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【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

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  1. 【2797566】 投稿者: 国語の苦手な息子を持つ親  (ID:IZ6RJImxg8U) 投稿日時:2012年 12月 21日 01:50

    しろくま様
    このような書き込みをしたことがないので勝手がよくわからないのですが、受験まで日がないので、わらにもすがる思いで書き込んでいます。

    夏休みまではそれなりの成績をとっていて、「第一志望校の大阪星光は大丈夫、東大寺を目指して頑張りましょう」と塾の先生にも言われ続けていました。が、二学期に入ってから、落ちる、落ちる、成績はダダ下がり。子供と塾にまかせっきりにしていた私が悪いのですが。真っ青になって、なんとかしなければ!と思っている次第です。
    算数と理科に関してはわからない、というわけではなく、とにかく遅い。もともとすべての行動が遅い子供なんですが、塾の先生には「常に早く、早く、となんでも早く行動させるようにしてください。」と言われました。が、性格なんて言うものはそれほど変わらず、あまり変化は見られません。私のほうが 日々の生活 急かしてばかりという状況に根を上げてしまっています。

    国語に関しては、話にならないくらい悪く、どうしてこんな点数を取っていて塾の先生は大丈夫っていえるのだろう??って思います。ただ、ずっとできなかったわけではなく、以前の公開模試で最高偏差値67を記録したことがあります、が、最近では下手すれば40代!ってこともある次第なんです。
    どうか、あと少ししかありませんが、大阪星光の入試に向けて私にできることがありましたら、特に国語の点数が ほんの少しでも上げる方法がありましたら、教えてください。過去問は塾で何度もやってはいるようです。時々、よい点数を取ってきて嬉しそうに話していますが、この前の大阪桐蔭のプレ入試の問題はなんと49点でした。
    普通の点数が取れるように、してやりたいです。どうか アドバイスをよろしくお願いします。

  2. 【2797888】 投稿者: 算数があきらめきれない母  (ID:Tk6mTk1AvVU) 投稿日時:2012年 12月 21日 13:56

    336ページでご相談させていただきました
    小5年男子の母です。前回もご親切なメッセージをいただきまして
    ありがとうございました。その後も国語は低迷しておりますが、
    今回は少し違った観点から息子の弱点を見つけることができましたので、
    しろくまさまにご相談させていただきたいと思い投稿させていただきます。

    12月以降塾のカリキュラムが詩に入り、文章量が減ったのか
    喜んで取り組むようになりました。もともと、絵を描くことが好きな
    子供ですので、詩は好きらしく、短歌、俳句の解釈も、文語の意味を
    取り間違えなければ問題なく解釈ができていました。
    詩の方もイメージができあがるようで、解釈そのものは得意なようです。
    詩の試験がありましたが、こちらはやはり分量が多く、 平均点まで
    届きませんでした。

    詩をやり始めてわかりましたのは、文章量が多い=情報量が多いと
    頭の中でまとめあげることができず、解釈に時間がかかっているという
    ことでした。詩や短歌・俳句はどれも文字情報が多くなく、頭の中で
    構築しやすいとのことでした。。。

    そこで、思いついたのは、息子の場合、文章を理解する方法が、ちょっと
    他の人と違うのではないか、、、ということです。
    私の場合は、徹底的に言葉で説明し尽くすという方法で文章を読んでいますが、
    (おそらく国語の文章を読むときにも多少はこのような能力は必要であると
    思うのですが)息子の理解の方法とは異なり、無理をさせてしまったのではないか
    と思うようになったのです。
    言葉で説明しようとするあまり、素直に受け止めるだけの部分も、必死で
    まとめあげようとする。そのため試験で時間がかかり、
    単純な指示語も「ひねりがあるのではないか」と思って、直前ではなく
    遠い部分のものを答えてしまう。。など。

    家で答えれば記述を含めて9割は正解できているのに、
    試験になると、自分は読むスピードが遅く、「まにあわないのではないだろうか」
    と思ってあせってしまう⇒集中できない状態で答えを書いてしまう。
    という悪循環に陥っている部分があるようです。
    自宅では1題20分、読むスピードも主観的時間のもとで、計測しても
    20分ちょうど良い程度あるいは長文ならば1問解けないで残る程度で終えています。
    何度も、この状態でやればよいから、、、と申しているのですが、
    試験になると、お隣のペースが心配になってしまう。

    結局、たどりついたのは、読解のスピード(息子の場合は、解釈に要する時間を短縮する)
    を上げることではないかということになりました。
    ところが、現在の息子の読み方の方が「文章中でかかれていないことをよく理解できる」
    というのです。おそらく記述でも抜き出しなさい以外の自分の言葉でまとめる問題
    に正しく答えられないかもしれないというのです。

    現在、電話帳を利用して(2010年度のものです)、段落まとめの練習をしています。
    1文章すべてではなく、ランダムに段落のまとめのみに集中するという方法で、
    段落は、序論の部分であったり、具体例を挙げている部分であったり、結論であったりと
    いろいろで、できるだけ短時間でその段落の重要部分を言うという方法です。

    頭の中で1文1文すべての文章の関係を結び付け理解していましたので、
    1段落の中でも意見と例がある場合は意見のみを取り出す、
    できれば見出しが付けれるくらい短くできればよいという練習です。
    できなければ、大事な1文を取り出すこともありです。
    重要な部分がなければ「この段落は、具体例のみがかかれている」で終わります。
    (もう少しできるようになれば、具体例から意見を考えさせてもよいかと思っています)

    前後関係を断ち切って、段落から重要なことがらのみを取り出すということを
    目的としていて、息子のまとめる速度をあげようとしています。
    この方法ですと、記号問題はすごく簡単、だけど記述ではうまく答えられない
    と悩み始めてしまいました。

    塾のテストでも問題文が難しかった出題では、平均を越えていましたので、
    息子の方法は時間さえ気にならなければさほど悪い方法ではないと
    思うのです

    息子には「いままでの丁寧な読み方が一番大切なのだけれど、時間の中で答えなければ
    ならないからね。ていねいに読まなくても良い部分は、もっと楽に読めるように
    した方がいいよね」と話しています。

    上記の方法は、手さぐり状態ではじめたのですが、しろくまさま、このような方法で
    少しは息子の読むスピードに対する不安を取り除くことはできませんでしょうか。
    あるいは他に何かよい方法はありませんでしょうか。


    志望校は愛知県の336ページでお話ししましたが、愛知県の東海中学、
    この地方では息子の得意な詩、俳句、短歌の出題はほとんどありません。
    得意科目は算数(ミスが少ないので得意なだけで、難問はまだ手をつけていませんが
    特に速さの分野と比が得意、図形はさほど得意ではありません)、
    そして理科のうち、力学(計算がからむ問題はスピードが速く得意です)。
    ものごとを順序立てて考えることが得意です。文系科目のまとめる作業も
    嫌がりません。

    どうぞよろしくお願いもうしあげます。

  3. 【2798197】 投稿者: 初心者  (ID:VL.T.dfOokA) 投稿日時:2012年 12月 21日 20:45

    悩んでいる時に、「ピピ様」や「パエリア」様が同じような質問して下さり、何度も読み返しました。

    うちの子も「どこどこ?少女5年生」です。

    しろくまさんのおっしゃるように、「鉛筆な~い」から始まって、
    始まったかと思うと、「あれ~、けしゴムどっかいった~?」

    こんな調子ですので、始める時には、既に終わる時間になってしまっている状態です。

    プリントの整理も、準備も本人にやらせなくてはと、ついガミガミ言ってしまいます。

    肝心の学習すること以外でも、ガミガミ言ってしまい、シメの言葉は、

    「このままやったら、あんたの人生、物、探してるだけで終わってしまうよ。」

    しかし、「親がやってもよい。」
        「高校生まで、OK!」
    その言葉を聞いただけで、なんだか肩の荷が下りたようで、すこし優しくなれそうです。

    ある受験生のお母さまの、「私はプリントの整理ぐらいしかしてあげられなくて。」と言うコメントを読んで、「あ、有りなんだ。」と思いました。

    こちらのお母さんは、息子さんなので、そのあたりは、女の子の親とは少し違うかもしれません。


    すこし優しくなったところで、気を取り直し・・・、

    こんな娘、もちろん始める時間も遅ければ、宿題を終わらせるのは至難の業です。

    本来なら、冬期講習も受けに行きたい所ですが、テスト直しも全く出来ていないので、それどころではありません。

    そこで、質問なのですが、
    しろくまさんのおっしゃるように、このように遅い子には、
    「終わる時間を守らせる。」
    ということなのですが、やっと集中しきて、「もうちょっとやらせて~」っと言ってきた場合はどうすればよいのでしょうか?
    せっかく集中しているのにもったいないような気もします。
    ちなみにいつも計っているのは30分です。(もちろん、どの教科も終わりません)

  4. 【2800287】 投稿者: とまと  (ID:TRXapEoqkpA) 投稿日時:2012年 12月 24日 14:17

     しろくま様
    はじめまして、現在小4の男児も持つ母トマトと申します。
    終了組のお母様に息子の事を相談していましたら、しろくまさんの事を
    教えてもらいました、その方も当時はお世話になり息子さんは充実した学校生活を
    送られており感謝されていました。

    そこで私も相談させてください。
    勉強の事で無く、塾の事なのですが
    現在は予習シリーズを使用する塾に通っています、その前にNの灘特に通っていましたが友達に誘われての入塾テストで希望受験ではありませんでした、それまでの家庭学習と言えば学校の宿題程度の息子は、拘束時間の長さと、勉強量の多さに嫌気がさし退塾、私もはじめての事で毎週のテスト、結果、テスト直し、塾弁に疲れていましたのですぐに辞めてしまいまい、拘束時間の短い現在の塾に転塾しまた。

    先日塾の面談でお母様が構いすぎとご指摘があり、これから一切構わず見守って下さい!との事でした
    先生のおっしゃりたい事は分かります、自分から進んでしないといけない、母親があれこれ指示すると
    自分で出来無い子になってしまう、等子事だと思います

    その後、息子をほっておくと、案の定宿題忘れで授業に入れず塾に行き宿題をしている状態です
    この状態がかれこれ3週間、先生に状況をメールするのですが返事も無く、授業を受けれてない事も連絡も無いので、私は悶々としている状態です
    今が忙しい時期であるのは分かっているのですが、他塾からも声を掛けてもらっているので気持ちが揺らぎます、子供は今の塾が良いと転塾は希望していません。

    授業にも入れず塾で宿題をする(予習シリーズですので宿題が予習になっています)事に塾代を払うのも・・・
    息子がやらないといけないと理解しやりだすと良いのですが、このまま変わらず過ごす事になったらと思うと
    どうしていいのかわからなくなってしまいました、しろくまさんでしたらこの様な時どうされていますか

    気持ちが整理出来ず、まとまりのない文面になってしまいましたが宜しくお願いします。

  5. 【2800340】 投稿者: 笑顔で終わりたい  (ID:XT56YmjkY3w) 投稿日時:2012年 12月 24日 15:29

    しろくまさま

    先日は温かいお言葉ありがとうございます。

    実はその後の模試で、算数が急降下しました。灘や甲陽がうけるテストでは平均点なのに、それより点数がとれるはずのほうのテストが今迄には考えられない結果でした。
    親子で落ち込み、再度考え直しました、

    しかも、昨日子供が半泣きで、テストで実力が出せないと、落ち込んでました。

    志望校変更の提案が、かなり気持ちに動揺を、与えていたことに確信しました。
    子供は、何度か確認した時に、六甲がいいと強く言わなかったのですが、本心はそうだったのかもしれません。

    ちなみに子供はおとなしいタイプではなくなんでも言うタイプです。

    いろいろ考えて、もう一度六甲に向けて頑張ることにしました。
    併願校は、どこも、魅力的な学校です。

    とにかく、親子とも悔いのない入試に出来るように頑張るつもりです。

    お礼のお返事が遅くなりまして、申し訳ありませんでした。
    また、何かアドバイスお願いしてしまうかもしれません。
    その時は、厚かましいですが、どうぞよろしくお願いします。

  6. 【2803197】 投稿者: しろくま  (ID:YWvxhKy9x42) 投稿日時:2012年 12月 28日 08:24

    「みるく」さま

     レスがたいへん遅れてしまい、申し訳ありません。

     入試、というのは、本来、どのような状況でも「楽勝」ということはないものです。長く勉強してきたことが、たったの一日の一回で評価されてしまうという実に「理不尽な」ものです。力を出し切れないものだ、というのは大前提で、その入試でその子の力すべてが評価されないものなのです。
     が、しかし… それでも、それが制度なのだから仕方がないもの…

     だから、合格しても不合格になっても、何度も申し上げるように、それが成功とは限らず、それが失敗とは限らない、長い人生の中の「一つの選択」にすぎないものだ、という大きな人生設計の中の一コマ、と理解して受験はしなくてはならないものなんです。

     余計な話から入ってしまいました。すいません。

     さて、親和も海星も、たとえば算数などに関しては「不合格にさせてやる」ための問題はほとんどない、と、お考えください。また、男子の灘・甲陽を看板にしている塾の模試も、親和や海星に通じる(合否を判定できる)問題はおよそ半分くらいしかない、と、理解しておいてもよいと思います。
     この時期、とくに九月以降の模試を「すべて」理解し、またこれらの学校の合否の判定材料に用いてはいけません。
     まず、過去の模試を志望校の、担当の算数講師に見せて、「これは不要、これはできないといけない」という整理をしてもらってください。
     残りの短い時間、そういう問題しかもうやらない、というつもりで学習を勧めましょう。
     理科に関しては、塾などから暗記物の整理プリントなどももらっているかもしれません。この時期は、志望校の担当の先生がくださった、女子向けの理科に力を入れるようにしてください。
     物理化学系では、電気(豆電球)やテコ、ものの燃え方や水溶液の性質の易問は目を通すようにしてください。
     理科の回復が単純に得点の積み上げになることは確か… ただ、塾の模試の理科ができないだけで、いわゆる女子中で出る理科は得点できる可能性が大です。
     実際の過去問の理科はかならず塾にまかせず、お母さんの目の前で本人に「目を通させて」本人の感想を聴取してください。
     たびたびしろくまが紹介する英俊社の「近・中」の小五の理科の易問はかならず、ざっとさせてこれを易問流しにしましょう。おそらくこの分野で失点しているはずですから。

     算数はもちろん、塾に来てでのお勉強でもかまいませんし、家では計算練習、ということで問題はありません。ただ、これも親和と海星の過去問をみてください。計算力を問う、というより、素直に算数の理解を問うものが多いのです。
     模試の短い文章題などをやらせて計算練習を兼ねさせる、という方法のほうがよいとお考えください。海星の場合は、速さと水問題に関しては、やや難のものにもあたらせておきましょう。

     国語は、親和は基本的に「書かせる」ということです。解答欄もマス目がほとんどないパターンで、説明しなさい、という基本的な国語の問題です。まるで中学校の定期考査のように…
     親和のものは、読めばしっかりと書かれている内容から解ける設問です。模範解答からの逆流法で十分に対応できます。あと、男子の学校の「関学」の国語も併用できます。こちらは明確に「文中の言葉を使って」というパターンですので、まずはしっかりと読む、という訓練ができます。

     社会も、過去問を三年やっているのでしょうか?

     これも本人の感想を是非聞いて残りの短期の学習に活用したいところです。
     地理は、小五で学ぶ、「産業別地理」をしっかりさせてください。統計なども、塾で膨大な量提供されるものよりも、小学校で使われている教科書に出ている統計とグラフの資料にしぼり、それを最新の統計で確認する、という方法がよいと思われます。
     ただ、今年度は「最新の」統計年の扱いを各学校、どうするか、むずかしいところです。つまり、東日本の大震災で、農業、水産物統計が大きく変化していて、「最新」のものにしてしまうと従来の日本の国勢とは違う姿が描かれてしまいます。説明会などで社会の先生が何かおっしゃっていませんでしたか?
     あるいは塾の社会の先生が何か情報をつかんでいるはずです。何せあと少しの期間ですから能率的な社会の学習が必要です。
     
     トップギアになかなか入らない子は、丁寧に、車の扉を開けるところから手順通りスタートさせてやる必要があります。
     つまり、本人がかんたんで、解ける実感を得られる易問からスタートしていく、ということです。何もいまさら悠長な!という手法ではないですよ。
     志望校別の学習が始まった段階で、難問などに当たりすぎて、考える時間が長く、おのずと演習量が減少してきているため、「やっているわりにミスが多い」というのがこの時期の症状になります。
     なかなか本人にやっていて成果が出ている、という実感がないため、トップギアに入らないだけです。車は、いきなりトップギアからスタートできないもの。生きている子どもならばなおさらです。

     もうあと少し、しっかりとお子さんを支えてあげてください。
     何か追加質問があればどうぞ。

  7. 【2803207】 投稿者: しろくま  (ID:YWvxhKy9x42) 投稿日時:2012年 12月 28日 08:39

    「理科の過去問対策」さま

     大切な時期にレスが遅れてしまい、本当に申し訳ありませんでした。

     「理科の問題は何が出るかわからない」

     というのは確かにそうなのですが… 

     「試験問題も難しいので、特に対策しない」

     というのはどういうことなのでしょう? 少しとまどってしまう塾の先生のお話です。

     80点満点中、40点、つまり半分しか得点できていない、というのならば、半分得点できているところです。その半分「得点できている部分」をしっかりと磨きをかけて(おそらく本人が好きな分野)、年内はそこの「できる分野」の問題をしっかりやらせましょう。これは入試問題を用います。
     英俊社の「近・中・標」の理科から、その「できる分野」の問題をどんどん解かせてください。
     「ものの燃え方」「水溶液の性質」「光合成」「人体」の四つは早急に取り組んでみましょう。また、なぜかこの時期、「植物」を忘れている子が多いのです。なぜでしょうか、昔から、暗記物では植物がすこっと抜けているんですよね。(理科が得意、と、思っているお子さんでも、一度植物をさせてみてください。え? 今頃そんなの忘れているの? ということになりますから)

     そこからスタートしてみてください。

     それから理科や社会に関しては、過去問でとれるだけの力をつけられなかった教材はもう何度も復習させない、というのが原則です。本人にとっての「効果なし教材」と認定して、別のものを利用しましょう。お子さんは三教科受験、ということなので、理科の教材を何周もするのはもうやめましょう。それが効果がなかった、という意味ではなく、高槻の問題に関しては50%の部分をおさえる教材だった、とお考えください。

     何か追加質問があればどうぞ。

  8. 【2803224】 投稿者: しろくま  (ID:KYsina2Km9A) 投稿日時:2012年 12月 28日 09:08

    「国語の苦手な息子を持つ親」さま

     たいへんレスが遅れて申し訳ありませんでした。

     この時期、スピードを強いる学習は、家庭ではなさらないでください。何度も申し上げますが、「本人のキャラクターに合わせて学習する」というのがもっとも大切なことなんです。

     みんなに適していることが本人には適さないこと、いくらでもあります。
     本人に適していることがみんなには適さないこと、いくらでもあります。

     たしかに入試は時間内に処理しなくてはいけません。制限時間が厳格に存在しているからです。
     でも、時間内に処理できることと、得点できることはまったく別です。

     今の状態を推し進めると、時間内にも結局解けない、ミスも多い、というままで入試を迎えてしまいます。

     改めて、過去問としっかりむきあって、時間のレイアウトを立ててください。
     星光は、過去問をみるかぎり、量と制限時間の関係はほぼ一定で、突然量が増えて制限時間内では無理、という「突風」が吹く年度はありません。

     国語も同様です。まずは、星光の過去の国語の文章を黙読させて、黙読時間を測定してください。
     そうしたうえで、同じ文章を親音読・子黙読で時間を計測してください。

     本人黙読の時間が、親音読・子黙読の時間よりも、多くかかっていたなら、以後の国語の文章題は、すべて、親音読・子黙読でやっていきます。
     逆に速い、とすると、むしろ「読み飛ばし」がある、と、かえって怖いことだ、と、認識してください。
     理解できるスピードで読む、ということがもっとも大切なことなんです。
     星光の記述問題は、本文に書かれている内容をしっかりと理解すれば必ず解答を導き出せる問題です。
     速く解かなくては、と、強いられて、読み飛ばしがおこっている可能性があります。とくに六月、九月の模試で、がたっと国語が落ちていませんか? これは量が増える(長文に加え設問の設定がやや複雑になる時期)こと、本人の語彙を超えた難しい文が出ている、という時期に該当します。
     それをきっかけに「遅い!」「テキパキとやれ!」「スピードアップだっ」と迫りすぎた結果です。
     それによって伸びる子もいれば停滞する子もいるのです。
     この時期ですから、ある程度、スピードを上げるのは大切なことですが、申しましたように、本人が解ける速度でしっかりと得点させていく、というほうがよい場合もあるんです。

     「まずは」年内、時間を強いない国語の学習から入り、時間制限も、これを何分でしなさいっ という客観的時間制限ではなく、何分かかるか測定するね、あなたの読みやすいスピードでやってみて、という主観的時間制限で学習してください。
     この時期に悠長な、と、思わないでください。時間を強いてできないことを何度も進めて「理解力」が低下していく愚にどこかで歯止めをかけないといけないからです。

     日常生活も、急かすのではなく、確実に丁寧にさせる、ということに徹してください。

     そもそも入試の大敵は「遅さ」ではなく「雑さ」なのです。

     速さを強いることは雑さも助長してしまう子もいるのだ、ということは肝に銘じておいてほしいポイントです。

     速くできた、は、日ごろの学習には何の自慢にもならないのです。雑さを無くしていく、ということです。国語のお悩みがクローズアップされていますが、日ごろの生活を急かせてしまうと、ノートの取り方なども雑になり、てきめんに理科の点数も下がります。国語の裏で、理科の失点も増えていませんか? ここも再確認してやってくださいね。

     「外の人」さまが、「しろくまさんのまとめブログ」、というものを作ってくださっています。一度そちらを検索してみてください。
     記述法や、国語が苦手な子のための具体的な方策がまとめられています。

     しろくまがよく言う方法なのですが、兵庫県の関学の国語、そして女子中ですが親和中の国語、それから神戸海星の国語、というような流れで一度やってみてください。
     すべて親音読・子黙読で。

     それから、星光の過去問の長い記述題は「模範解答からの逆流法」でやってみてください。
     模範解答を先に教え、この問題の答えはこうなのだけれど、どうしてこうなるのか、考えながら読んでいこうね、この答えがこうなる理由はどこを読めばわかるかやっていこう、と、進めてください。

     説明文の場合は、まずは指示語の指示内容がわかって読んでいるかどうかがポイントです。ここが文脈が構成されている場所。指示語の指示内容を抜き出して並べるだけで、だいたいの文章の概略、つまりあらすじが浮かびあがります。読み飛ばしの最大の原因は、指示語が何をさしているかわかっていない、というところにあります。

     とりあえずは、できるところからスタートしてまいりましょう。国語だって追い上げがきく教科です。国語はやっても伸びない、というのは妄言ですよ。やってないから伸びない、のです。

     何か追加質問があればどうぞ。

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