最終更新:

3546
Comment

【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

返信する

管理者通知をする

マイブックマーク

  1. 【2027637】 投稿者: 中辛アッチ  (ID:N1B5U7Nob9w) 投稿日時:2011年 02月 19日 00:05

    しろくまさま

    お疲れのところ、ありがとうございます。
    イヌイットさまも、ご丁寧にありがとうございます。
    今日明日に解決しようと思っていませんので、心身共に余裕のあるときにお返事いただければ
    大丈夫です。

    さて取り急ぎ、ご質問の件に回答いたします。

    読んでいる本は、本人が読みたい本ですが、シリーズものではありません。
    2週に一回、図書館で読みたい本を借りたりしたものを読んでいます。

    読みたいという本は、公文の国語で問題文として引用されていて「続きが読みたい」と思った作品
    が多いです。

    選ぶ本の難易度?はバラバラで、『こぶとりじいさん』のような、あっという間に読める作品から、
    『ふしぎの国のアリス』などまで様々です。
    先月は、岡田淳さんの作品を結構好んで読んでいました。

    寝る前に本を読むのは幼少のころからの習慣なので、「これがどうしても読みたいから読む」
    というよりは、「寝る前だから本を読もう。今日はこれが読みたいな」みたいなスタンスな気がします。

    追加質問になりますが、読む速度が遅いように思えるのも、気になります。
    読書量が足りないせいでしょうか?

    しろくまさま、私は質問した立場上一日1回はチェックしていますが、お返事は本当に急ぎませんので、どうかお体ご自愛下さい。

  2. 【2027782】 投稿者: しろくま  (ID:uUyOKEjquzk) 投稿日時:2011年 02月 19日 07:04

    「中辛アッチ」さま

     おやさしい言葉をいただいて感謝いたします。
     しろくまは元気ですよ。酒は控えておりますが、宴席の料理はすべておいしくいただきました。
     夜は早く寝ちゃいますし、朝は早く起きてしまいます~ これは歳のせいですね。

     よいですね。しろくまが申し上げた、生活の軸の中に読書を組み入れる、というのは、そういうところです。

     お母さんが、お子さんが幼稚園のころには読み聞かせなど寝る前にされていたのでしょうね。寝る前にご本を読んでから眠りにつく… 読書の習慣の始まりとしては、よいスタートです。

     図書館を利用する少年、少女、しろくまは大好きです。公営の図書館の児童書のコーナーで、本を探している、そうして熱心に本を読んでいる子どもたちをみると、とても幸せな気持ちになります。

     「公文の国語で問題文として引用されていて続きが読みたいと思った作品が多い」

     これがとくによいです。本と、子どもをどうやってコンタクトさせるのか、ということですが、やはり子ども自身が手にとって読みたくなるのが理想ですが、なかなかそうはいかない…

     でも、公文にせよ、入試問題演習にせよ、けっこう子どもと本をつないでくれる「橋」になってくれますよね。

     あらかじめ、公文でとりあげられている本などを調べておく、もう少し学年が進んでからでもよいのですが、たとえば志望校の過去問をお母さんが先に目を通しておいて、その文章の出典をあらかじめ調べておく… 塾に通うようになったら、まっさきにお母さんがその教材でとりあげられている本の出典を確認する…

     で、さりげなく、そこで取り上げられている本を何冊が購入しておいて、本棚に買っておいておく…

     子どもが教材に取り組んでいる、公文をしている、で、ふと、本棚をみると

     「あ、この話の本だっ」

     と、なれば、その話に興味があろうがなかろうが、子どもは確実にその本を手にとりますよ。
     そうすると、興味のなかった話も、ちょっと読んでみて、本全体に目を通すと、あんがい、その興味のなかった分野のことも「おもしろいかな」と思えるようになる場合もあります。こういう仕込みは是非、しておいてほしいところですね。

     「中辛アッチ」さまの場合、しろくまがお薦めしようとしていた「状況」にほぼ該当されていますので、このままでも何も問題はないと思います。
     読む速度が遅い、というのはあまり気になさらなくてよいと思います。

     低学年の読書大好き少年少女の場合、はやくからお母さんの手を離れてしまい、自分のペースで読書していく、ということになります。むろん、それが悪いことなどまったくありません。
     でも、教材や入試問題を解くときには、学年が上がるにつれて、親音読・子黙読の機会は作っておかれるほうがよいのです。

     その理由は2点あり、1つは、塾などの講義はまず「講師音読・生徒黙読」から入るからです。
     もう1つは、「学年が上がるにつれて」というのがポイントで、お子さんが幼いころに、親音読・子黙読をしますと、親はたいていは、ゆっくりと読み聞かせしますよね。これはあたりまえ…
     で、その段階で、読書好き少年少女は、親から離脱して一人で読みますから、そのときの読書速度が、ベースになってしばらく遅いまま、というときもあります。
     ですから、ふだんの読書は本人まかせでよいですが、教材に関しては「まずはいっしょに読もうか」とさりげなく入って、当該学年に合わせた、場合によっては、大人の読むスピードで読んでやるんですよ。

     いわば「親音読・子黙読」は読書速度のペースメーカー、というわけです。いきなり速くはいけませんよ。ようするに入試までに大人のスピードになっていればよいので、ここはゆるゆる様子をみながら、読書の楽しみの阻害にならないように微調整していきましょう。

     何か追加質問があればどうぞ。

  3. 【2029680】 投稿者: しろくま  (ID:mFJ5yOR.89A) 投稿日時:2011年 02月 20日 19:56

    ~そして、また、入試が始まる~ ⑦ 理科の準備 (その2)

     新6年になると、塾ではいろいろな説明会が始まります。

     しろくまの時代は、秋から(10月から)志望校別が始まりました。でも、現在では小6から志望校別に分かれた講座が始まるところがあるんですね。志望校に分かれて、より早い時期に志望校の対策を始める、ということ…

     何度もしろくまが申し上げているように、入試問題は「どこの学校にでも通用する7割とその学校に特徴的な部分3割」で構成されています。

     ただ、実際には、灘・甲陽となりますと、その「特徴的な問題」の特徴が「難問」という場合があります。言うまでもなく灘・甲陽ですと、算数と理科がその「特徴」となります。

     一転して、女子中は、算数や理科から「難問」は減ります。そうして、毎回その中学で出る問い、その中学ではこれが定番、というものがその「特徴」となります。

     ですから、理科に関しても、女子と男子、志望校によって、対応の仕方は変わります。

     春休みの理科のあり方はどうすればよいのか…

     まず第1は「ノート」です。一度、この時期、お子さんの理科のノートをよくみてほしいのです。算数などは、低学年のころからお父さんやお母さんが寄り添って、いっしょにお勉強、ということがあります。また、国語も、「うちの子は苦手だから一度いっしょに何とかしないと…」と今もいっしょにお勉強をしている、という場合もあるでしょう。
     でも、理科のお勉強、というのは、わりと「親の目の空白」になっているときがあります。

     とくに「本人が好きだと言うているし…」「とくに点数が悪いとは思わないし…」、という場合は、「ま、理科はまかせておいてもよいか」となっていると思います。

     塾で、新小6の説明会などがある場合、弁士となっている講師の「口グセ」に注目すると、その先生の性格がよくわかっておもしろいですよ。
     話の最中によく繰り返される言葉に注目するんです。(昔、「上司の口グセに注目すると出世が早い」みたいなことが書かれたビジネス書がありましたが、その話によく似ています。担当講師の口グセ、繰り返す言葉に注目すると成績が上がる、というわけです)

     たびたび紹介する、しろくまの友人のアイデアマンの理科講師は

     「きちっと…」

     というのが口グセでした。

     「ノートを『きちっと』とる」
     「配られたプリントを『きちっと』整理する」
     「勉強するときは、定規や色ペンを用いて『きちっと』整理する」

     などなど、動作の前につねに「きちっと」という言葉がついていました。

     お子さんのノートをチェックしてほしいと申しました。どうですか、ノートを「きちっと」とっているでしょうか?

     しろくまの時代、理科がたいへんたいへん好きな子がいました。好きなだけではなく、ものすごく得意で、いつも模試はほぼ満点… その子の勉強部屋は、びっくりするほどきれいに片づいていて、親は部屋の掃除をしたことがない、というものでした。本棚の本をちょっと動かしても

     「お母さんっ あの本とあの本、動かしたやろっ」

     と、怒られたそうです。

     実は子どもって「きちっと」する場合、女の子よりも男の子のほうが徹底的にする場合が多いんです。(お母さんよりお父さんのほうがめちゃくちゃビシっと部屋を整理されている方、おられますもんね~)

     余談ですが、灘は生徒の教室、わりときれいですよ~ 本人にあてがわれている棚というロッカー、ちゃんと整理できている子が多い… むしろ女子中の先生のほうが嘆いておられました。なんか、ぐしゃっ と棚につっこんでいたり、体操服も脱いだままの形で床にぼそっと落ちていたりしているって… 灘にいった男の子ですが、お母さんに妹の生活態度を「説教」する場合もありましたよ。

     「あいつ女やでぇ あんな汚い部屋でごろごろしていて、考えられへんっ」

    (すいません、男は、女は、とか、言うてはいけませんよね。しろくまは古い頭なのでついついそんな話を思い出しました。)

     うちの子は、部屋も汚いですが、理科は得意ですよ、という場合は是非、ノートを確認してください。理科のノートだけは(字の汚さは別として)しっかりまとめている、ということになっていると思います。

     しろくまがよくいくお店のシェフの奥さんが嘆いていました。「料理のことは完璧なのに、その他のことはだらしなくてだらしなくて… 自分の部屋はまったく片づかないんですがキッチンだけはビッカピッカ」だそうです。
     こういう子もいるんですよね。職人気質的に理科を勉強していく、という子、います。

     ノートをよくみてほしい、ということですが、この場合のノートは「講義用のノート」です。

     どうでしょう、先生の板書をしっかりと「写す」ことができているでしょうか。
     塾によって授業の展開はさまざまです。演習中心の場合もあれば講義中心の場合もあります。

     演習中心の場合は、いわゆる「テストゼミ」形式で、「演習+解説」になります。(理科は直前の追い上げはとくにこのテストゼミ形式が有効で、大学入試の予備校などでも、この手法が取り入れられています。)
     その解説のときには、「きちっと」ポイントがまとめられているハズです。そこをしっかりと子どもは写しているかどうかが重要です。
     講師によっては、わざわざB5ですむプリントをB4にして、右側を空白にしているものを作成している場合があります。ノートではなく、そのポイントや解法をプリントの右側に書き込めるようにしています。

     ノートに問題の解答に、○や×しか書いておらず、何もポイントがない… あるいは書いていても雑…
     プリントに余白があるのに、そこに何も書いていない、何もメモしていない…

     これは、料金の半額分しか受けていない、もったいない学習ですよ。

     講義中心の場合は、講師の板書をどれだけ「手早く正確に」写しているか、が、ポイントになります。ここでの注意ですが、

     (手早く)講師が板書していくのとほぼ同じ速度で、という意味で、速度を速くする、という意味ではありません。
     (正確に)同じレイアウトで、という意味です。

     ということになります。たいていの場合、講師の板書は2分割方式です。(横長の大教室の場合は、3分割。これは大学予備校などですね。あるいは、上下可動式の板書もあります。ちょっと大学の講義用みたいですが、そういうものを採用しているところもあるでしょう)黒板(マジック使用のホワイトボードの塾もありますよね)の真ん中に線を引いて、左側から書いていく…
     少々余白が大きくなってもよいので、「一枚の板書=ノート見開き」というところから始めましょう。(新しく塾に入る、というようなお子さんの場合には、あらかじめそう伝えておくのがよいと思います)ノートは「ぜたいくに使ってよい」ということです。
     講師が左側から書いていく、それを「話を聞きながら」写していく… 板書の内容、一枚の板書が、そのままノート見開きとなるようにレイアウトする…

     よく、講師が黒板の右側に書き始めているのに、まだ左側をゆっくりゆっくり写している子がいます。これだと、講師の解説が「抜けている」ことになります。少々字が汚くても、できるだけ「授業の波」に乗るようにしていく… ということがポイントになります。
     また、その一因になるのがたびたび紹介している「カラーコピー少年少女」です。

     筆箱というか筆入れというか… 二個とか三個持っている子、いませんか? 一個は、ふつ~に鉛筆やシャーペン、消しゴムが入っているが、もう一個には赤ペンや青ペンだけでなく、ピンクやらオレンジやら「彩り豊かな」ペンがぎっっしり入っている子、いませんか? 

     「あなた手、何本あるのよっ そんなにたくさん使えないでしょ!」

     とお怒りのお母さんもおられるかもしれません。

     講義ノートは、斎藤孝さんの話ではありませんが三色ボールペン一本で十分です。赤・青・黒、で、おしまい。

     しろくまの友人の理科講師は基本的に「三色」でした。白・黄・赤…

     白はフツーですよね。大事な「単語」は黄色で、大事な「説明」には下線に赤を使う…

     これらはかんたんな「板書ルール」です。講師は、自分の板書ルールを最初に子どもに説明する場合があります。それもしっかり最初の講義のときに聴かせるようにしてください。
     (実は「赤」では文字を書かない、というルールをしろくまのいた塾では徹底していました。というのも、男の子の中には色弱の子がいる場合がいて、赤色が読みとりにくいケースがあるからです。新人の塾講師のみなさん、ちょっと注意してやってくださいな。赤は下線を引く、四角で囲む、ということにしか使わない、というルールをお薦めします)

     ただ、理科や社会の場合は、図や地図の都合上、色を使用する場合がもちろんあります。たぶん、色鉛筆などの持参をその都度指示される場合もあるかもしれません。ただ、しろくまの時代とちがって、今はカラーの図版の教材が豊富になったので、講師が板書で色を多用することはなくなっているのかもしれませんが…

     ただ、一歩進んで、自分で板書を写すルールを作って講義にのぞむ、というのもよいですよ。大切な説明は赤、ちょっと大切なのは青、みたいに…
     これができる子は「講師の話を聞きながら」書いている子です。講師も人間ですから、大切なところ、いろいろな言葉のトーンで伝えます。それを聞き取るためには、板書を写すだけの作業をしているとちょっと無理ですよね。

     「先生の話の雰囲気で、大切なところはだいたいわかるよ」

     という子、理科の場合はケッコーいます。講義用のノートが、どのようにとられているか、春休みまでにチェックしてみて、これはアカン、となったら、まず、上に述べたような部分に注意させてみてください。
     塾によっては講義の見学OKというところもあると思います。(新入塾などの場合、学期の最初の講義など、低学年の場合は見学されてどのような進め方か、お母さんもみておく、というのも大切かも…)
     
     次に「配られたプリント類の整理を『きちっと』する」

     ということですが… 塾によってはテキストだけでなく、まとめのプリント、のようなものが配布されます。
     社会と理科がとくに多いと思うのですが…

     整理の方法は色々です。コピーしてノートに切り張りもよいですし、クリアファイルに整理していく…
     しろくまの友人のアイデアマンの講師は、「好きな分野嫌いな分野に分けて整理してください」とよく説明会では言うていました。ざっくり二分して整理、というのもよいのです。

     小6の追い上げの時期だと、もう親が整理してしまってもよいのですが、新小6のこの時期は、「親子でいっしょに整理」というのも大切です。

     へんな話ですが、昔のアルバムを整理していると、ついついあの頃を思い出して手がとまったり、思い出話をしたりしますよね。プリント類の整理もそういう場合があるんです。
     で、いっしょに整理しながらお子さんの話に耳を傾けてみる…

     これは好きなんよね~
     うわっ これはまったく嫌いっ 
     こんなん忘れているわっ
     ああ、やったやったこれ

     などの話で、ああ、この子はここができていない、え、こんなこと忘れている、が、親も認識できるんですよ。ちょっと時間がムダのような作業にもみえますが、整理しながら話をきく、というのは「本人への事情聴取」としては有効なものになります。
     整理の仕方については、是非、担当の理科講師に相談されるのもよいですよ。小4も小5も同じ先生だった、というなら、とくによいですよね。

     さて、最後の「定規や色ペンを用いて『きちっと』整理する」ということですが…

     これは最初の「講義ノート」の話と矛盾するように思われますが

     講義ノートは字が汚くてもよいから「手早く正確に」
     学習ノートは「まるど参考書のように」美しく

     ということです。

     理科の講義が終わる、帰宅する、とったノートをもう一冊のノートに「まとめなおす」ということです。
     ここでは、線などは定規でしっかりと描く、グラフや図表などもコピーして切り張りして、いろいろな色を使用してもよいから整理させる…
     いろいろな色を使って美しくまとめたい少女、いるんですよね。その「思い」は、家での「学習ノート」に注ぎ込ませてやってください。講義ノートはシンプルに、学習ノートは美しく、という指示はしておいてもよいでしょう。

     もちろん、塾によっては、ノートそのものまで用意しているところがあるんですよね。しろくまの時代も、京都にあった某塾さんが、サブノート的な講義ノートや家庭用ノートを用意していました。そういう場合は、この方法でなくてももちろんかまいません。でも、手法は同様で

     「講義のノートは『手早く正確に』」
     「家庭のノートは『じっくりていねいに』」 

     という指針でよいと思いますよ。

     さて、「形」の話がずいぶんと長くなりました。でも、しろくまの友人のアイデアマンの講師は、この部分をとくにしっかりと指導していました。

     理科は、「きちっと」勉強しないといけない。使われている数字や条件はすべて使うし、グラフの読みとりも「きちっと」しないと解けない… ノートも「きちっと」とって、小テストも「きちっと」整理しておく…

     と、「きちっと」という言葉の連発でした。
     みなさんも、説明会での理科講師の口グセ、繰り返す言葉に注目して、学習方法のヒントにしてみてくださいな。

     次回は具体的な「分野」の中身にふれてみたいと思います。

    (次回に続く)

  4. 【2030291】 投稿者: ロゼット  (ID:0kVepsmQLJc) 投稿日時:2011年 02月 21日 10:17

    しろくま様

    早速、アドバイス頂き、ありがとうございました。
    実は、親の方が落ち込んでいて、前に進みたい思いもあり、書き込みさせて頂きました。
    肯定的で、前向きなアドバイスが頂けて、うれしく思います。

    今までは、塾の課題を与えられるまま、こなしてきた日々でしたが、
    たっぷりある時間を自由に且つ、有効に過ごしていきたいと思います。
    ありがとうございました。

  5. 【2030676】 投稿者: ふらふらこ  (ID:OSMpUpl1D8M) 投稿日時:2011年 02月 21日 14:50

    しろくま様

    いつも読ませて頂いております!
    またご意見伺いたくて参りました。

    今回、塾および転塾のことです。
    現在個別に通う新5年男子です。

    先日、志望校が奈良の帝塚山だとはっきりとしました。
    いつになく本気のようで、今まで集団塾の体験もしながら
    今の個別を選んでいたのが、合格できるなら転塾してもいいと言うております。

    そこで質問なのですが、地元の小規模の個別の見極めはどんなところですればいいでしょうか?
    志望校に対してどの程度の情報量や実績が必要でしょうか?
    また実績とは合格者を出したということのみになってくるのでしょうか?

    もし転塾する場合、もうすでに新学年のカリキュラムが始まっている時期なので
    急きょ考えて入れてもらうか、春期講習をきっかけに入るのがいいのかも迷います。

    こんなレベルの高い志望校を持ちながら
    公開模試では偏差値30そこそこでした。
    (そんな成績でよくもまあ・・・と思われると思います)
    塾にも相談しましたが、塾の公開模試なのでこんなもんです。これからです。
    という感じでした。
    本当にこれでいいのか・・・
    親子ともに後悔だけはしたくないので、アドバイスいただければ幸いです。

    よろしくお願い致します。

  6. 【2031142】 投稿者: しろくま  (ID:fMVu90nVz5Y) 投稿日時:2011年 02月 21日 21:06

    「ふらふらこ」さま

     まず、春期講習から入るか、個別の塾に途中から入れてもらうか、ということですが…

     大手の塾の場合ですと、春期講習から入る、というのがお薦めですが、個別や小規模塾の場合は、

     まずは「門を叩いてお話しする」

     というのがよいですよね。

     大手塾は計画表や小テスト、模試などが用意され、「流れ」があります。ぽっと入ってしまうと激流に飲み込まれてとりのこされ感が出てきます。なので春期講習で手ごたえをおぼえながら(それで気に入らなければ通常の講義を受けなければよいわけですし)入塾、というのがよいんですよね。
     大手塾で計画・小テスト・模試のシステムが確立されているところは、能力別クラス編成、成績による毎月(あるいは二ヶ月に一度)のクラス替えがおこなわれる

     「子どもが塾に合わせる」

     ということになりますが、個別は、その子の到達度や目標に合わせて

     「塾が子どもに合わせる」

     ということが可能になりますし、まさにそこがウリですよね。そのときには、前の塾で用いていた教材、小テスト、模試は一通り持参し、「帝塚山」が第1志望なのですが、今までこういう感じできました、と、お見せください。

     さて、ふつう、「実績」というと「数」になります。ところが…

     古い話から入ることをお許しくださいな。
     まず、しろくまの時代ですと、統一入試日が3月にあり、奈良の帝塚山は1月の半ばに入試がありました。男女別学で、男子と女子は難易度が違いました。女子はほとんど前受けしか併願校がなく、神戸女学院や四天王寺を受ける子たちは、ほぼ全員が受験しました。
     男子でも星光ねらいの子は、しろくまがやめる頃には、1月に帝塚山・西大和を受ける、というパターンが塾で用意され、2月に東大寺を受ける、という流れがありました。
     と、すると、星光や東大寺、神戸女学院や四天王寺の実績の「数」が出ている場合は、帝塚山の「数」は出ているんですよね。
     そういう上位校の併願校を「第1志望校」にしている場合、ちょっと「数」は内容を吟味しないといけません。その点、個別や中小の塾だと、四天王寺や神戸女学院の「数」が無くても帝塚山の数が出ている、という場合ありますよね。たとえばそれが奈良の塾だと、神戸女学院を受ける子は格段に少なくなるので、帝塚山第1志望の子で、実績を持つ、とも判断できました。
     それに個別や中小の地元密着の塾長さんですと、わりと気軽に

     「第1志望の合格者数はどれくらいですか?」

     という問いに、あっさり答えてくれたりします。お子さんの場合は、この「第1志望者の合格数」というのが大切になりますよね?
     現在は、帝塚山は日程は三日ほどあるんでしたっけ? 併願も可能な学校ですが、せっかく個別や中小の地元密着塾をチョイスされるなら、第1志望者の数、というのを吟味するべきだと思います。

     で、人数が少ないのですから、「率」というのが次のポイントになりますよね。でも、中小の場合ならば、もともと塾生数も少ないので、率もあっさりと教えてくれたりします。そこでつっこんで第1志望の方の率、というのもお話しいただけるかもしれません。
     一定数の帝塚山第1志望の合格「実績」を持っている中小の塾や個別の場合、先生の「経験」というのも大きい場合がありますよね。とくに連続して毎年毎年帝塚山に合格者を出しているなら、だいたい、こんな感じの子は合格していますよ、という「手応え」は十分持たれています。
     しろくまの時代ですと、大阪には附属中受験のための中小塾がたくさんありましたが、そこの塾長さんは、そういう「判断」がよくできる方が多かったです。それと同様、(偏差値とは別に地元で)帝塚山のように長い伝統と人気のある学校には、中小塾で一定数毎年帝塚山に送り込んでおられる塾はありますからね。

     ただ、帝塚山は、突出して問題に特徴がある、という種類の学校でありません。「良易問」が多い…
     その点、併願受験者も、失点しにくい、という学校なんですよね。
     たとえば、いま「そして、また、入試が始まる」というシリーズで「社会の話」をしましたが、帝塚山はまさにあそこで紹介した「社会の内容」のうち、歴史・公民などは、ほぼ100%該当する学校です。
     そこに社会を絞り込んだ指導をしてもらえて、他中併願者が第1志望校の社会にエネルギーを注いでいる間に、算数や理科に力を注ぐ(国語が苦手な場合は国語の演習時間を確保できる)、という作戦も可能になります。(たしか帝塚山は3科か4科の選択ができるんでしたか? その点しろくまは古い人間なのでわからない部分もあるのですいません)

     「良易問」が多い、ということは「どこの学校にでも通用する7割」の部分の学習を徹底する、という指導から入ってもらうのがもっとも効率的対策、ということになる学校です。ちょっと志望校の対策に入るのに時間がかかるなぁ、と、ちょっとイライラするいう個別や中小の塾もあるかもですが、そこはぐっとがまんして「地力の涵養」に時間をかけてください。ケアレスミスが大きく響く学校でもあるからです。

     ただ、誤解の無いようにしてもらいたいのは、「基礎」=「易」と思うと失敗する、ということです。算数など、難問ももちろん出題されますが、塾で習う解法の延長線上にある、ということで、類題演習をしっかり重ねていけば得点につながる、という種類のものだとご理解くださいな。

     しろくまの領分の国語の話をさせておいてもらいますと…

     問題文の長さは適度なのですが、設問数が多く、「時間のレイアウト」に失敗しやすい場合があると思います。(女子など、とくにふだん得意なのに本番失点、という場合は、制限時間60分にしては多い設問数にちょっとへこたれた場合だと思うんですよね。)お子さんの場合のように男子では、読み飛ばして、しっかり理解しないままに設問にとりかかって「空回り」、ということに注意する必要があります。

     この点は、今度小5、ということですから、あせらず、じっくり、これから十分対応できる、ということで、まずは「塾選び」のための「門を叩く」ということから入られましょう。
     なにより! 志望校が明確になってからの男の子のダッシュはなかなか強いところがありますし、そうなると嫌いな分野、苦手な分野も、しっかり咀嚼してくれる心的状況になりますから、勉強の場に向かわせやすくなります。

     何か追加質問があればどうぞ。 

  7. 【2031884】 投稿者: まる  (ID:xqDy3SFT.vk) 投稿日時:2011年 02月 22日 11:41

    しろくまさま。初めて書き込みさせていただきます。
    小学一年生の息子について御相談させてください。
    将来中学受験をさせたいと思い、SAPIXに一年生のスタートから通わせてまもなく1年がたとうとしていますが、成績が上がらず悩んでいます。
    特に国語の読解力が不足しています。
    漢字の読み書きはそこそこ出来ているのですが、記述問題は全くできません。
    テストの答案をみると、ほとんど白紙か的外れの答えしか書いていません。
    なので点数が取れず、偏差値も40前後といった状態です。
    普段の勉強でも、SAPIXのテキストを音読させて、内容についていくつか質問しても
    「わからない。」
    といった答えしか返ってきません。
    音読していても、ただ字面を拾って読んでいるだけで、内容が頭に入っていないようです。
    読解力をつけるには読書がいいということは、いろいろなところで目にするのですが、息子は小さいときから本を読むのが好きではなく、そのため、読み聞かせもあまりしていなかったということもあるのかもしれません。(絵本を開けば逃げていくような子供でした)
    読解力はすべての勉強の基本になるので、親としては何とか読解力をつけさせて、成績を向上させたいと思っているのですが、何をすればいいのか分かりません。
    しろくまさまのアドバイスを頂けたら、幸いです。

  8. 【2032054】 投稿者: ふらふらこ  (ID:EKZWSqQnkAI) 投稿日時:2011年 02月 22日 13:28

    しろくま様

    早速のお返事、ありがとうございます。

    大手塾はやはり春期講習から入るのがよいのですね。

    私の説明のまずさで少し食い違ってしまったようなのですが
    現在通っている個別でそのままがんばるか
    大手塾もしくは中堅の集団塾に移るかを考えています。

    今の塾の”実績”というものを聞かずに来ました(親の怠慢です)。
    それがあまり重要に思えなかったのです。
    でも今になって”中受はテクニック”
    なんてことが
    気になりだし、相談に来た次第です。

    本当は先に塾と話をしてここにきた方がよいのはわかっていますが・・・。
    志望校に合格者がないとなると、転塾を考えた方がよいでしょうか?

    そこの考えとして、いろいろコースのある学校の場合
    一番上のコースに入った方がよい、もし入れない(少ししんどい)なら
    ランクを下げた学校の上のコースに入るのを勧めます、ということです。

    そのことについてもどう思われますか?

    またまた質問になってしまいましたが、よろしくお願い致します。

あわせてチェックしたい関連掲示板

学校を探す

条件を絞り込んで探す

種別

学校名で探す