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【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

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  1. 【2033781】 投稿者: しろくま  (ID:N9bY67gDoJw) 投稿日時:2011年 02月 23日 18:34

    「さらさら」さま

     しろくまのおかげでもなんでもありませんよ。お子さん、よくがんばられましたね。

     入試はトータルの力で合格です。算数や国語、理科(4科目校なら社会も入れて)、合計点数できまります。もちろん、私立によっては、「足切り」というのが設定されている学校もありますよ。
     1教科で何点以下は不合格、というシステムです。でもね、どの私立の先生の方々も

     「そもそも1教科が足切りにひっかかっていたら、合計点数ですでに不合格ですよ。過去に合計点数は到達していて、1教科が足切りにひっかかって不合格になった子はいません」

     と、おっしゃっていました。
     それに算数能力を評価する学校はそもそもが傾斜配点、たとえば算:国=150:150、社:理=75:75のようにしていて、苦手な子が合格しにくくしています。
     つまり、

     学校が求める入試の「形」がそもそもその学校がほしい子の「形」

     ということになるんです。
     合格した以上は、ちゃんとやっていけるわけです。それに、私立の先生といろいろお話しさせてもらったときのことなのですが、

     「合格し、入学した以上はうちの生徒ですから。そこから苦手や得意が始まって、できない子をどうにかしていく、というのが教科の担当の先生が引き受けていく責任というものです」

     と、キッパリとおっしゃっていました。
     そもそも入試の点数を担任に知らせない学校もありますし、いちおう知らせる制度の学校でも、担任の先生によっては

     「白紙で子どもたちを見ていきたい」

     と、おっしゃって、わたされた資料を見ない、という方もおられるようです。ですから入学すれば、もう「受験のとき」とはきれいに離脱、で、よいと思います。

     以前にもお話ししたのですが、もう1段目のロケットは切り離されたんです。さよなら~ と、手を振って、くるっと前を向いて飛んでいきましょう~

     また、学校の先生がよくおっしゃるのは、入試で首席合格者が首席で卒業したことはありません、と、いうことです。たしかに首席合格者が卒業時に最下位、なんてことはないようですが、中に入ってからメキメキ上達、というのはいくらでもあることですよ。
     国語が嫌いだった、社会は苦手、でも、学校の先生の授業が楽しくて、好きになって、そうしてやがて得意になった、ということもよくある話。どこの私立でも一人か二人、国語や社会で授業がおもしろい先生いるんですよね。このことは前にも言いましたが、わりとうまくできていると思いますよ。不思議なことに理系の実績のある学校ほど社会や国語で名物先生がおられます。たぶんそういう文系教科が嫌いな子がいるから、いろいろ工夫されているんだと思うんですよ。
     私立の場合は、数学や英語は厳しい、怖い、独裁者的な、きよーれつな方、一人や二人、おられますよね。某私立の男子校では今話題の「カダフィ」というあだ名の先生が当時いて(顔が似ていて怖かったらしいのですが)恐怖政治をしていおられたそうですよ~
     昔から、「鉄仮面」とか「魔女」とかいわれて恐れられているのは英語や数学の先生でした。理科の先生は、ちょっと個性的な、変人的な先生が多いんですよね。別の某男子校では「酢酸カーミン」ってあだ名の先生がおられて、塾にあそびに来てくれた子たちが、「いつも酢酸カーミンの臭いする、めちゃくちゃおもしろい先生おるねんっ」と楽しそうに話してくれました。
     (学校の先生、すいませんっ 昔の話、ということでご容赦を…)

     まずは入学されたら気持ちは「白紙」で参りましょう。

     算数に関しては、「数学」になってから好きになった、という子、けっこうおります。たしかに「入試遺産」というのは英語以外の教科にはあって、一学期や二学期前半くらいまでは優位に働く場合もあるようです。
     むしろ算数が苦手な子は、数学はいける、という場合も多いのです。

     数学は暗記だっ できなくてもしっかり復習して、チャート一冊頭に入れて後は問題演習したら共通1次試験満点だっ!

     な~んて豪語する予備校教師も昔はいました。

     それは極端だとしても、「新しい世界での新しい努力」というところに力を入れられるようにしてやりましょう。

     受験でがんばったのだから、少しはのんびりとさせてあげよう、というのはよーーくわかります。でも、いつも申し上げるのは

    ☆ 極端の排除

     ということです。入学されて通うことになる学校まで、毎朝何時に起きるか調べて、実際に一度行ってみる。学校を何時に出たら何時に帰るか調べてみる… それに合わせて「生活の軸」を今からしっかり作っておいて、朝はしっかり起きて夜はしっかり寝る… その枠組み内なら遊びも趣味も可、でも、絶対その軸を壊すような形で夜おそくまでゲームさせない、コミック読ませない、というルール作りをしっかりとする。
     勉強の軸は、出されている課題をすることにあてられて、まずは通って最初の一学期は学校の「リズム」を体にしっかりしみこませる…
     英語・数学の先取りを少しずつ、というのは別にOKです。でも、学校が始まれば、「まずは」学校の課題や宿題などをしっかりこなしてそれで「回転する軸」をこしらえていく…

     算数が苦手だった子は、「数学の復習主義」に徹してやってください。
     定期考査の点数が悪くても、しっかり見直しさせて理解していく… 後から追いかけて身につける、という手法で行けば、ようするに大学入試までになんとか形はできあがっています。
     ひょっとしたら申しましたように算数ダメだった、でも数学得意、と、なるかもしれませんしね。

     そういうことも含めて「可能性」と理解してやってください。

     算数の復習よりも数学の先取りを少しずつ、でもよいと思うのですが…

     ちょっと、あえて算数の小6模擬試験なんかも、やらせてみても「違う意味」でおもしろいですよ。

     子どもって、「入試」というのに縛られていると「点数をとらなきゃ」という気持ちの硬直が「理解」を妨げている場合が多く、そういう「入試」とは無関係の、「縛り」のない心的状況で算数の問題を解くと、あ、これわかる、みたいな発見があったりするんですよ。是非、制限時間無しに解かせてみてください。
     (実はこれは国語も同様。入試の縛りが解けると、あ、これわかる、と、なる子、いますからね)

     何か追加質問があればどうぞ。

  2. 【2033807】 投稿者: しろくま  (ID:N9bY67gDoJw) 投稿日時:2011年 02月 23日 18:59

    「まる」さま

     それは、わりと小1から本格的な取り組みですね~ 設問は9つくらいあるわけですね。

     それと、あと、1つ、ご注意いただきたいところは、「子供と授業の進め方の話をしていませんでした」とありますが、是非、お母さんもどんな授業をしているのか、しっかりと見ておいてくださいね。
     塾におまかせ、でも、何も問題は無いのですが、苦手な教科ほど、どういう授業の進め方をしていて、それにどう子どもが対応しているのか、よーく知っておくのも「苦手」の解決や、つまづきにすぐに対応できる「ひけつ」になります。

     どんなやり方なのっ!? と、追及するのではなく、

     「ちょっとノートみせてよ。ふーん、こんなことしてるんだ、ちょっとお母さんに教えて」

     みたいな、かるーい話で聞いてみるんですよ。子どもによって、うれしそうに説明してくれる場合もあります。低学年の場合は、とくに「本人に話させる」というのが大切です。
     これはこうよ、これはこうねっ だからこうしなさいっ と、「入力」過多の指導をしていると「表現力」、後々の「記述力」にマイナスの作用になります。
     これ、まずは得意な教科から入る、というのも1つの作戦ですよ。たとえば算数が好きで得意なら、

     「へ~ そんなやり方するんや!」と大げさに驚いてみせて
     「ちょっとお母さんに教えてよ」と持っていくのです。

     説明できない子が、説明文を読めるわけありませんよね。算数を通じて、立派に国語力の下地作りができるんですよね。

     さて、それだけたくさんの問題がある場合は、何か1つ、テーマをしぼって、この問題をしっかり考える! というところから入るのもよい方法です。
     まずは子どもの頭を、1つの問題に絞らせてやる、ということですよね。

     大胆な方法ですが、「1文章1問題」でもいいのです。(それだけ数があるなら記述題1つ、記号選択1つ、1文章2問題でもかまいません)


     さて、「ポケ~っとしていて、ハっと我にかえる」という少年少女、わりといますよ。

     べつにボ~っとしているわけではないんですよ。いろいろ想像の世界に足を踏み入れちゃっているんですよね。
     単線思考の子は、何かを考えると他のことをとりあえず、自分の思考のレールからハズしてしまうんですよ。精神年齢が高くなると、きっちりと制御できるんですが

     算数の問題を解いている う~ん、なんだろうなこれ と、考えていて、ふと何気に蛍光灯をみる… すると、そのまま「見る」と「考える」が入れ替わってしまう、というパターンですよね。
     音楽を聴いている、ふと、お菓子どこにおいたかな、と、思ったら、もう音楽は耳に入っていない… で、もう一度最初から音楽を聴く、というタイプ、いるんですよ。

     どうです? 今日は何時から出かけるわよ、と、なっていても、さぁ、お出かけしようね、という時間になると、何か別のことをがさごそ始めたり、何かがあるとか無いとか言い出して、うろちょろしたりしませんかね?

     まず、やるべき課題をできるだけ「細かく」設定してやってください。
     で、すべてに時間制限、ではなく、これは時間制限、これはゆっくり考えて、みたいなものを縞状に配列する…
     2時間勉強する、としていても同一教科2時間ではなく、細かく設定、というのもOKなんです。

     集中力がない子の場合の大部分は、「スタート」の仕方にメリハリがない場合も多いのです。以前に、よーいどん学習、というのを紹介しました。

     手を膝の上においてぇ~ 目をつぶって、 よーい、はじめつ

     というように、勉強の開始を、ほんとうに「開始」する、という状況にするんです。

     また、人の話を聞きながらボ~っとしちゃう場合は、何か「手を動かしながら」というか作業させながら説明、というのがよいのですよね。
     まず聞きなさーい、が、できない子、います。

     ただ、まぁ、精神年齢の成長、学年が進むにつれて、だんだんできるようになります。
     「いまできなくても、先でできることは、今、無理にしようとしない」という感覚でよいと思いますよ。

     何か追加質問があればどうぞ。

     

  3. 【2033917】 投稿者: しろくま  (ID:4OuBERqwYjg) 投稿日時:2011年 02月 23日 20:30

    「ふらふらこ」さま

     すいません。しろくまは、食いしん坊で… おいしい店があるよ、とか、言われるとひょこひょこついていってしまうんですよね… 酒は最近医者に制限されておりますので楽しみが半減していてちょっと悲しいです。

     いやいや、なかなかそういうあたりまえのご指導してくださる小学校の先生、おられませんよ。子どもはそもそも当たり前のことできない、社会の常識が身に付いていない、もともと「マイナス」の存在…
     そういうときは、「裏」などまずは、教えない、ということからがスタートですよね。

     できないからやらない と やったけどできない は違う! まずはやってみろ!

     と、ご指導された先生がおられました。やってもいないのにできない、とは言わせないぞ、というくらいの姿勢は、まずは大切だと思うんですよね。

     まずは「お試し」も可です。

     受験勉強にはいろいろな姿勢があり、いろいろな局面で使いわけるべきですね。

    A「考えてから行動する」
    B「考えながら行動する」
    C「行動してから考える」

     今回はCでもよいのではないでしょうか。

     小5の時期こそ、家族との時間をしっかりとってやってください。前にも言いましたが、すべて「仕込み」が大切です。

     たとえば、小5くらいですと遊びや趣味をど~しても子どもは優先させます。そんなとき、もちろん優先すべきことはしっかり優先する、という姿勢を貫くことも大切ですが、10あるうち3くらいは「譲歩」してやる、というのもコツですよ。

     「う~ん」とまずは渋ってみせて、

     「まぁ『小6になったら』こういうこともできないしね」

     と一言添えておくのです。いろいろなことにこの一言を入れておくと、潜在的に子どもの中に簡単な自覚のタネを埋め込めます。「ああ、来年はもうできないんだな」という意識が自然と身に付いていきますよね。
     なーんの仕込みもなく、突然、小6になって、あれもだめ、これもだめ、こうしなさいっ かくあらねばっ と、やっても心的負担が大きいままで、「自覚」や「自発」が生まれない…

     「来年は旅行いけないし、今年は行きたいところに連れていってあげるよ」

     みたいな感じの話の持っていきかたなどもしてみてください。

     勉強、というのは、大きなピラミッドの先端部分でやるもんなんですよ。

     楽しい家族とのひととき、趣味、読書、遊び、などなど、ひろ~い裾野から、しだいに上にしぼっていって、その先っぽの部分で勉強するんですよ。
     すべてを犠牲にして勉強しても、ほんとうの力は発揮できません。

     大人になると、ゆったりした時間の流れを楽しむ、ということが可能ですが、子どもの時間は、実に起伏に富んでいます。
     小5の旅行は、次々目先がかわるような(大人からみると、ちょっとせわしない、ゆっくりしたい、と思えるくらい)たっぷり色々なスケジュールで動いてみてください。

     ホテルの近くに動物園も遊園地もみーんなあって、なんか郷土の博物館もあって、おいしい料理もあって、おみやげ屋さんもでっかのがあって… みたいな感じでフルに楽しませてやってくださぃ。
     ちょっとむりにしろくまの領分の国語に引き込もうとしていると思われるかもですが、そういう気持ちの変化を体験させる、ということは「国語」の問題文を読むことにもつながっていきますからね。

     体を休める旅行、というより、楽しむ旅行、という視点でいきましょう~

     何か追加質問があればどうぞ。

  4. 【2034185】 投稿者: 中辛アッチ  (ID:N1B5U7Nob9w) 投稿日時:2011年 02月 23日 23:23

    しろくまさま

    お返事をいただいていたのに、お礼が遅くなり、大変申し訳ありません。
    お返事には目をとおしていたので、いただいたアドバイスについて、
    数日考えていました。

    「ピアノが邪魔」ではなくて「ピアノができる学習」
    そうですね…親はピアノなんて、と思っていても、子どもにとっては大切な
    時間なんですね。
    色々考え、子どもと話し合ってみました。すると本人も時間がかかるなぁ、と
    思っていたようで、どうすれば短い時間でできるかな?と2人で考えました。
    結果、今週から練習時間が1時間半に減りました。
    とりあえずはこれで良しとします。また調整していくとして。

    さて、この減った30分をどういかすか?
    というところですが、しろくまさまは、2年生(4月から3年です)の読書時間は
    どのくらいが理想と思われますか?
    まずは適切な読書時間を確保し、それでも時間が残れば何を?やはり算数?それとも?
    と悩んでいるのですが…


    しろくまさまのおっしゃるとおり、姉妹でも「似て非なるもの」ですね。
    上の子とは、性格も興味の対象も、持って生まれた能力も違うように思えます。
    顔はそっっくりですが(笑)
    私は下の子の性格上、上の子のように塾でガツガツ、は上手くいかないように思えます。
    周りからは「同じ時期に同じ塾に行かせたほうがよい」と言われますが。
    後々不公平感が生まれるのを避けるため、だそうで。

    しかし、不公平というなら、妹が2時間ピアノの練習をし、姉はピアノ嫌いであっさり
    1年でリタイア(その分ほかのお稽古を続けましたが)というところなどなど、既に
    あげたらきりがないほど公平ではないような・・・

    上の子の塾スタートが3年の2月だったので、この問題もそれまでに解決しなければ、
    と思っています。

    余談ですが
    今回、しろくまさまに図書館通いをほめていただいて、とっても嬉しかったです。
    図書館は、私が大好きなのです。
    しろくまさまは、本屋で本を買うと好みが偏る、ということはありますか?
    私は、思いっきり偏ってしまいます。
    でも、図書館は、本屋でめったに覗かないような分野の本を、何の躊躇もなく借りれる。
    何気なく借りてみた本が、すごく面白かったりしたら、もう宝を見つけた気分になります。
    ここに図書館の魅力があると思うのです!ってちょっと熱くなってしまいました(笑)
    子ども達にも、そいういう出会いをたくさんして欲しいです。

    また急ぎませんので、減った30分の使い方、アドバイスいただけると助かります。

  5. 【2034999】 投稿者: ふらふらこ  (ID:5KwCCYMVRFE) 投稿日時:2011年 02月 24日 15:45

    しろくま様

    お返事有難うございます。
    そして自分の書き込みが行が詰まりすぎていて
    とても読みにくいことに気付きました。
    申し訳ありません。


    励まして頂いてみとめていただいて感謝しております。
    心のこもったお返事頂きながら失礼かと思いますが
    旅行について書かなかったこと、があります。(初めにいっておけばよかったのですが)
    これを加えても同じように考えてよいでしょうか・・・。


    まず、子供だけで行きます。(引率や他の子供もいます)
    行先は海外です。
    子供だけで各家庭にホームステイです。
    その前後に準備などで集まりも何度かあります。


    こんなことを書くと裕福な家庭と勘違いをされるかもですが
    けしてそうではありません・・・。
    受験のことを考慮していたのかと
    今更…といわれると思いますが
    申し込み時点で、両立させたい気持ちの方が強かったのです。


    大手塾の公開模試での結果は考えていた以上のレベルの差であり
    考え直すにあたって相談にのっていただこうと思いました。
    もし本人がステイを取りやめると決めたなら
    それはそれでいいと思われますか?


    頭の中で整理がついていない状態ですみません・・・。
    名前の通りの情けなさです。
    よろしくお願いいたします。

  6. 【2035028】 投稿者: さらさら  (ID:etasKoX8MjE) 投稿日時:2011年 02月 24日 16:14

    しろくま 様

    お返事ありがとうございました。肩の力がスッと消えたような気持ちになりました。

    合格できました中学は、国算理社の4教科、配点はすべて100点。
    国理社に記述問題が多数あり(算数も1問)
    しろくまさんプログ、外の人さまのところで逆流法と記述白紙少年少女…などを
    プリントアウト片手に子ども一緒に国語記述に取り組み、
    次に社会理科の理解に記述…と記述力UP、白紙をなくす!を目指しておりました。
    今思えば合格できたのもこの方法のおかげだと思います。
    本当にありがとうございました。

    算数についてはすごく得意でもなければ極端に不得意というわけでもない。
    6年の後半になってくると複雑な文章題などは、求めたい答えを□にして式を立てると
    簡単に解けるねと何度か言っているような子どもだったので数学向きなのかもと感じます。

    進学先は偶然にも、理系の実績のある男子校なので、ひょっとしたら名物先生がたくさんいらっしゃるかも。
    昔の先生話にわくわくしてしまいました。(私が進学するわけでもないのに)

    まずは、入試後に少し乱れてしまっている生活軸の立て直しと、新しい生活に向けての準備に、
    時には小学校の復習も取り入れていきたいと思います。

    ありがとうございました。
    これからも困った時はここにヒントを見つけに何度かのぞきにきたいと思います。

  7. 【2035108】 投稿者: くまひろ  (ID:rDdQhog43lg) 投稿日時:2011年 02月 24日 17:19

    しろくま様。 


    初めまして。いつもしろくま様のレスを読ませて頂き、参考にさせていただいてます。

    少しご相談させて下さい。


    新小6女子で大手塾に通っております。四天王寺の英数1希望で、5年後期平均偏差値でちょうど届いてました。
    が、新6年最初の模試で4科偏差値が5ほど、下がってしまいました。まだ原因を探っている状態です。

    今までも先生から指摘されていた、授業中の集中力の途切れ(ほかの子をぼーっとみてる)、問題を適当に読んでしまう、問題文を思い込みで捕えて解いてしまう、絶対正解してると自信から確認をしない、忘れ物をする、など、このような状態から脱却させたく、話し合いはもちろん、親からの声掛けや先生からの声掛け(アドバイスも)、机に張り紙をして、音読を促すようにしたり。

    色々工夫してみましたが、未だ改善できないままです。

    新6年になり、みんなにエンジンがかかり、頑張ってる中、この取り組み方では 下降を辿るのではと、非常に心配です。

    本人の希望校であり 非常に前向きに宿題やテスト勉強にも取り組んでますが、上記の理由から、どうしても効率も悪いです。

    そして反抗期に突入した感じがあり、あまり素直にいうことを聞いてくれません。

    併願に大谷医進2次を検討していますが(ここも、本人の希望)、今年難度が上がったようで、併願先として大丈夫かこれも心配です。

    塾の先生からは、このままカリキュラムをこなしていけば、大丈夫とも言われてますが、今後のためにも、ここをクリアして、受験に望んでほしいと思ってます。

    何か対策はないでしょうか?教科の相談と少し外れてますが、どんなことでも結構ですので、宜しくおねがいします。

  8. 【2035356】 投稿者: しろくま  (ID:wEfTgD5.1Ow) 投稿日時:2011年 02月 24日 20:55

    「中辛アッチ」さま

     いえいえ、お返事は、どうかもっともご都合のよい時に。気になさらないでくださいな。

     小学生段階での教育、というのには、一定の強制、というものがあってもよいとしろくまは思うんですよ。だって、親が無理にやらせた、あるいは厳しくしてくれたことを、大人になってから感謝できることってありますよね。
     そのときは嫌われるが、後にありがたく思えること、というのは親にしかできないことです。他人はこのことがなかなかできない。
     ましてや、本人が気に入っているピアノならば、後押しして応援してやればよいんですよ。申しましたように、ピアノは何も子どもの教育に悪いものを与えません。むしろ勉強にはプラスに働く要素がほんとうに多い。
     ピアノの名曲も色々聴かせてやってくださいな。(グラミー賞に、日本人の音楽家が選ばれました。その一人に、内田光子さんがおられます。よい機会ですし、内田さんのピアノ演奏などCDで聴かせてやってください。)

     さて、脱線が過ぎましたね。

     読書時間、ことに低学年の段階での、それは、「正解なし」というのが正解かもしれません。しろくまなんぞは、なっとくいくまで読ませてやってほしい、と、思ってしまいますが、まぁ、現実そういうわけにはいきませんよね。

     たとえばです、「遊びや趣味の時間」という枠組みを設定してやって、まぁ、かりに1時間半、そういう時間を作ったとしますよね。それで、その時間内で、読書でも遊びでも自由に使いなさい、と、言うてやるのもよいと思います。

     読書を30分で切れっ というのは、どーも読書というものの性質にそぐわない気がするんですよね。他の趣味と遊びの時間にとりまぜて、自分で配分させる、という融通のきく「帯」にしておけば、話の切れ目で今日は38分、次の日は15分、さらに次の日は24分、と、ナットクいく読書ができますよね。

     計画表にして、横縞の本数が多すぎる計画は失敗します。

     不公平というのは、むしろ不公平「感」に問題があるんですよ。

     リンゴを6つ、二人の姉妹に3コずつ配分したとします。公平ですよね。でも、でも姉はものすごくリンゴが大好きで、妹はとくにリンゴが好きというわけでもない… ここに不公平「感」が生まれます。

     ピアノ嫌いにピアノをさせず、ピアノ好きにピアノを練習させる… これは不公平ではありませんよ。

     「しろくまといっしょに『近・中・標』を」、というシリーズで紹介した文章の中でありました。弟は好きなものを誕生日に買ってもらえて、姉は好きでもないもの(でも立派なピアノ)を買い与えられ、「不公平だっ」と叫ぶ…

    ☆ 同じに扱わないことが公平であるときがある

     というのが兄弟姉妹の子育てで注意しなくてはならないポイントです。

     しろくまは、お勉強というのは「頭」でするものではなく「性格」でするものだと思っています。

     なんでこの子はできないのよっ お姉ちゃんのときはうまくいったのにっ

     となる場合があると思うのですが、何もその子の頭のデキが悪いのではなく、その子のキャラクターに合った勉強をしていないだけである場合が多いんです。

     「かくあらねば、という学習方法」にとらわれてはいけません。10人いれば10種類の適した勉強法があります。もっというと、これでうまくいってきた、という方法ですら、もっと適した方法があるかもしれないんですよね。いろいろ試していかないと気が付かないこと、知らなかったことがたくさんあります。

     図書館… よいですね。

     本屋さんは、「買う」という「合目的」的な要素が強い… これを買いに行こう~ と、お金を握りしめていく…
     でも、しろくまは「無目的」的によく本屋さんに子どものときから行きました。背表紙をみてお店の中をうろつく… で、衝動買いしちゃったですから、図書館的に本屋さんを利用したかもしれません。

     図書館の「番外編的よさ」は、「かしこくなった気になれる」というところかもしれません。なんだそりゃっ て、ツッコミが入りそうですが、子どものときはそう思いました。静かな非日常空間(学校の教室は騒然としている)、だれもが一言も発せず本を読んでいる… 深呼吸すると、本の独特の香りが鼻腔にたちこめる…
     ちょっといつもと違う本を読んでみようかな、と、思って手にする本って、ちょっと背伸びした本でしたよ。子どもが一時、かしこくなれる場所、のような気がしていました。
     でも、実際、そうやって、知識を広げていく経験ができていくんですよね。

     だから、子どもの部屋の本棚… 大切なんですよ。前にも申しましたが、子どもは背表紙をみて育ちます。子どものいる部屋、あるいはお父さんの部屋など、ちょっとよい本をずらっと並べておいてほしいですよね。
     いつになってもよいから、それぞれの発達段階に合わせて、ふと、子どもが手にとってみる… ということができるようにしておいてほしいです。

     それから、「子どもと話し合って」時間の使い方をきめる、という話は、大正解。むろん、申しましたように、一定の強制力を親が発揮することの大切さは言うまでもありません。
     でも、こうしなさいっ の、前に、どうするのがよいかな、ちょっと考えてみようか、と、子どもから何らかの提案を出させる、というのは大切なことです。

     塾の課題や学校の宿題、その他もろもろずらっと並べて、

     「どうする? この30分… 読書の時間にも使えるし…」

     と、お子さんと、もうひと相談、してみませんか? 案外、これに使いたいっ という提案が子どものほうから出るかもしれません。そういうときって、低学年であっても、わりとちゃんとした意見、まっとうなことを言うたりするもんですよ。とくに女の子は…

     ちゃんとした回答になっていなくてすいません… 何か追加質問があればどうぞ。

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