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【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

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  1. 【2022648】 投稿者: しろくま  (ID:z.haIVOW9Zs) 投稿日時:2011年 02月 15日 20:31

    「おやじ」さま

     どうしても、親と子どもで、勉強しますと、子どもは気持ちを硬直させてしまう場合がありますよね。これはどうしても仕方がないところです。機嫌よくやってくれるときもあるんですが、ついつい「親子の関係」ですと、甘えや反発などが極端に出てしまって、教師や講師が相手のときとは、反応が違ってしまいます。

     アやからアやねんっ
     これでええねんっ

     ツッパってしまうと、ちょっと修復ができない場合が多い…

     そんな場合は、からんでいく必要はありません。逆に

     ほう、絶対、ウと思うんだね? ちょっとお父さんに、どうしてウと思うか説明してくれるかな?

     と、問うてみる、というのも作戦です。

     お時間があれば、の話なのですが…

     「親子でいっしょにやる」というのは実は「いっしょにやる」わけではありません。実は、あらかじめ、「仕込み」をしておく、というのも大切です。料理で言うならば「下ごしらえ」というものです。

     実際に、チョイスした設問を「模範解答の逆流法」でやっていく場合、親も「あらかじめ」模範解答からの逆流法をやっておくのです。
     なるほど、これは、この部分を参考にしているのだな、これはここから判断してこう導いているのだな、と、一度やってみます。いっしょに親音読、子黙読をしている段階では、すでに親のほうは答えも、それがそうなる理由も知っておく、ということをしておきます。

     そうして、模範解答はこれなんだけれど… と、子どもに話を向けてみます。

     設問によっては、え?? なんでよっ 絶対ウだよっ

     と、なったとします。「ほう、なるほど、どうしてウになると思ったの?」

     と、逆質問します。ここからは子どもきっと色々な反応を示します。

     なんでなんかないしっ そんなんウにきまってるっ! と、ツッパリ型ならば、たとえば、ここにこういう部分があるよ、こっちにはこうあるよ、と、あらかじめ「仕込んでおいた」部分を、すっ と、渋滞無く説明してもよいのです。

     なかなかガンコに自説をゆずらないタイプならば、場合によっては、お芝居でもよいですから、本人の話に「まず乗って」やってください。

     そうなんよなぁ~ お父さんも最初はウやと思ってん~ でも答えはアなんよなぁ~

     と、本人の前では困った表情を出してやってください。子どもの側に回ってしまうんですよ。なんでアなんやろ… おまえどうしてウと思った? と、再度ふりつつ
     たぶん、出題した人は、こことここからアやとしたんやと思うけど… おまえどう思う?

     という持っていきかたをします。
     
     ああ、まぁ、そう考えたらそうかも… と、なったらそれでOKなんです。ここで、つきつめてどうしてそうなるか、の判断に持ち込まないでおきましょう。

     記号選択の場合、「こっちでもいけそうだがこっち」というものが実際にあります。わりと、ツッパリ型の少年のツッパリどころには、それなりの理由があるんですよ。大人からみても、それもいけそうなのだが… というところに「子どもなりの反応」をしているんですよね。
     評価すべきところと、軌道修正してやらないといけないところが実はセットになっているんです。そういうツッパってしまう記号選択題こそ、いじりがいがある箇所ともいえます。

     説明文と物語文では、説明文の平易なものから訓練していくほうがよいかもしれません。説明文のほうが、ある意味「書いてあるとーり」なのですから、「びみょーな部分」での迷いは、単に読み込みの甘さからくることなので、説明してやればナットクしやすい場合も多い…

     もともと国語の記号選択題、というのにしろくまは違和感をもっています。これこそ、作品というより、作成者との向き合い
    になりますよね。(逆に、もっとも入試的、ともいえるのですが…)
     ですから、ウである理由を探す、なぜ出題者はアではなくウを答えにしたのか… そこの「嗅ぎ取り」の訓練が大切になります。
     とくに記号選択の「模範解答からの逆流法」をやる場合は、「己を消す」というと大げさですが、「なぜ、これを作成者が模範解答としたか」を、探るところが学習のポイントなんです。その点は、子どもにあらかじめよく伝えておくことも必要ではあります。
     まぁ、でも、お子さんの「反応」は、ある意味、「親といっしょにやる学習」では程度の差こそあれ出てくる部分。場合によっては、なるほどね、と、受け止めて、「こういう部分から作成者はウを答えにしたんだろうなぁ」と軽く流してもかまいません。
     案外、ツッパったものの、後で考えたらそれもそうか、と、思っていたりするので、それがそうなる論理的な説明をして次に進む、というのでもかまいません。

     何か追加質問があればどうぞ。
      

  2. 【2023609】 投稿者: おやじ  (ID:4O8YQktlg/U) 投稿日時:2011年 02月 16日 12:46

    しろくまさん


    大変わかりやすい回答をありがとうございます。


    確かに意地になってつっぱっている部分があるようにも見受けられます。


    次回からはこちらが予習した上で、あらかじめ逆流法しついてしっかり話し、挑めるようにしたいと思います。


    そして、子どもがあまりに納得しないようならさらりと流して、あまりこだわらないようにしようと思います。


    アドバイス、本当にありがとうございました。

  3. 【2023959】 投稿者: ロゼット  (ID:0kVepsmQLJc) 投稿日時:2011年 02月 16日 17:21

    以前、息子のことで相談させていただきました。
    その節は、いろいろとアドバイスを頂き、ありがとうございました。
    ご報告が、大変遅くなりましたが、結局、第一志望校にはご縁を頂くことができませんでした。
    そして、いろいろ考えた結果、子供には合っているだろうと思い、進学先は池附にしました。

    そこで、またまた、しろくま様に質問です。
    私立では、入学までに宿題をあるようですが、池附には何もありません。
    毎日、あんなに勉強していたのに、今は学校の宿題だけで、大丈夫だろうかと、学力面で心配になってきました。
    そこで、入学までにしておいた方がよいことはありますか?
    中受に向けて、皆さんが頑張っている中、このような質問、すみません。
    急がないので、アドバイスの方、よろしくお願いします。

  4. 【2024009】 投稿者: しろくま  (ID:iA.jH11lFXw) 投稿日時:2011年 02月 16日 17:59

    ~そして、また、入試が始まる~ ⑥ 理科の準備 (その1)

     学校ではまだ小学5年生… でも、塾では新小6が始まる、のでしょうか… しろくまの時代は3月入試でしたから、ずいぶんと講師はあわただしい日々でしたよ。
     入試が済むと同時に、もうすでに新小6が始まる、という流れでした。小6と小5、両方担当している講師などは、ずいぶんとたいへん… 統一入試後も、直後の洛南や高槻の後期試験もあり(灘や甲陽を不合格になった子たちが受けにいきました)、旧小6の対応をしながら新小6の講義が始まる…
     
     ちょっと間をとらせてよっ!

     と、どれだけ思ったことか…

     でも、そんなのは講師の側の論理で、新小6の子どもたちにとっては、まぁ、はっきり言って関係のない話… 頭の切り替えなぞ、なかなかできるものでもありませんでした。

     新小6になると、むろん新しい教材を用いて講義が進んでいきます。模試の帯も小6、と、変わるんでしょうか… もう、昔のことなので、しろくまはおぼえていません。でも、作成者は確実に小6担当者に変わっておりました。

     いろいろな意味で「難度」が高くなります。国語でしたら、申しましたように「文章が長くなる場合」「文章レベルが上がる場合」のいずれか、あるいはその両方…
     物語文が長くなる… 説明文が難しくなる… 間に1クッション置いてよっ! と、言いたくなるんですがそこは容赦はありません。

     理科などもわりとそうでした。と、いうか、理科と算数がもっとも顕著だったかもしれません。

     この時期の模試はわりと「揺れ幅」をあえて大きくします。かんたんにしたり、難しくしたり… できるだけ「弱点」を浮かび上がらせる、「得意」に気が付かせる…

     ちょうどこの時期は、小5から小6への過渡期… お子さんにも「新しく気持ちを切り替えさせる」必要がある時期です。

     「理科」の学習の方法を、小5のときとは、大きく変えるべきとき、であると考えられてもよいでしょう。これから何回かにわたって、春休みを、理科の入試の実戦的な準備期間と位置づけて、いろいろお話しさせていただきますね。

     今回は序説、ということで、ちょっと脱線気味の話から入りたいと思います。

     しろくまが、講師控え室で、小テストの採点をしていたときです。なんでそんな話になったのか、もうおぼえてはいないのですが、ふと、独り言のように

     「そういや、食塩水の問題って、算数でも理科でも出るよね~ 同じようなもんかね…」

     と、言うた瞬間、後ろにいた算数科の講師と理科の講師が(やはり小テストの採点をしていたのですが)同時にぐるっ と振り返り

     「ぜんぜんちがいますっ」

     と、声をそろえて言いました。え… あ、そ、そうなん… と、ちょっと迫力に圧倒されてしまいました。

     たびたび紹介するアイデアマンの理科の講師は

     だいたい、算数に出てくる食塩水の問題はありえへんっ

     と、語り始めました。

     はぁ? なんでですかっ と、算数の講師…

     おかしいやろっ 30%の食塩水100gと、20%の食塩水80gをまぜましたっ 何%の食塩水になりますかっ て、そんなこと誰がすんねんっ
     へんなことしてるやろ~ 食塩水の濃度をうすめるときは水を入れるねんっ 濃度を高くするときは蒸発させるんよっ それがふつーやっちゅうねんっ

     しろくまも思わず笑ってしまいました。たしかに、そんな作業をするやつはまぁいませんよね…

     いや、そんなこと言わはっても… 問題なんですからしょーがないじゃないっすかっ

     たしかに算数の問題に出てくる人々って、おもしろいことしてますよね。まじめに考えて読んでいるから、おかしく感じないのかもしれませんが、よーく考えてみたら不思議なヒトたちやモノたち、たくさん登場します。

     10秒間に1リットルの割合で絶えず水が流れ込んでいる水そうがあります。ある時、水がたくさんたまりすぎたので、3つの水の出口を開けると20分で水そうは空になりました。そこで出口を2つにしたところ15分で最初と同じ量の水がたまりました。どの出口からも同じ量の水が出るとします。

    (1)1つの出口から1分間に何リットルの水が出ますか。
    (2)最初にたまっていた水の量は何リットルですか。

     どんな水そうやねんっ! こんな水そう作ったやつは何しとんねんっ

     一定の割合で水を入れるAポンプと、一定の割合で水をくみ出すB、Cポンプがついた水槽があります。B、Cポンプのくみ出す水の量の割合は7:8です。この水槽にははじめ、ある量の水が入っていて、Aポンプで水を入れながら水槽を空にするには、Bポンプだけでは15日、Cポンプだけでは12日かかることが分かっています。また、Bポンプは1日に672リットルくみ出すことができます。

    (1)はじめに入っていた水の量はいくらですか。
    (2)実際に、Aポンプで水を入れながらCポンプだけを使ってくみ出したところ15日かかりました。原因を調べるとCポンプでくみ出す量が途中から7割になっていたことがわかりました。くみ出す量が7割になったのは、水をくみ出しはじめてから何日何時間後でしたか。

     こんなポンプのついた水槽… 意味わからん…
     しかも、こ、こいつ… 一ヶ月以上もずっとこんなあほなこと、やってたんかっ

     と、いうわけですよね。他にも、

     和子さんはお母さんからおこづかいを(   )円もらいました。ケーキ屋さんで全部のお金の1/6と100円でケーキを買い、次に本屋さんで残りの1/3と200円で参考書を買い、そして花屋さんで残りの1/2でバラの花を買ったところ、400円残っていました。

     和子さん… おこづかいをもらって、ケーキと参考書とバラの花を買うんすかっ?! そんな買い物、したことありますぅ?

     平成20年の神戸海星の2の問題も、さりげなくおもしろい。

     図1のような形をした透明な容器があります… こんな容器ありませんっ!

     平成18年の神戸海星の5の問題にいたっては、

     図のような容器を机の上に置き、水をいっぱいに入れます。辺ABを机につけたまま静かに45度傾けて水をこぼした後、また元に戻しました…

     こ、この人、こんなへんな容器を机の上に置いて、何してんの?? と、なります… 

     すいません… あんまり言っちゃうと、算数の先生にまじ、怒られそうです…

     友人の理科の講師は、「算数に出てくる容器とか水槽とかポンプとか、作るの、まじむずかしいでっ 存在不能のもの、いっぱい出てくる」と言うていました。

     理科はちょっとちがいますよね。理科と算数、同じ「理系」とくくられがちですが、問題を解くにあたって、頭を使う部分はずいぶんと違うような気がします。
     あたりまえですが、算数と理科の勉強の違いも、このあたりから出てくるわけです。

     さて、小6に向けて、理科のまとめ方、ちょっと新しくしてみませんか?
     まずは、ノートの工夫から…

    (次回に続く)

  5. 【2024061】 投稿者: しろくま  (ID:iA.jH11lFXw) 投稿日時:2011年 02月 16日 18:34

    「ロゼット」さま

     池附、よい学校ではないですか~ 以前にもお話しさせていただいたことがあるのですが、スパルタ系の私学にはそこでのやり方が、自主自立系の私学にはそこでのやり方がそれぞれあります。

     池附は、国立大学の附属で私立ではむろんありませんが、昔から人気もあり、確信をもって附属を選択される方がたくさんおられます。「子どには合っているだろう」と考えられたその「特徴」を最大限に活かせれば、お子さんはしっかりと成長し、いろいろなことを身につけてくれますよ。

     中学は制服もあり、校則などもしっかりと指導される… 高校になると制服もなくなり、自主自立が重んじられる…
     しろくまの好きな「管理→操縦→自由放任」の発達段階がしっかりとふまえられている… もちろん、もっとガンガンと指導してほしいっ と、思われる方もおられるでしょうが、あくまでも学校の特性を受け入れ、そのよい部分を最大に利用していく、ということをすればそれでOK。他私立と比較は無意味です。

     まずは、あらためて、「池附」がお子さんに「適している」と思われた部分をよーく見つめてください。その適している部分に適合した勉強をしていくのです。

     課題がとくに学校から出されていないわけですよね。
     つまり、何でもできる、ということです。

     「与えられ続ける」学習から、「自分で切り開く」学習へのチャンスだとお考えください。

     がらっ と、発想を変えましょう。お子さんの好きな教科や分野、「自由研究」として自分でまとめさせてみませんか?

     たとえば、私立中のなかには、夏休みに地理などで「自分の好きな国を一ヵ国調べてみよう」とか歴史では「好きな時代の好きな人物を調べてみよう」という宿題を出すところがあります。
     でも、「言われた宿題」だと、子どもの中には、ネットで検索、コピペではい完了~ とか、なってしまう場合があるんですよね。なーんも意味がなくなつてしまう。

     でも、「言われなくて自分でする」となると、ものすごいエネルギーを出せます。

     前にも申しましたが、ある価値観があったとしても、今、気が付かないだけで、同じ質量の、でも方向のまったく違う価値観って、存在しているはずなんですよ。
     学校も同じ。○○中学はすごくよいっ こんな先取り、こんなに難しいことをガンガンやってくれる~ というところがあったとしたら、それと同じだけの効果を、まっったく違う角度で実現してくれる学校、必ずあるんですよね。
     その特性に気が付かず、他と比べてしまうから自分も学校も見失ってしまう…

     学校に提出しない自由研究、させてみませんか? 博物館や科学館なんかをめぐる… 史跡めぐりもOK。で、ちゃんとレポートを作成する… 写真や図などをつけてみる…

     たびたび、紹介しているしろくまの後輩の演説のうまい社会科講師は、教科書に出てくる遺跡や歴史上の場所、中学・高校のときに休みのたんびに実際に見に行ったって言うてましたよ。
     学校でもらった教科書をみて、そこに出てくるいろいろな場所や史跡など、見に行く春休みでもよいですよね。ついでに文庫本持って電車の中で読書… 考えただけでも楽しそうです。

     川端康成の『古都』って小説ありますよね。あれなんか、どー考えても京都の名所めぐりのために書いたような作品。あそこに出てくる場所、文庫本片手にまわっていってもそれでよし。

     理科に興味があれば、顕微鏡や天体望遠鏡など、ばーんと買ってやってもよいですよね。

     英語の勉強だって、塾での先取り学習ってのも悪いとは言いませんが、いっそ英会話スクールに通わせる…

     ある特定の、学校や入試に関する考え方とは、まったく違う方向で、同じ重みのあることを探してみる… そういうような視点を持ってみられてはどうでしょうか?

     何か追加質問があればどうぞ。

  6. 【2025639】 投稿者: 中辛アッチ  (ID:N1B5U7Nob9w) 投稿日時:2011年 02月 17日 18:44

    しろくまさま

    受験直前に「あと一日!何をすれば?」の名前で質問したものです。
    その節は、ありがとうございました。お蔭様で、第1志望に合格することができました。
    娘には、6年間を楽しく過ごして欲しいです(もちろん勉強もしてもらいます!)

    さて、かねてから娘の受験が終わったら相談しようと思っていたことがあります。
    小2の下の娘のことです。
    下の娘は公文をしており、現在国・算ともにE(小5)を進行中です。
    来年の2月までにFを終了し、進学塾に変わろうと思っていたのですが・・・
    ほかにピアノを習っていて、こちらの練習に2時間もとられています。
    学校から帰って友達と遊び、帰宅後ピアノを練習、晩御飯を食べて学校の
    宿題、お風呂、公文の宿題、と ここまでで9時半を回ってしまいます。
    読書はその後15分読めるか読めないか、というのがほぼ毎日のサイクルです。

    心配なのは、読書の時間が短い(読めない日もあります)ことと、公文以外の
    勉強をする時間が全く取れないことです。息をつく暇もないのも心配です。

    そこで今、公文をやめてドリルなどで勉強し、残った時間を読書に回すことを
    考えています。しかし、公文も、ここまで進んだので思い切りがつかないでいます。
    ピアノの練習時間を減らす(宿題を減らしてもらう)ことも考えていますが、娘が
    好きでやっているので、こちらも思い切りがつきません。
    親の私はピアノは全く素人で、音大に行かせるなどということは全く考えていません。
    それよりも、上の子と同じように中学受験をして欲しいのですが・・・

    しろくまさまのご意見をお聞かせいただけないでしょうか?

  7. 【2025847】 投稿者: イヌイット  (ID:aOvPFsEqbfk) 投稿日時:2011年 02月 17日 21:06

    しろくまさん、今日は知人の娘さんの結婚式に招かれていて、帰りが遅いと思います。
    お返事は明日になると思います。

  8. 【2027339】 投稿者: しろくま  (ID:4PBm.Yoqg.Q) 投稿日時:2011年 02月 18日 20:42

    「中辛アッチ」さま

     それはよかったです。しろくまのおかげでもなんでもありません。よくお子さんを支えられましたね。お子さんとお母さんの二人三脚の努力のたまものです。
     
     子どもの姿が美しいとき… しろくまは、遊んでいる姿と寝ている姿、そうして勉強している姿だと思っているんです。

     勉強しっかりさせてやってください。そうして、趣味や習い事、それから遊び、しっかりとやらせてやってください。
     そうしておうちにかえって疲れたあと、ぐっすり眠らせてやってくださいな。

     さてさて、今度は下のお嬢ちゃんですね。小2、というのは、この4月から小3になられるのでしょうか…

     まずは、よーーく言われることで、そんなことわかっていますっ と、言われるかもですがあえて申し上げておきますと、

     兄弟姉妹であっても、そしてたとえ容姿が似ていたとしても、勉強方法やその取り組みの仕方は、けっして同じようにはいかず、また比較できるものではない、ということをしっかりと理解しておいてやってください。

     お兄ちゃんがこうだったから、お姉ちゃんはこうしたから、というのは、まっったくといっていいほどアテにならない「経験値」です。
     お兄ちゃんが、あるいはお姉ちゃんが通っていたから塾の要領がわかる、というのはありえますが、上の子がこうだったから下の子にも、は、失敗の始まりです。
     同じよーにはならない、同じよーにはいかない、ということにご注意くださぃ。

     よく、下の子は、上の子と比べられることを嫌がる、といいます。(保護者自身も同様の経験をした場合などは、とくによくわかっているとは思うのですが)でも、おもしろいもので、比べられるのが好きな子もいるんですよね。
     正確には、「比べられる」というよりも、「同じように扱ってもらえる」ことがうれしい、というケースもあります。

     お姉ちゃんや、お兄ちゃんを尊敬している、大好きだ、という子もいて、お姉ちゃんのようになるっ お兄ちゃんと同じ学校をめざすっ ということがモチベーションとなっている場合もあるんです。

     兄弟姉妹の扱いは、実に難しい… 自分が兄弟姉妹の下だったから、下の子の気持ちがわかる、というのも、ちょっとお子さんによっては錯覚の場合もおこる…
     上の子と下の子は、ぜんぜんちがいますっ と、「理解」されている保護者もおられますが、あんがい、講師や他人からみたら「けっこー似てますよ」という場合もある…

     こんな言い方をすると失礼ですが、親というものは、どこか一面子どもを「見過ぎている」ところがあって、似ているところは必要以上に同じだと思ってしまい、違う部分は必要以上に違うと思ってしまうものかもしれませんね…

     ですから、もし、塾に通われて、最初の面談や相談のときには、「うちの子はこうこうこうで…」と、切り出すのは避けてくださいね。「うちの子はどうですか?」と、虚心に先入見無しに、講師からの話に耳をかたむけてください。

     「ああ、こうだと思っていたけど、うちの子ってこうなんだ」

     ということをしっかり受け入れられたら、受験親成功への第一歩です。

     ずいぶんと前置きが長くなってしまいました。すいません。

     「ねばならない」「こうしなくてはならない」

     という「~ならない」という発想をまずは消してくださいな。

     「ピアノが邪魔に思える学習」ではなく、「ピアノができる学習」

     という発想と計画をしてみてください。

     よいではないですか、ピアノ。ある私立の女子中の先生とお話ししたときのことですが、

     「ピアノ習っていた、あるいは習っている子、どれくらいいるかな」

     と教室で聞かれたそうなんです。すると、なんと、8割近くが手をあげる… 同様に「バレエ習っていた人、と、たずねても、けっこうな人数をあげる…

     「お勉強ができる子は、習い事などもしっかりとしている子が多いと思います。クラブ活動やら生徒会の活動など熱心な学年は、志望する大学への合格も多い学年ですしね」

     と、おっしゃっていました。このことは、ほぼ、どこの学校の先生も口をそろえておっしゃっていることです。

     習い事、趣味、そうしてクラブ活動などは、トータルで子どもの力を伸ばす「構造」なのだと思います。

    「何かだけ、何かを捨てて何かをする」

     というのは、最終的にはマイナス部分が大きい気がします。

     単に何もしないでボ~っとする、コミックなどを読みふける、というような「休憩時間」ではなく、ピアノをひくことが休憩時間である、と、いうようなものなら、ストレスの解消、心のバランスの調整、など役立つことはたいへん多いですよ。

     そもそも、講義の集中力はピアノなど楽器の演奏と相関関係はあります。

     斎藤孝さんなどもおっしゃっていますが、ピアノの演奏でも「呼吸法」というのは大切で、練習を通じてそれが養われるのだ、と、おっしゃっていました。

     集中力とは体力で、また、呼吸法の正しい使い方でもある、というのです。講義は、先生の黒板をみて、講義を聞きながら、そうしてノートをしっかりとって、理解をしていく空間です。ピアノも、譜面をみて、演奏して同時に耳で音を聴く、という作業ですよね。通じるところはいくらでもあります。

     ただ、おっしゃるように、現実問題として、ピアノの先生に事情を話して課題を減らしてもらうなり、比較的とりくみやすい選曲をしてもらうなりする、という対応は必要かもしれません。そうであったとしても、とりあえずは、ピアノはやる、その枠組みを生活の軸に組み入れて、勉強を回転させていく、というのがよいと思います。
     やってみれば、意外とうまく相互に高め合う結果になるかもしれませんからね。始める前からあれこれ心配する必要はないかもです。

     「上の子と同じように」中学受験をしてほしい、と考えられるならば、「上の子とはまた違う」中学受験をさせてやろう、というように考えられたほうがうまくいきます。

     さて、しろくまの領分の国語に関する部分…

     「読書はその後15分読めるか読めないか、というのがほぼ毎日のサイクル」

     ということですが、そういう一連の「プログラム」の後、読書をしておられるんですね。それは、ご本人が「読みたい」というものがあって、読んでおられる、ということですか?
     しろくまの時代にも、読書好きの少年がいて、彼は毎日、ポプラ社から出ていた、江戸川乱歩やアルセーヌ・ルパンを読んでいました。そんな感じで何かシリーズ的に楽しんでおられる本がある、ということでしょうか?

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