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【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

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  1. 【2015434】 投稿者: しろくま  (ID:gWQoyUR9hIA) 投稿日時:2011年 02月 10日 23:14

    「いつ咲くサクラ」さま

     子どもにはそれぞれの発達段階、それぞの時間軸があります。

     中学入試日という、時間軸のある一点の部分に発達段階をそろえられなかっただけのこと。次の高校入試に、より精密に焦点をしぼって本人の希望を実現させてやりましょう。

     さて、まずは、ご本人の様子はどうでしょうか。
     中学入試を得て、もちろん第1志望を不合格になったわけですから、平静な心持ちでは無いことはわかりますが、気持ちを入れ替えて、さぁ、次がんばるぞ、というモードに入っておられるのでしょうか。

     まずは、残りの小学校生活の充実を図る、というのも、高校入試に向けた取り組みの一環ですよ。

     中学入試用の塾はひとまず、終わりました。物事に区切りをつけるということは大切です。
     同様に次は小学生であることをキッチリと終わらせること。
     中学入試のために、何かを失っていた小学校生活を回復させてやってください。祝祭日は、家族とともに楽しく過ごす、友達と遊びに行くなどもしっかり計画してやっていください。春休みの家族旅行なども是非、計画してくださいな。

     さて、中学入試のお勉強は、むろん高校入試にでも役立つことです。少なくとも中学入試を経験していない子たちとちがって「入試」を知っています。その部分の「精神的骨格」は太くなったとえます。
     精神面だけでなく、学習で得たもののうち、理科・社会などは、ストレートに役立ちます。

     「入試遺産」をうまく活用しましょう。

     つまり、中学入試の経験がない子たちとちがって、「英語」「数学」に集中的に時間をかけられます。一学期などは理科および社会の一部(日本史部分と日本地理部分)はほぼ対応可能になりますから。

     塾はもちろん「英語」と「数学」をお考えになればよいのですが…

     まず他人の噂、他人のお薦め、ということを拒絶するところからお始めください。

     ようするに、お子さん自身に、「体験」させて「選択」することが肝要です。
     昨今の塾で「見学」や「体験入学」ができないところは、ほとんどないと思うのです。他人がいくらお薦めでも、自分に適さないところに行く必要はまったくありません。
     春休みから夏休みにかけて、塾めぐり、体験季節講習、というのをしてもよいのですよ。すべては試行錯誤…

     その中で、ひょっとすると、「これなら自分でもやっていける」という手応えを持つ子もいます。そうなれば別に無理に塾に行かせる必要もありません。また、中1では模試の判定などは何の意味もありませんから、模試などは中3になってから受けるような計画でかまいません。

     公立高校の場合は、むろん最近は制度が変わってはいるものの、やはりふだんの「定期テスト」対策が大切になります。
     そもそも定期考査の「対策」というと作為的で違和感があるかもですが、日々の学習の成果をより高めるため、と、割り切って、しっかりと取り組んでいく、という姿勢を忘れずに。

     しばらく塾無し、という選択肢もむろんありますが、「ひとつにとらわれない」という発想ならば「個別指導系の塾」だけでなく「家庭教師」という方法もあります。
     ようするに、子どもにもっとも適した方法を見つけ出す一年、というのが第1段階の指標とお考え下さい。

     また、3年後の入試に向き合うにあたって大切なことは「体作り」ということもあります。
     実際、男の子は成長が速いのですが、それに適した食生活も大切になります。ここはお母さんの腕のみせどころ、本人だけではどーしよーもない部分…
     カルシウム不足によるイライラ、偏食からくるストレス、ビタミン不足など、中学生が勉強の持続力を失っている原因の一部は、ほんとうにこういう部分にあります。
     また入試だ、というところは、少なからぬ精神的圧迫もあるわけですから、ふつーのお子さんよりも、思っている以上にしっかりと栄養管理をしてやってください。

     さてさて、塾を絡めた公立高校合格作戦、というのは、色々なもっていきかたがあります。

     「塾で先取り+学校が復習」

     よく、学校の勉強はもういいやっ と、なる子がいますが、これはハッキリ言って損です。公立は指導要領準拠でその範囲を逸脱せず学習していきます。公立高校の入試問題も、もちろんそうなっています。ということは、「深く」は「逸脱を含まない」という条件付きになります。

     塾に求めるのは、指導要領範囲外のことではなく、「進度」ということになります。早く先に進んでもらって、学校でそれが復習され、定期考査のお勉強でしっかりと固めていく… ということができれば理想です。
     その進み方の部分が本人のペースに合うところを探すのが大切。

     塾で先に進んでいるから学校の勉強はしなくてもよい、というのは愚かな失敗。両方をしっかりセットにして学習していくことができたら理想です。

     公立中学でのお勉強と、中学入試のお勉強の格段に違うところは「演習量」です。

     演習、ということが、とかく公立中学では減ります。授業時間数そのものが少ないので、ほんとうに学校の先生はお気の毒で、やりたいことはあるのになかなかできない… という場合もあるからです。
     教科書準拠のものでもよいので「易問流し」が可能な問題集はしっかり常備し、とにかく一日の軽いノルマを設けて演習を続けていく、というのが大切です。
     何かの教科の突出、という作戦もアリですが、とにかく公立高校の学習はバランスの良さが大切。一日少しでよいから複数教科の演習、というのがよいですね。
     1年のうちは「広く浅く」に「速く」をセットにするのがよいと思われます。

     ただ、その「広く」には、教科学習以外の趣味にも幅を広げてください。読書などの機会も増やしてほしいですね。

     さんざん色々話した上で、「入試にとらわれない勉強」ということを言うのはしろくまの矛盾なのですが、点数とるための勉強、ではなく、「しっかり理解する」勉強、という意識転換をさせてやってください。

     「わからないのにおぼえない」

     というのも中学での勉強のポイントです。とにかく名称だけおぼえる。とにかく公式だけ頭につめこむ。
     社会なんかでも、ほんとうにマヌケな現象がおこるときがありますよ。

     え? それって人の名前やったん? とか、え? それって人の名前じゃなかったの?

     とか、びっくりするような「暗記」を中学生はやらかします。

     あなた、それ、知っていて使っているの? という確認は、必要になります。

     何か追加質問があればどうぞ。

     

  2. 【2015774】 投稿者: 桜花爛漫  (ID:Ionu3NMTyBw) 投稿日時:2011年 02月 11日 08:56

    しろくまさま

    どうも私はせっかちな上に、
    マイナスカウントしがちでいけません。
    しろくまさまの、大局を見据えた冷静かつ温かいご助言をお聞きし、
    全くその通りだと深く納得いたしました。

    模試国語をずっとやりっぱなしで放置していたことへの罪悪感もありましたが、
    温かい言葉に少し安堵いたしました。
    あまり気負わず、春に向けて、物語の教材作成を進めたいと思います。
    また、報告もさせていただきます!

    今日はモーレツな雪ですね。しろくまさまの温泉行きはもうすぐでしょうか。
    どうぞゆっくりとお骨を休めてきてくださいませ。

  3. 【2016022】 投稿者: しろくま  (ID:SvANz.7mUoA) 投稿日時:2011年 02月 11日 12:27

    ~そして、また、入試が始まる~ ④ 中学入試の「社会」の話 (その4)

     今回は「歴史」です。

     歴史分野は、どこの学校の先生にお話しを伺っても、「受験生はよく勉強しています。歴史が平均点を上げています」とおっしゃっていました。
     とくに男子校の先生は、「いや、歴史分野は採点楽ですよ。ほとんど○ばかりです。」と言うてはりました。

     それは、なんとなくわかります。好きですと「量」も苦になりません。いや、それどころか子どものほうがもっともっとと「量」を求めますよね。それからどうなったん? なんでこうなったの?
     などなど、後輩の社会の講師は、授業後、いつも男子の質問攻めにあっていました。そうなると、とうぜん、だんだん奥深い話になっていきますよね。そんな質問が出るのがわかると、もう講義中にそういう話を織り込んでいく… 社会特訓の組が上のクラスになると、話す速度を速めても子どもはついていけますから、いきおい「量」も増えていく…

     社会の講師と理科の講師は、よく質問で子どもたちに周りを取り囲まれます。(理科の話はまた別にさせてもらいますね)
     そのとき、男の子と女の子の「質問の仕方」はずいぶんと違うそうです。

     男の子は、とにかく、いろいろ聞きに来るだけ… ふんふん、それで、へぇ~ と、まぁ、質問というかお話しをさらに聞く、みたいな感じらしいのですよね。
     女の子は、そういう男の子の背後に立ち、ノートやプリントをしっかりにぎりしめ、男の子たちが盛り上がって去っていくのを待って

     先生… と、静かにやってきて、パラっとプリントやノートをめくり

     あの… こことここなんですけれどぉ~
     はいはい
     これは何と読みますか? これはこの字でよいですか? これって人の名前ですか? 先生は黒板にこう書きましたが、ここのプリントではこう書いてあるんですがいっしょですか?
     え? ああ、これはこれで、これはこう ん? どう書いてたっけ? 帰順した、と、帰属した… ああ、まぁ、いっしょでよいよ…

     社会の講師は笑っていました。

     「男の子は内容にこだわるけど女の子って形式にこだわるよね」
     「有能な秘書に予定の確認されている社長になった気分や」

     どっちでもよいよ、と、答えても、どっちがよいですか、と、さらに聞いてくるそうです。だから歴史の話は、いろいろなことを念入りに話さないと、後から女の子の質問受けがたいへんになるそうです。

     たまーに、男の子でも、そんな質問をしてくる子もいるそうです。「え、べつにどっちでもよいよ」と答えると「そうやんなぁ」とちょっとふくれっつら… 「どうしたの?」と聞くと

     「おれもそう思ってんけんど、お母さんが聞いてこいってうるさいねんっ」

     と、答えるそうです。(お母さんもやっぱり女の子なんですよね。)

     知らないことが楽しい男の子と、知っていることに安心したい女の子…

     これは理科などのお勉強でも言える部分でもあります。

     さてさて、ちょっと余談が長くなりました。

     しろくまノートによりますと、しろくまの後輩の社会講師の直前特訓のネタは

    ① 農耕の始まり・古墳・神話と伝承
    ② 聖徳太子・大化の改新・大仏造営
    ③ 貴族と文化
    ④ 源平の戦い・鎌倉幕府の始まり・元寇
    ⑤ 室町幕府のころの建造物と絵画
    ⑥ キリスト教の伝来
    ⑦ 織田・豊臣の天下統一事業
    ⑧ 鎖国・歌舞伎・浮世絵・国学と蘭学
    ⑨ 黒船の来航・明治維新・文明開化
    ⑩ 大日本帝国憲法・日清日露戦争・条約改正・科学の発展
    ⑪ 日華事変・太平洋戦争・日本国憲法の制定・オリンピックの開催

     これらでした。もちろん、これも学習指導要領ネタ。

     学習指導要領には、おもしろい説明が「内容の取り扱い」という部分に書かれています。

    ☆ 取り上げる歴史的事象は、ア~クに示す事項にとどめ(これがなんと①~⑪の項目なんですよ)、「網羅的に取り上げないようにする」こと。(「 」はしろくまの付記)

     文部省は、中学入試に出すのはこれくらいにしとけよっ と、「指導」しているように思えませんか?

     さらに注目すべきは

    ☆ ア~キについては(①~⑩の部分に該当します)、例えば、次に掲げる人物を取り上げ、人物の動きや代表的な文化遺産を通して学習できるように指導すること。

     卑弥呼・聖徳太子・小野妹子・中大兄皇子・中臣鎌足・聖武天皇・行基・鑑真・藤原道長・紫式部・清少納言・平清盛・源頼朝・源義経・北条政子・北条時宗・足利義満・足利義政・雪舟・ザビエル・織田信長・豊臣秀吉・徳川家康・徳川家光・近松門左衛門・歌川広重・本居宣長・杉田玄白・伊能忠敬・大塩平八郎・ペリー・勝海舟・西郷隆盛・大久保利通・木戸孝允・明治天皇・福沢諭吉・大隈重信・板垣退助・伊藤博文・陸奥宗光・東郷平八郎・与謝野晶子・小村寿太郎・野口英世・北里柴三郎

    ○ キについては(⑤と⑧に該当)「建造物や絵画」、「歌舞伎や浮世絵」及び「国学や蘭学」については、それぞれいずれかを選択して取り上げることができること。

    ○ クについては(⑪に該当)、取り上げる歴史的事象を精選するとともに、その指導に当たっては、児童の発達段階を考慮し「社会的背景にいたずらに深入りしないよう配慮する」こと。(「 」はしろくまの付記)

     金閣や銀閣と上記の人物、歌舞伎や浮世絵と上記の人物、国学や蘭学と上記の人物… どこの中学の入試の過去問でも必ず一度は出てきますよね。

     一度、いろいろな学校の過去問と対応していってみてください。(   )や、問いの「解答」となっている人物は、誰なのかを… 模範解答だけみられたらよいですよね。上記の人物ではないものがどれだけ出題されているか…
     
     以前に、「文化史と人物史」、「開国以降は細かい通史」をやりましょう、と、しろくまは申し上げたことがありましたよね。ようするにこれなんですよね…

     歴史が苦手… それなら上の人物の歴史だけをまずはまとめましょうよ。たとえば過去問で上記以外の人物が出ていたとしても、上の人物と①~⑪をまとめていれば、その人物も引っかかってきますよね。

     46人中、16人が「開国以降」です。近代史は細かい出題になるのが想像できます。
     女子中などは、たいていこの46人とその周辺の歴史でよいのではありませんか?

     最初の30人の周辺の歴史をノート片面に整理する。一日一枚だけでも30日で完成できます。二日に一回でも三日に一回でも、けっこう短期間に「基盤」作りができますよね。夏休みの自習課題などこれを取り入れてあとは反復するだけでもう十分な学校、ありますよ。

     これを見ればわりとおどろきませんか? 桓武天皇も後醍醐天皇も楠木正成もない… 白河上皇なんかどこいった??
     栄西・道元・一遍上人、鎌倉新仏教の僧などまったく出てこない… 高校入試と決定的な違いは「指導要領」の違いでもありそうです。

     難関校の難しい社会に関しても①~⑪の項目のみを深く深く掘り下げておく、というのがその学校に関しての「基盤」になりますよね。
     女子は「人物と文化」を基盤に、男子の難関狙いは①~⑪を「基盤」にする。3教科が第1志望で4教科校も受けるんだが… というなら、これらのみに集中してあとは算数や国語に時間をしっかりとまわす、ということでよいと思います。

     この「歴史人物リスト」を持って「過去問照合」してみてください。それを目安に社会の力の入れ方を変えていく…

     塾の教材や模試などもこの方式で「精査」してみてください。まずはこれだけでよいやろ、こんなの後まわしっ と、「基盤作り」をしてみてください。新6年の春休みの作業はこれです。

    (次回に続く)

  4. 【2016190】 投稿者: 国語科の非常勤講師  (ID:w8KUdEFBpvc) 投稿日時:2011年 02月 11日 14:54

    すみません、違うスレッドにも投稿したのですが、こちらが最新のスレッドのようなのでこちらにも転記します。
    スレッドを消費させてしまい申し訳ありません。
    大阪で国語科の非常勤講師をしている大学生です。

    自分自身、中学入試はおろか、高校入試さえも野球推薦で経験しなかった身なのですが、
    高校時代に出逢った英語科の塾の先生にほれ込み、今は塾の講師をしております。
    国語科の指導をしているのですが、自分が中学生や小学生だったころ国語を勉強したことがありませんでした。
    だからなのかは分かりませんが、「こんなんどうやって教えたらええねんっ。見たまんまやないか。」
    と思うことが多々あります。


    そうして、自分の教授法に自信がなく、本当に生徒のためになっているのかいつも不安に思っていました。
    ちょっと出来る生徒は私の教え方でも難なく理解し先へ進むことが出来たのですが、国語が苦手な生徒さんには私の教え方が本当に理解できているのか、頷いているけれども
    それは本心からなのか、常々疑問に思っておりました。
    そんなとき、しろくまさんのまとめブログに出会い自分の教え方に改善の余地がほんとうにたくさんあることに気づき、恥ずかしい思いと、しろくまさんへの感謝で胸がいっぱいになりました。
    教え方だけではなく、生徒への対応の仕方もしろくまさん(またその同僚の方々)を学ばせていただいております。
    今日は感謝の気持ちを伝えたい一心でキーボードを叩いております。
    ほんとうにしろくまさん、ありがとうございます。


    スレ違いかとも思いましたが「しろくまさんにアドバイスをいただきたい人集まりましょう」というタイトルでしたので、
    私もしろくまさんにアドバイスを受けたい人だなぁと思ったのでここに書き込みをさせていただきました。
    もしも本当に都合が悪ければこの記事は削除してください。

  5. 【2016199】 投稿者: 検証  (ID:k1JDSFqX99M) 投稿日時:2011年 02月 11日 15:00

    神戸女学院の場合。。。

    〜そのまま人物名を書く問い〜 ※印 人物リスト対象外

    平成21年
    徳川家康 徳川家光 藤原道長 聖徳太子 北条時宗 豊臣秀吉 聖武天皇 100%

    平成20年
    織田信長 ※今川義元 ※武田勝頼 ※明智光秀 北条政子 ※天草四郎 ※徳川慶喜 源頼朝 源義経 大塩平八郎 足利義政 55%

    平成19年
    足利義満 足利義政 徳川家康 徳川家光 聖武天皇 卑弥呼 豊臣秀吉 北条時宗 聖武天皇 100%

    平成18年
    人物名を書かせる出題はなし
    (ただし、写真は、睦奥宗光・板垣退助・伊藤博文 100%)

    平成17年
    野口英世 雪舟 鑑真 ※夏目漱石 北里柴三郎 80%

    平成16年
    平清盛 フランシスコ=ザビエル 100%

    過去6年間 人物リストよりの出題 82% 平成20年のみ55%と突出して低い

    これらをどうみるかはみなさんの自由

  6. 【2016243】 投稿者: しろくま  (ID:AVTZEb8LgUA) 投稿日時:2011年 02月 11日 15:35

    「国語科の非常勤講師」さま

     これは思わぬ方からのお話で… 

     しろくまも、昔々、大学生のころからアルバイトで講師を始めました。そのときも、まったくあなたと同じ、いろいろ悩みましたよ…
     あのころがなつかしい…

     どうか、しっかりと子どもたちに教えてやってください。国語のできない子たち、ほんとうに色々と苦しんでおりますよ。
     どーぞどーぞ、お役に立つなら、いくらでもしろくまをご利用ください。

     非常勤でもお金をいただいて子どもたちを教える以上はプロですからね。自分には厳しく、子どもたちにはやさしくですよ。

     若い講師の方にはがんばってほしいです。子どもたちをよろしくお願いしますね。

  7. 【2016646】 投稿者: ご相談させてください  (ID:adbjjXi7U8s) 投稿日時:2011年 02月 11日 20:44

    しろくまさま

    こんにちは。
    小1の息子がおります。
    引き算が苦手のようで困っております。
    足し算は200問を10分ででき、掛け算九九も覚えております。
    しかし引き算が苦手なようで、余りのある割り算になると「難しい」と泣いてしまいます。
    余りのある割り算は、最後に引き算になるためのようです。
    余りのある割り算も、答えは間違えずに出せるのですが、とにかく「難しい」と嫌がります。
    引き算が原因でのつまづきと思っているのですが…
    掛け算は、例えば3×5は、三輪車が5台ある絵を見ながらタイヤの数を数えて「3が5つあるね」という感じで概念をやったので理解できております。
    割り算は、絵で概念を教える、はあまりやらなかったのですが、つまづきの原因は引き算にあるように思っております。
    10の補数は完璧ですが、7や9などの補数は即座にスムーズに正解になりません(間違えることが多い、あるいは時間がかかります)。
    このような場合、どうすればよいのでしょうか?
    余りのある割り算を演習重ねるよりも、もっと他にやるべきことがあるように感じております。
    どうかアドバイスをお願い致します。

  8. 【2018037】 投稿者: しろくま  (ID:.NIdyMLWKZc) 投稿日時:2011年 02月 12日 19:27

    「ご相談させてください」さま

     回答を利用させていただいて、低学年の算数について、お話しさせてもらいますね。と、いっても、ほとんどが、しろくまの友人の女性算数科講師のウケウリですけれどね~

     おっしゃるように、最初のつまづきは「引き算」、そうして次は「わり算」となります。比較的、小6になってから「算数が得意だっ」というようなお子さんでも、小1~小4までの間で、「わり算」がいやだな、と、思う場合もあるくらい。
     程度の差こそあれ、子どもたちのプチトラウマは「引き算」と「わり算」である場合が多いのです。

     おとなになると、もうすっかり忘れていますが、わりと小学校のときに引き算やわり算がいやだった、という保護者の方も多いのではないでしょうか。子どもにすると、ついついイライラしてしまい、もうやらないっ と、言い出すのも「引き算」や「わり算」が入ってくるあたりになります。

     友人の女性算数科講師は、家庭教師もしていましたし、近所の子相手に、低学年の算数なども教えていました。(しろくまのいた塾は昔は小5から… のちに小3にまで広がりましたが、それはもうしろくまがやめる時期とほぼ同じころでした。)

     新小4の塾外生の子たちが季節講習できている間に、かんたんな説明会などもおこなわれました。そのとき、彼女も説明会の算数科の弁士として教務から「何かしゃべってよ」と言われてよくお呼び出しを受けていました。そのとき

     「ええっと、小さいとき、引き算やわり算でつまづいた子いますよね。ほとんど、親のせいですよ」

     と、イッパツ目から言い始めたもんだから、教務課長は青くなりました。しろくまも、おいおい、そんないきなり過激な…
     と、笑ってしまいました。

     でも、彼女の話はおもしろかったです。まぁ、しろくまの時代は兄弟姉妹が比較的多い時代でしたから

     「たとえばね、兄弟姉妹、3人いるとしましょう。そんなときにね、アメちゃん10個あったとしますよね。それをね、お母さんがケンカしちゃいけないって思ってもう最初から3個ずつくばって、1つはお母さんね、とか言うてませんでしたか? そんなんしているからアカンのですよ。 最初に目の前にバラっとまいて、はい、分けなさいっ て、子どもにやらすんですよ。いちいち子どものときに紙と鉛筆わたして、はい、計算、とかやらせてるから感覚が身に付かないんですよ。」

     ほうほう、なるほど…

     「牛乳とかもね、コップに注いでやって、はい、お飲みなさい、とか、やさしくやってませんか? そんなもん、本人に注がせるんですよ。でないと、いつまでたっても、立体の切断とか水が円柱に入りましたって感覚が身に付かないんですよ」

     はいはい、言いたいことはわかる…

     彼女の話はどんどん続きました。

     「お母さんが過保護だと、基本的に『与える』ことばかりになりますよね。これはね、足し算やかけ算の世界なんですよ。はい、これね、はい、これも買ってあげるね、はいどうぞ、これとこれとこれね…」

     ここまでくると保護者も爆笑。

     「一人っ子で、鍵っ子(こんな言い方今はしませんよね。両親が働きに出ていて、子どもが一人で家にいる家庭の子どものことです。家の鍵を持っていて自分で鍵を開けてだれもいない家に帰ってくる)はね、引き算とわり算、得意なんですよ~ 置いてあるお菓子や、飲み物、考えて配分するからですよ。バームクーヘンも自分で切って食べるでしょう。引き算とわり算ができない子は、子どもに甘い親の子なんですっ」

     もうそれくらいにしといてぇ~ と、教務課長はハラハラしていました。

     でも、保護者の中には、うんうんと首をタテにふってしきりにウケていた方がおられたので、まんざら当てはまらない話でもなさそうです。

     さすがにしろくまは、子どもに甘いから「引き算」と「かけ算」ができない、とは、言いませんが、ふだんの生活を通じて、低学年のうちはいろいろなことを体得できるんですよね。

     へたに、紙と鉛筆で計算練習、ということを始めてしまいますと、なかなか身に付かない部分もあるような気がします。

     彼女は、低学年の子たちの講義では、最初に「後出しジャンケン」の遊びから入っていました。(実はこれ、現在でも附属の「小学校入試」などで実際に採用されていることと同じものです。)

     さぁ、先生と、ジャンケンをしましょう~ ただし、後出しジャンケンですよ~ 先生が先に出すから、みんなはそれをみてから出してね~
     え~ そんなん絶対勝つしっ なんやそれ~

     と、なりますよね。それで何回がやったあと

     じゃあ、次は、負けてくださーい。先生が先に出すから、勝っちゃだめだよ。負けるように出すんだよ。いいかな~
     え~ なんやそれ~
     はい、じゃんけん、ポンっ

     これがおもしろい。なかなか負けられないんですよ。

     「足し算とかけ算の頭の使い方は、後出しジャンケンで『勝つ』頭なんよね。引き算とわり算の頭の使い方は、後出しジャンケンで『負ける』頭なんよ。何回かやっていると『負ける』ことができるけど、なかなか『負けられない』子がいるんよ。いつまでたってもできない。そんな子は、確実に引き算とわり算が苦手~」

     まっったく彼女の独創的個性的理論ですが、これもわからないではない… (一度、お子さんと後出しジャンケン遊びをしてみてください。頭の体操に確実になります)

     さて、ずいぶんと前置きが長くなりました。すいません。まずは、「正統な」算数の「引き算」の話から入りますと、彼女によりますと、「引き算」は

     「減減法」と「減加法」

     の2つがあるそうです。たとえば

     14-6=?

     という問題があるとします。小学校でも

     ○○○○○○○○○○
     ○○○○

     と14を10と4の部分に分けてまずは考えさせますよね。これはふつーにやるところ… ここからが教え方に差があり、

     まずば「減減法」ですが…

     14-6=

     このとき、「チェリー」といって、6の下に「さくらんぼ」のように2つ棒と円を出します。

     14-6の6の下に4と2と円の中に書くんです。(あ~ この場で書きにくいですよね。わかりますかね?)

     14-6=14-4-2=8

     ○○○○○○○○●●
     ●●●●

     というやり方です。

     「減加法」とは、

     14-6=

     の、今度はは14の下に「チェリー」を出して10と4を円の中に入れます。

     14-6=(10-6)+4=8

     14を10と4に分けて、10から6引いて、4たす、

     ●●●●●●○○○○
     ○○○○

     という方法です。

     その話を、しろくまの友人の女性算数科講師が、若い算数科の講師9人にしていたときに、しろくまともう一人の国語の講師、社会の講師の3人は即座に

     あ、おれは子どもとき、減加法でしたよ
     減減法なんかせーへんやろ
     そうだよね、わたしも子どものときは減加法だなぁ

     と、言うていたら、驚いたことに算数科の講師の3人は、

     え おれ、ふつーに減減法っすけど…
     そんな、みんな減加法、減加法って、ちょっとおどろいているんですが…
     減加法って、ややこしいでしょ

     と、言うんですよね。

     友人の算数科の講師は

     「ここが実は、分かれ目なんよ。いちいち、減減法とか減加法とか言わなくても、無意識のうちにどっちを選択しているか、ということなんよね。で、これは子どもによって、どういう理由だかわからないけれど、自分のやりやすい法が必ずあって、『減減法の頭』なのに減加法を強いられていたり、『減加法の頭』なのに減減法を強いられたりすると、ミスしたり不快になったりして、引き算がイヤだとなるんよ。子どものやりたい方、しっくり思う方でやらせるのがよいのよね。」

     親が減加法で、ふつーにやってきて、わかりやすい、と、思って子どもに紹介していたら、案外子どもの頭は減減法なのかもしれないんですよ。
     で、彼女が言うには、引き算するときに、どっちの方法かを定まらずにやっているとミスするそうですから、まずは第一歩として

     「減減法」なら、「減減法」に徹しさせる
     「減加法」なら、「減加法」に徹しさせる

     というのがよいらしいのです。子どもに合う方をチョイスして、それでずっとやっていく…
     おっしゃるように「わり算」は「引き算」がポイントになります。まずは、この方法を徹底させていく、という基本からの再構築をしてみましょう。

     次に「余りのあるわり算」のことですが… たとえば

     63÷8=

     という問題があったとします。テストや模試などの緊張下にあると

     63÷8=7…13

     え~ 8より13はでかいやんっ とかいうミス、するんですよね。なんだこりゃ? と、思うと

     7×8=56でぇ、63-56をするとぉ… と、考え

     63
    -56

     と、筆算で書いて、3-6を逆ににして、つまり、下から上に引いてしまって3書いてしまうっ てミスですよね。
     どうです、お子さん、ミスのとき、この下から上引いてしまう「天地逆転引き算」しちゃいませんか?

     計算しやすい方に無意識に子どもは動くんですよね。こういうミスをする子は、確実に「引き算」に問題がある子です。

     まずは、ていねいにきっちりと、数字の大きさをそろえ、とくにヒトケタ目を必ずそろえる。

     128
    - 79

     これが、字が汚い子や乱雑な子は、ヒトケタ目がそろえて同じ大きさに数字がなっていないものだからミスをする…

     友人の女性算数科講師は、こういう筆算のときでも、まず子どもに一呼吸置かせる、ということを徹底していました。

     見て見てぇ~ よーく見てぇ 数字が恥ずかしがって照れるまで見つめてぇ~

     と、よく言うていました。(しろくまは、これは名言だと思っています)

     つまり、ぱっと取り組ませると、「天地逆転引き算」を誘発するんですよね。

     まず3秒間は見つめなさいっ

     と、彼女はよく言うていました。もちろん、低学年のうちだけ。やがて速さが必要になるとそんな悠長なことは言うてられなくなりますが、でも、ミスの少ない子は、計算問題を見て、一瞬のタメがあってから、スタートさせています。短時間にグッと問題全体を視野に焼き付けて、サッと取りかかっています。
     ミスの多い子は、そういう「タメ」がない…

     「引き算」も「わり算」も、ちゃんとできるようにいずれなるから、べつにどーこー言うことはないのよ、でも、ちょっと不快でひっかかりがあると、気持ちよく勉強できないからね

     と、彼女は言うていました。

     こんな感じの話でどうでしょうか。何か追加質問があればどうぞ。

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