで名作を見て、「面白かった~!」と言っていたと思ったら、
    1ヶ月もすれば、登場人物の名前さえ、すっかり忘れている。
    「そんなん見たっけ?」となるんです。


    因みにポケモンの名前などはすぐ覚えますし、塾での成績もよいです。
    塾で暗記しなくてはならない、となれば暗記もします。


    こんな息子にどう対処すれば日常の経験が知識となって定着するようになるでしょうか?

  2. 【2000335】 投稿者: しろくま  (ID:a.v4DmcyLv6) 投稿日時:2011年 02月 01日 13:34

    「感想」さま

     入試後の「後悔」は、人によってさまざまで、いろいろな形をともないます。

     子どもたちが、大学に入って、塾に遊びに来てくれたとき、昔をふりかえって色々話してくれました。

     「中学入試のときが一番勉強していたな~」

     という「感想」をいう子、けっこういました。大学入試のほうがたいへんだろう、と、思うのですが、どーもかれらの「感想」というのはそういうところにあったんですよね。
     おそらく、精神年齢が高くなり、学年も進んでいくと、よい意味でも悪い意味でも「手抜き」ができるように、効率化・省エネルギー化に成功していくんだと思うんですよ。

     「今から考えたら、よーあんなに勉強したなぁ~」

     と、なるんでしょうね。小学生は、とにかく、なんでもかんでもやらされていた、やっていた…

     しろくまの後輩の社会の講師はよく

     「あのときもっとやっておいたらよかったなぁ~」という後悔と「あのときあんなにしなくてもよかったなぁ~」という後悔があるならば、

     後者を「勝利者の後悔」というのだ!

     と、「演説」しておりました。「あのとき、あんなにする必要がなかった」と、いえるくらい勉強すべしっ!

     まぁ、たしかに、「こんなことなら、もっとやっておいたらよかった…」とは、思いたくないですよね。

     「感想」さまの、お話しは、これとはちょっとちがうようです。

    A 子どもには成長に差がある
    B 基礎を固める
    C 最後の追い込みで過去問に集中

     これらは、じつは、しろくまがずっっと言い続けてきたことです。

    ① それぞれの「発達段階」に合わせたことをする
    ② どこの学校にでも通用する7割の部分をしっかりと固める
    ③ 秋以降、志望校に特徴的な3割をしっかり学習する

     塾は、これを、「形」すなわちハード面で準備しようとしています。

    ① 能力別クラス編成にしている
    ② 通常の授業はいろいろな学校の問題に対応できるものにしている
    ③ 志望校別特訓を設定している

     たいていの塾は、この「形」となっています。問題は、この「形」にどんな「魂」を入れるのか…

    ①に関して

     能力別クラスになっているのだから、それに応じた授業をしなくてはならない… もちろん、そのクラスにいる子たちも、ほんとうならこれをしっかりと受け入れないといけないんですよね。
     こんなクラスにいては灘に行けないっ とか、このクラスではだめだっ ではなく、まずは、そこでの理解をしっかりとふまえる。
     「基礎」は2相で、

     「人によって求める基礎は違う」
     「基礎はかんたんなこととはかぎらない、むずかしくても基礎はある」

     「基礎とはかんたんなことではなく、大切なこと、必要なこと」ということです。

    ②に関して

     特殊な学校でないかぎり、しろくまは、通常の講座をしっかりと勉強していたらたいていの学校には対応できると思っています。ところがついつい、学校の名前や看板に負けてしまって、あれもこれもと色々手を出してしまい、平常の授業が疎かになってしまうと、なかなか模試の成果につながらなくなります。
     しろくまのいた塾では、創設者の方が「応能主義」をうるさく言われ、英才教育を根幹に据えておられましたから、「できるやつはな、いくらでも勉強したらよいんだ、どんどん難しいことを教えるんだっ」とおっしゃってましたよ。
     で、平常以外に、「最高レベル」という冠をつけた講座なんかも用意され、資格制限を設けて勉強させていきました。資格があれば、そこで勉強すればよい、無いなら、受けるな、ということでした。

    ③に関して

     しろくまの時代、よく、保護者の方からきつーい言葉をたまわりました。灘の子だけが大切だろっ 他の学校のことは手抜きだろっ などなど… でも、志望校別特訓では、それぞれのスタッフがチームを組んで、各コースが競い合うように塾生の合格にむけてがんばっていましたから、女子のコースの担当者たちは、「男子ばっかり優先している」と言われるのが腹立たしく、ずいぶんといろいろなことをやって特殊性を出していました。

     さて、お話の「現在」ですが… 正直、わかりません。
     (一昨年の小6の浜の公開テストは、あるきっかけで目にすることがありましたが、それっきりです。)

     浜にかぎらず、すべての塾に対して、いろいろ虚心で眺めればよいと思いますよ。しろくまは昔の人間ですから

     能力別クラス編成+通常の講義(算国理)+(社会)+志望校別対策

     これが用意されている、ということは大切だと思いますし、申しましたように「通常の講義」はどこの学校にでも通用する7割の涵養が目的となっていなければならない、と、考えています。ですから、この通常の講義内容が、どこか偏った学校のものに焦点がしぼられていたら問題であって、そうでないなら、何も問題はない、と、考えています。

  3. 【2000355】 投稿者: しろくま  (ID:a.v4DmcyLv6) 投稿日時:2011年 02月 01日 13:54

    「おやじ」さま

     どうでしょう、程度の差はむろんありますが、小4から小5にかけての男の子って、わりとそんな感じだと思いますよ。

     いろいろなことにものすごい勢いで興味を子どもは持ちます。でも、吸収力と保水力は別の問題で、ものすごい勢いで情報を手に入れて、ものすごい勢いで子どもは排泄していきます。

     口と同じくらいの広さで底が抜けているみたいです。

     でも、ポケモンの名前は忘れない… 理由はかんたんで、頭で反復する機会が得られているからですよね。使ったり遊んだりを通じて「繰り返し」ができているんです。
     しろくまの時代もいましたよ。ウルトラマンに出てくる怪獣すべておぼえているって子が… 重量から足の裏の形まで… 出身の星からどんな得意技を持つかまで…(「ウルトラ大百科」みたいな本があって、子どもたちはけっこうそんなものを全巻そろえて持っていたんですよね。ポケモンなんかもそんなふうになっているんじゃないでしょうか。楽しみながら反復できる素材がたくさんある…)
     でも、そいつ、記憶力がよいのかと思ったら、先週講義で話したこと、スカっと忘れてましたから。
     そいつは、ひどかっですよ~ 小4でも教えて、小5でも教えて、小6でも教えたのに、おなじネタの同じオチで、初めて聞いたような顔して笑うんですから… つねに「新鮮に」物事に向き合っていました。

     記憶力とは反復力です。

     よく、ものおぼえがよいねぇ~ と、いわれる子は、たったイッパツでおぼえている、というより、いろいろな形で頭の中で繰り返しているんですよね。

     もちろん、日常の経験も、定着してほしいところ…

     まぁ、もしも、お時間があれば、の話ですが… そういう子の場合は「発表型」学習をおすすめします。

     たとえば、ポケモンの何かについて、お父さんに説明してよ、図とか表とかつけて、なーんて言おうものなら、ものすごくうれしそうに説明してくれるんじゃあないでしょうか。

     塾の素材でも、むろん日々の話のできことでも、ちょっと調べてお父さんに教えてよ、と、言うてみられてはどうでしょうか。他人に説明するために集めた情報、というのは、その集め方に頭を使うので、定着率は高くなります。
     
     あきれるかもしれませんが、おっしゃるようなアウンサン・スー・チーさんの話のときのように、時間がたったらすっかり抜けている、ということは度々あるでしょうが、そういうことを繰り返していくこともまた大切です。
     あまり作為的にいろいろなさらず、「発表」の機会をあたえてやってください。

     なんだかちゃんとした回答ができなくてすいません。

  4. 【2000430】 投稿者: ふらふらこ  (ID:OSMpUpl1D8M) 投稿日時:2011年 02月 01日 14:58

    しろくま様

    早速のお返事、ありがとうございます。

    1に関して
    毎日、国算を何種類かのやり方ですすめていますので
    アドバイスをふまえて
    徐々に逆転していきたいと思います。

    2に関して
    週末などに理社する時間をきめておいて
    本人に任せてみます。

    ここに書かれていたことは
    身につまされました・・・。
    確かに勉強だけでなく、日常においても
    やってしまいがちです・・・。

    3に関して
    私の中で「二回目」も一巡したら
    またするという連続の形でした。
    一度目の復習で分かっていないようでも
    それはチェックでとどめておくと
    解釈していいのでしょうか?
    全部を一回でできるようにする必要はありませんよーと
    塾でも言われたのですが・・・。

    4に関して
    なるほどーーーと何度もうなずきました。
    その観点を親が持っているかどうかで
    見学やお出かけががらりと変わるような気がします。
    また家族でどこか行ってみます。

    本当にアドバイスありがとうございます。
    自分の観点と違う方には考え直す機会を
    与えていただいてると思っています。
    私にとってはしろくまさんはそういう方なのだなと
    改めて思いました。

    そして新たに質問させてください。
    5国語に関してです。
    「中・近・標」を2日に分けてしています。
    一日目は読んで話の流れをつかむ、
    二日目は教えていただいたやり方で内容を読んでいく。
    という感じです。
    説明文のほうが好きらしいのでそちらからしていますが
    指示語などは流れの中でわかるようです。
    大事な文に線を引き、指示語を口頭で答え、著者の言いたいことは
    こちらがこの辺にかいてあるよなーと言うて、おしまい・・・。
    としているのですが、要約など書く作業に持って行ったほうが
    いいのでしょうか?
    今の時点で上記のような進め方と
    「一問一答」ではどちらをしていくほうがよいですか?
    そして「一問一答」の設問選びがどれも重要に思えて
    なかなか選べません。
    アドバイスをどなたかにされているでしょうが
    お教えいただけたらうれしいです。

    またまたよろしくお願い致します。

  5. 【2000432】 投稿者: どうしたら  (ID:m2yy9e7Uz5I) 投稿日時:2011年 02月 01日 15:03

    しろくま様  貴重なアドバイスを本当にありがとうございます。しろくま様の書き込みを納得しながら(なるほどと、うなりながら)読んでいました。
     確かに親の私がこどもに干渉しすぎていたのは、自分でも感じており『私がこんなに教えているのに何で要領が悪いの?」と思い怒ってしまっている部分はその都度反省してまた、怒りの繰り返しでした。子供にとっては苦痛だったのですよね。
     {怒る部分は別のところ}なんですよね。それに子供が答えをみて嘘をつかれているのにも、「今後こんな調子で嘘をつくと駄目な人間になる」と心配から余計に怒っていたのです。そんな嘘をつかせるまで追い詰めていたのかもしれません。
     改めて自分が子供に対しての接し方を考えさせられました。ありがとうございました。
     ところで国語は通信で読解問題をまとめと解答を添削という形で昨年からやっており、かなりテストでは点数があがり、安定していますが、塾で国語をとっていないので私が文法は教えています。子供も読解のまとめが面倒らしいのですが、力がついているのは目に見えているので続けています。
     算数もグループでは、宿題も多く進みが速いので個別でおせわになり基本のみ何度もやっています。志望校のことを先生に話したら「これくらいでよいのでは?」といわれやっています。
     理科と社会についてですが、理科では以前しろくま様が「植物とめだか・・に絞ってやったほうが、広く浅くより深く狭く・・がよいのでは・・」と書いていたと思います。(夏ごろでした)
    塾の先生も「ここだけは出たら絶対はずさない箇所を作る」と言われました。
     そこで質問ですが、理科は今人間のつくり?のところを何度かさせ次に植物をやらせていこうと思いますが、他の部分は広く浅くでよいでしょうか?
     塾の先生の「絶対はずさない箇所」ばかりやっていると、他の部分が出たときに不安で
    すると全部になりかねないのですが・・・
     また、社会においても地理や歴史、特に歴史は細かいところまで覚えられず、まとめテストのように範囲が広いと点がとれません。いろいろな時代と絡められると難しいようです。どのように進めたらよいのでしょうか??
     
     

  6. 【2000438】 投稿者: おやじ  (ID:4O8YQktlg/U) 投稿日時:2011年 02月 01日 15:11

    しろくまさん


    抽象的な質問に、具体的に答えてくださり、ありがとうございます。
    なるほど、発表の機会ですね。
    そう言われると、私に「教える」機会があるときはうれしそうに話しますし、
    とても効果がありそうです。
    ちょっとした機会を見つけて、あまり気張らずに発表させてみようと思います。


    あとは4,5年の男子なんてそんなもの、とある程度割り切ることも大事ですね。


    息子だけではない、と知っただけでも随分安心しました。


    ありがとうございました。


    また質問させていただくこともあろうかと思いますが、
    どうぞよろしくお願いいたします。

  7. 【2000654】 投稿者: 感想  (ID:6/JahF41yI2) 投稿日時:2011年 02月 01日 18:22

    しろくま様

    どうも解説ありがとうございました。

    うちの子は頭の体力が無いというか、長時間勉強に耐えられないので、そもそも中学受験に向いてなかったのだと思います。親の判断ミスです。

    少し休息させて、中受の癖(難問はすぐ捨てる、パターン暗記で解こうとする)を抜いてから親がしっかり勉強を見て行こうと思います。

  8. 【2000733】 投稿者: しろくま  (ID:6CJgqmhkYXM) 投稿日時:2011年 02月 01日 19:21

    「ふらふらこ」さま

     3に関してですが… はい、それでよいと思います。ようするに、「反復」は、すぐ直後でなくとも、ずっと後ろでもかまわない、ということです。

     5に関して… じっくりとりくんでいただけて、しろくまはうれしいです。もちろん、説明文からでよいですよ。まずは本人の好きな分野から。
     もっともっと、いろいろしろくまが入試問題を探してきて、みなさんに「こんな文章、おもしろいですよ」と、読んでいて楽しいものをたくさん提供できたらよいのですが、ちょっとこの場ではやりにくいところです。
     (『近・中・標』が、改訂されれば、また、同様に続けたいですし、小5用の『近・中・標』も出ているので、それを使ってまた、小学生のみなさん向けに、「しろくまの授業」もできたらなぁ、とも思っています。)

     いま、やられている方法をしばらく続けていく過程の中で、本人から進んで、「ちょっとまとめてみようかな」となってくれたらしめたものなんですけれどね。きっとそうなってくれるような気がします。
     ちらっ、と、ちょっと要約してみる? と、言うてみてもよいですね。負担感のないように、本人がやる気があって調子が出てきたときあたりをみはからって言うてみてはどうでしょうか?

     このあたりは、はい次、さぁ次、と、執拗にやらせない、という、うまくタイミングをみてやってほしいところです。

     1文章1問題は、春休みあたりに持ち越してみてはどうでしょう?

     いまの時期は、とにかく国語嫌いにしない、ということが第一目標でまいりましょう。楽しいな、と、思ってくれたら大成功です。

     何か追加質問があればどうぞ。 

あわせてチェックしたい関連掲示板

学校を探す

条件を絞り込んで探す

種別

学校名で探す