安保法制どうなる？｜掲示板スレッド

長谷部恭男教授は、先日の衆院憲法調査会において次のように述べた。
改憲のハードルの高い理由は、人間の判断力があてにならないからだ、と。
したがって、もし国家の基本法であり最高法規たる憲法を改定するならば、
慎重の上にも慎重な熟慮を必要とする、ということだ。
ましてや、三権の一つに過ぎない行政府（内閣）が勝手に長年積み上げた行政解釈を変え、
それでもって実質的改憲を画策する（『裏口入学』）など、本来あり得ない話なのである。

それゆえ、９条に関し内閣法制局は解釈を数度にわたり変えつつ、自衛隊の法的根拠構築に苦心してきた。
また、百地や西といった反動連中でさえ、憲法学者を自称する以上、彼らなりに苦労しつつ条文を前提にした
「解釈」を行っている。

したがって、本件がまず法律論（憲法論）である以上、上述の大前提、つまり憲法の条文を考慮しない意見はすべて「論外」「落第」である。すなわち、これが今日圧倒的多くの憲法学者らが安倍の「戦争法案」を違憲と解する最大の理由である。
ゆえに、この国で「集団的自衛権」や「国軍」などを夢想するのであれば、憲法所定の手続きに即した改憲手続きを
とるしか方途はない。これは、陽が東から上ることと同じくらい当り前なことである。

こんな法学部１年生ですら知る道理を、よもや成蹊大学法学士たる安倍晋三が知らぬわけなかろう（知らないのだろう）。それが、今この国の最大の悲劇（喜劇）である。

>結局、安倍さんのことを信じられるかどうかという話でしかないのですよ。

個人なんかじゃないと思うんですよ。
個人なんて誰もが明日をもしれない存在ですから、そこに託すのは危険だし。
そんなことに関係なく世界は動くから、
しいていうなら、近隣国を信じられるかどうかの話なんじゃないの？

>もこもこさんは、説明不足という人が8割を超えていることをどう見ますか？

この件に関しては説明不足なんでしょうね。ホルムズ海峡じゃ遠すぎてピンと来ないし。
でも、手の内を明かすことにつながりかねないので、細かに説明できるないんだろうね。
何をどう説明されたら、納得されるんだろうな・・とは思います。
都構想のときも何万回と説明したらしいけど、最後まで説明不足といわれていた。
批判するには、ある意味便利な言葉だなとは思います。

>6割近い人が今国会での成立に反対している事実をどう考えますか？

今国会に限らず、いつでも成立に反対だろうなと思います。
とりあえず今は平和だし、何かすることによって平和がなくなるかもしれない。
何もしなくても平和がなくなることはあるんだけど、そこは考えたくないものなんだよ。
不安だし、争い事は嫌いだし、それは私も同じなんだけどね。

>アメリカだって愚かではないですから、今国会で安保法案を通さないくらいで日米安保を反故にするなんてありえませんよ。

そりゃそうでしょうよ。今の反古はメリットがない。まだ十分金づるにはなります。
愚かですぐ反古にしないから、逆に危ないと思うんですけどね。
日ソ不可侵条約だって、ギリギリまで有効だったんですよ。
そう信じていて、日本はソ連に和平の仲介まで頼んでた。
ソ連は北海道が欲しいな～なんてことをアメリカに相談してたかどうか知らないけど、
降伏直前に自分で取りに来た。
日本は条約も同盟も絶対的な信頼を寄せるけど、本当は「とりあえず」でしかないんだと思う。

>憲法がうたう国民主権って何なのでしょう。
>という話になってしまうと思います。

何なんでしょうね。
国民主権なんて奉られたって、当の国民は今まで安全保障なんてほとんど考えたことがないんじゃないの？
自国で自国を守れないし、実は本当の主権国家じゃないのかも。
実際に以前中国の首相がオーストラリアかどっかでそう演説してたんだよね。
悔しいけど、そのとおりなんだと思う。

>自国で自国を守れないし、実は本当の主権国家じゃないのかも。

そう。
今の日本は、少なくとも安全保障においてはアメリカの属国でしかないのですよ。
これまでもそうだったんだから、これからもそれでいいじゃん。
それでいいですか？
という話だと思います。

で、このままアメリカの属国でいたならば、集団的自衛権の範囲（解釈）は、どんどん広がっていくと思いませんか？
今は思わないとしても、絶対にならないとは言えませんよね。
なぜなら、これまでは誰も集団的自衛権行使が現実のものになろうとは思っていなかったけど、それが現実になったのだし、
いつの政府であっても、今のままの日米関係ではアメリカには逆らえないのですから、時の政府は間違いなくアメリカ寄りの解釈をし続けますよね？
アメリカだって、今回、日本が言うことを聞けば、次も聞くだろうと、当然、考えているはずです。
ただ、私だって、自衛隊が国防軍になったところで、独自に日本国を守ることができるなどとは考えていませんから、国防軍にすることが日本にとってどれほどの実益があるのかはわかりません。
ですが、形式上も実質も属国でしかない立場は改善すべきではないかと思います。
強いて言えば、日本国として国防軍をもつことで、国民の安全保障への関心（安全はただじゃ買えないという危機感）が高まることが期待できるかも知れません。

そして、何故、今、改憲を考えるかと言えば、安倍さんであればそれができると思っているからです。
来夏、参院選で多くの議席を得れば、維新と組むなりして憲法改正の発議をすることができるのです。
安倍さんにはチャンスがあるのです。
このチャンスを逃したら、もう二度と憲法改正などできないかも知れませんよ。

これまでもアメリカの属国だったんだから、これからもそれでいいじゃん。
私はそうは思えません。

すみません。
きょうはこれにて。

＞学生も行動を起こし始めました。
＞国民の大半は法案に対して反対なのです。
＞法学者たちでさえ、２人を残す以外は全てが「違憲」と言っています。
＞なのに、総理のあの「今期中に法案を通す意向」とは、全く持って理解できません。
＞法治国家の日本においてこれが許されることでしょうか？



安部支持率が，３割前後までになったら，世の中が動きそう（？）

参議院は選挙が控える．

自民の議員たちが，浮き足立ち，
公明だって，エセ「平和の党」じゃ戦えぬ．

「廃案」そして「退陣」をもって，
憲法と，そして何より国民をバカにした落とし前を，つけてもらいたいもんです．

何が大切なのやら（笑）

くだらないわ。

こんばんは

＞安倍さんであればそれができると思っているからです。
来夏、参院選で多くの議席を得れば、維新と組むなりして憲法改正の発議をすることができるのです。
安倍さんにはチャンスがあるのです。
このチャンスを逃したら、もう二度と憲法改正などできないかも知れませんよ。

はい、私もそう思います。
安倍さんは女性宮家創設の天敵ですから気持ちが揺れるんですが、
でも、安倍さん以外に改憲を実現してくれる総理はもう出て来ないと思います。

改憲ついでに第一章の削除もよろしく。笑




w

ふふ・・・さん
だったら、ここは強く反対してはいけないんじゃないですか？
それは安倍政権を倒したい人、国の思う壺だと思いますよ。

これはアメリカの属国を脱して対等になるための一歩でしかないと思っています。
支持率が下がれば、批判が増えれば、改正なんて無理ですよ。
安倍さんが一番したいことは憲法改正でしょうから、
その最大のチャンスを逃しても、通さないといけない言えない理由があるんだろうと想像してます。

違憲か合憲かと問われれば、私は自衛隊すら違憲だと思っています。
アメリカはそういう意図であの憲法を作ったんですからね。
でも、私は理想の世界に生きているわけじゃないから、
単に現実を踏まえた路線を支持しているだけです。