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【2043250】私立中学の価値 2校め

投稿者: ようこそ!書き込み歓迎   (ID:4Xzxz71IPe2) 投稿日時:2011年 03月 02日 23:08

既スレが調子悪いので、とりあえず立てておきました。

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  1. 【2287256】 投稿者: 無常感  (ID:bmVKzSbHExE) 投稿日時:2011年 10月 07日 06:18

    しばらく見ないうちに、またすごくスレが伸びていますね・・ご盛況で何よりです。
    時間が無いので、まず、目に入ったところだけですが・・

    >でも、親に経済力がなくても、東大や京大で学びたいって思う人もいるでしょ。
    >そして、純粋に「才能と努力」で選抜するシステムにしてこそ、本当に優秀な学生に予算や研究環境を与えることになり、日本の国力浮揚につながるわけです。

    よく、読めば分かりますが、視点さんは、別に東大、京大にこだわっていないでしょう。
    どんな子どもであっても、どの進路でも狙える機会均等にこだわっておられる。

    平等に関しては、「機会の平等(自由主義)」と「結果の平等(社会主義)」の2種類があって、
    受験私学は、前者の「機会の平等」を実質的に排除しようとする・・それが言いたいのではないかと・・
    そうであれば、視点さんの意見は、妥当だと私は思います。

    すべてが公立であっても、金持ちと、金持ちじゃない人がいるわけで「差」が出来るじゃないか
    ・・・このような批判をする方がいますが、別に「結果の平等」を言っているわけではなくて、
    「『機会』の平等」を言っているわけだから、こういった批判はマト外れではないか・・
    これを解消したいのであれば、政治の話・・社会主義しかありません。

    不毛な質問攻めをする方がいたので、「私学助成」の話をタナ上げにしましたが、
    これは切り口のひとつにすぎず、私学助成を当たり前とする 日本独特の私学って何なんですか?・・
    ということなんですね・・まさに、このスレのテーマである【私立中学の価値 】です。

    いま、ノーベル賞の話題がさかんですが、日本の受賞者は、
    朝永さん(旧制同志社中学)、野依さん(灘高校)以外はすべて公立高校(旧制公立中学)出身ですね。
    ・・偶然でしょうか。

    もっとレベルを落として、「大学受験」の話題にしてみても、

    中高一貫私学の受験実績というのは、何にもこれらの私学が優秀だからというわけではないです。
    公立学校(公教育)で行う受験教育への激しい批判があって、構造的に私学シフトしただけのことにすぎない。
    往年の日比谷高校の凋落は予備校化批判(結果の平等)が原因だったわけだし、いまでも、公立中高一貫校に
    関して、私学型入試をさせず検定試験とするよう指導されており、「公立学校(公教育)への受験教育批判」は
    生きていますよね。
    日本独特ですが私学も公教育だと称して、私学助成を受け、東大、京大、医学部レベルの大学受験教育を
    していたら、じゃあ「公立学校(公教育)への受験教育批判」は何なんですか?・・ということになる。

    個人的には、受験なんて自分でやるもんだろ・・という伝統的な公立意識をもっているので、
    公立の予備校化には疑問を感じますが、しかし、「機会の平等」で考えるのなら、

     中高一貫教育、私学型入試・・私学の同等のスペックのものを、公立 で用意する

    こうなれば、いまの中高一貫私学は、あっという間に、淘汰されると思いますよ。

    私は、大学受験の勉強をシコシコさせることが、私学の価値だとは思いません。
    「公立学校(公教育)への受験教育批判」というバイアスを完全撤廃すれば、そんなことは公立でも出来ます。


    根本的さんとの会話で示唆しましたとおり、

    結局・・【私立中学の価値 】・・私学とは何ですか? これが大切なのですよ。

  2. 【2287275】 投稿者: 適性  (ID:RGKe31xyChs) 投稿日時:2011年 10月 07日 07:43

    ■無常感さん。

    >よく、読めば分かりますが、視点さんは、別に東大、京大にこだわっていないでしょう。
    >どんな子どもであっても、どの進路でも狙える機会均等にこだわっておられる。

    そう読むことも、できるよ。好意的に。でも、それだけでは、甘いのではないかな。

    無常感さんの、コメントも、よく、読めば。
    冷静で、論理的で、『私学、公立の 好き嫌い』なんて人のコメントと、読めないこともない。
    (自分で、否定してるしね)
    でも、違うじゃん。

    以前の、スレッドでの無常感さんのコメントは、少しだけ、コピペしましたが、好評でしたよ。
    こちらの方がわかりやすいとね。『私学、公立の 好き嫌い』が・・だけど。

    >不毛な質問攻め

    あれは、答えれば、すぐ済む話だ。

    予備校的なのは、「私教育」だと。無常感さんは言うが・・
    公立進学校では、予備校的授業はないのか?
    と聞いただけだろ?


    >じゃあ「公立学校(公教育)への受験教育批判」は何なんですか?

    ここの話では、私学のことをいうが、では、公立進学校ではどうなの?って話だよ。

    「受験対応可能な授業」は別に問題ないだろ。(予備校的なのかどうかしらないけど)

    私が個人的にする「受験教育批判」ってのは、行事関係を縮小し、部活を制限し、受験結果一点意外の価値を生徒に認めないような、運営のことであって、私学も公立もないよ。
    受験対応可能な授業が悪いわけでもなんでもない。

    >中高一貫教育、私学型入試・・私学の同等のスペックのものを、公立 で用意する
    >こうなれば、いまの中高一貫私学は、あっという間に、淘汰されると思いますよ。

    これは、そうなっても、いいのではないのか?

    ちゃんと、魅力的な学校が用意されていれば、いいわけですよ。

    助成金なくして、私学授業を払える対象者を絞るとか・・・・
    私学を無くしてしまってもいいとか・・・誰も困らんとか・・

    無常感さんの表現では

    >しかし・・塾・予備校まがいの中高一貫お受験私学、これは無くなっても、誰も困らないですよね。
    >このような学校が有ろうと無かろうと、東大、京大など難関大学の合格者は毎年、生まるわけで、
    >私学助成など必要は無いと考えます。

    とか・・

    そんなのより、ずっと、ましだ。

  3. 【2287291】 投稿者: 適性  (ID:RGKe31xyChs) 投稿日時:2011年 10月 07日 08:05

    >根本的さんとの会話で示唆しましたとおり、

    >結局・・【私立中学の価値 】・・私学とは何ですか? これが大切なのですよ。


    『無常感さんの答え』出てるでしょ。具体的には。(もっと「観念的」な話は別だよ。)

    私学、とくに中高一貫私学とは何ですか?・・・きっと『価値なんてない』でしょうね。
    学校でもないのですよ。「単なる塾」であってね。

    ******************************************

    >東大、京大、医学部合格といった個人的欲望を満たすために、子弟を入学させる
    >「中高一貫お受験私学」

    >なんでこんな塾・予備校まがいの学校に・・・

    >しかし・・塾・予備校まがいの中高一貫お受験私学、これは無くなっても、誰も困らないですよね。
    >このような学校が有ろうと無かろうと、東大、京大など難関大学の合格者は毎年、生まるわけで・・

    >公立高校の「代用品」を逸脱して、大好きな受験訓練に夢中になっているわけだから・・・

    >お気持ちは分かりますが、いまの私立中高一貫校は、単なる塾であってエリート教育ではないと思いますよ。

    >むしろ、こういうダメな親は、公教育をダメにしていますよね。

    ******************************************

    まあ、「百害あって一利なし」でしょうねー。これでは。

    そんな、人と「価値がある」ことを前提に、なにか議論できるのか、・・疑問ですな。(口真似)

    いいそうなことは、わかりますよ。

    無常感さんの、「理想の私学(福沢諭吉?だっけ)」があるのでしょ。そうでないから、だめなんだと・・・

  4. 【2287293】 投稿者: 量的  (ID:gMEgW33mp2w) 投稿日時:2011年 10月 07日 08:11

    「良い教育」→ 場合分けさせてもらえれば
    1)大学あるいは社会での活躍の土台となる学力ばかりではない知識・知見・心構え・心の習得 
    2)資格・レッテルとしての大学卒・大学院卒の取得


    がありますが、それはさておき、よく適性さんなどとお話する落語の話でまったりと考えます。ご興味のない方はスルーください。


    中高一貫校あるいは公立高でも同じですが、課外授業などと称して学校外での活動の時間があります。学校に落語家が来たり、演奏家が来たりすることもあります。


    落語で考えると、上野鈴本や新宿末広亭・浅草演芸ホールで日程に合うモノにつれていくというのが定番であります。これは寄席の雰囲気を知るということがありますし、いつもやっているので助かります。


    これらを一日聞いたことで、どうなるものでもないですが、中にはすごく感動する生徒もいるかもしれませんし、マス教育として良い試みです。


    一方で、落語を少しばかり聞く保護者の立場で、こどもを落語に、3~6年間で1-3回連れて行く場合を考えれば、まず、誰の寄席に連れて行くのが良いかを考えるわけですが、その場合に、独演会と色物含むだしものの場合がありますのでどれにするか迷いますし、忙しい中高生をつれていくので、当然ロケーションの問題が大きくあります。


    談春さん、市馬さんの正当派、柳家花録さん、柳家喬太郎さん、にするか、あるいは、マスコミで顔なじみの志の輔さん、昇太さんにするのか、新作落語の円丈さん、喬太郎さん、白鳥さん。最近真打ちがきまったパワーアップしている一之輔さん、にするか、立川一門の志らくさんあるいは中高一貫校で難関私立出身の談笑さんにするか、たった3回とすれば、大変に悩みます。


    わたしが選んだのは、3回で花緑さんの、花緑好みではない、お坊ちゃま・旦那ネタと、二つ目の立川こしらさんの滑稽話、志の輔さんと他のモノがいろいろ入った寄席風のホールの出し物でした。


    あっと、家を出ないと行けない時間になってしまいました。理由まで書けなくて不親切ですみませんでした。・・・適性さんなら判るかもしれませんが。ではでは。

  5. 【2287336】 投稿者: 動機が大事だよね  (ID:Vbcpu0IiKvI) 投稿日時:2011年 10月 07日 08:46

    スティーブ・ジョブズのスタンフォード卒業式での講演を聞いていたら「自分が勉強の意味を見いだせないのに両親は年収のほとんどを自分につぎ込んでいるので大学を半年で辞めた」と言っていました。


    どれくらいの学費なのか?  とリード大学のHPを覗いてみたら。



    何と授業料が年間42000ドル。寮の宿泊と食事を入れると53850ドルだそうだ。 一ドル80円換算だと年間430万円。


    勿論奨学金が整備されているとはいえこれは日本人の感覚からすると半端な額ではない。私大医学部なみだ。


    アメリカにはいい州立大学も沢山あるので貧乏人の子供も高等教育を受けられるのだろうか? このへんどうなってるの? 地域・時代さん。


    経済格差で教育格差が生じない工夫をアメリカでは何かしているんでしょうか?

  6. 【2287354】 投稿者: 通りすがりの企業人  (ID:xu/iz4UYNEE) 投稿日時:2011年 10月 07日 09:02

    動機様

    地域、時代さまが読んでくださった、「貧困大国アメリカ」、「貧困大国アメリカII」の中に、そのへんの記述があります。
    アメリカは奨学金が充実しており、経済的に恵まれず優秀な学生に高等教育を受けさせ安い、というのは、アメリカ人でさえ信じていることであり、以前は事実だったけれど、最近は教育ローンに変質し、どうなっているか、ということが書かれています。
    軍役につくと大学進学ができる、ということも事実なのですが、成功率は非常に低く、失敗するとどうなるか、ということも書かれています。

    この本は、日本の知米派エリートの間で、非常に激しい批判があったものです。私は、アメリカに住んだことは無いし、渡米してつきあうのはごく限定されたコミュニティなので、どの程度リアリティがあり、どの程度誇張されているのか、ちょっと疑問を持っていました。地域、時代さまの感想によると、ずいぶんリアルに近いようです。

    Spiritは、まだアメリカ人の中に生きているのでしょう。現実は離れても。
    分野は違いますが、音楽の殿堂、ジュリアード音楽院(大学ではなく、専門学校です)のWebサイトからの引用です。

    To that end, we wish to enable all admitted students to attend the school, regardless of their ability to pay. Juilliard’s admissions policies are “need-blind”, meaning that applying for financial aid will not hurt your chances of being admitted. In fact, 80 percent of our admitted students receive scholarship support through Juilliard.

    ちなみに学費は5万~6万ドル/年です。

  7. 【2287376】 投稿者: 地域、時代  (ID:9hn/sa0y1qc) 投稿日時:2011年 10月 07日 09:14

    「勉強は自分でするもん」私も公立出身なので、その意識があります。
    その 自分 というものの中に、環境、塾など色んな要素は含まれてしまいますが。。。

    難関国医学、東大、京大に多くの生徒が進学していく伝統難関私立中高一貫が「志望校別クラス編成」なんてやってますかね?
    関西では、とある名門女子進学中高一貫のみが未だにそのシステムを残している位ではないかな。

    みんな同じ授業体制。
    ここで視点様が批判なさる国医、東大、京大に多くの合格者を出す難関私立中高って、公立の進学校と同じこのシステムじゃないですか?
    「大阪では」むしろ、一部の公立進学校の方が、中堅、新興難関私立中高一貫の「クラス分け」みたいな入試体制を取り始めてきはじめましたよね。私から言えば、伝統ある公立進学校が中堅所の私学の真似をし始めたんですよ。

    親世代の公立進学校には、文系、理系クラスのクラス分けはあったが、「国公立クラス」なんてもの、存在しませんでしたよね。
    国公立に進学する事が前提なんですから。(実際は、私みたいな難関私大位がボリュームゾーンなんですがね)
    私のように、最初から私大文系でエエワ、なんて思ってる者は、国公立文系クラスで、自分で勝手に、入試に必要ない授業に手を抜くわけですよ。(笑)

    「実際に視点様が語る大学に多くの生徒が合格する私立中」は、「勉強面では」昔の古き良き公立進学校と同じような感じだと私は思っているのですが。。。
    なので、量的様がおっしゃる「勉強面に関しては、自分の昔(公立)と今の我が子(私立)を比較しても、そんなに大きな違いを感じない。素晴らしいと思う部分もあれば、ちょっとな、、と思う部分もある。」との意見に私は本質的な部分を語っているなと感じるのです。

    むしろ私は「勉強面以外」に母校との差を感じます。
    これが、「私立中の’各学校の特色’」かと。
    いわゆる校風ですよね。
    それにも驚かされる部分があります。
    それだけ私学は’キャラが濃い’んだと感じます。

    ガツガツガツガツやりなさい!
    幾らだってお金を払ってあげるから~!って親が言った所で、親が必死のパッチになった所で、子供が「勉強嫌いやもーん」みたいな子でしたら、にっちもさっちもいかんでしょ。。。

  8. 【2287420】 投稿者: 判断  (ID:7PknSJofXAk) 投稿日時:2011年 10月 07日 09:59

    「公立の子にも東大、京大、医学部にいけるルートを」という
    ご意見に対しては、そういうルートは現在でもあると思います。
    詳しい数字は分かりませんが、都立からなら年間100人超が
    そういった大学、学部に合格しているのでは?
    (個人の経済状況、塾などの利用状況の影響については不明。)


    都立高校は基本、文武両道をうたっています。
    小中学校の授業が削減されている(まだゆとりの影響がある)学年であり、
    高校3年間で部活、行事で忙しい中、受験勉強もして
    その結果としての数値であり、
    視点さんや動機さんがいつも提唱している
    「理想的な学生生活」を送りながらの数値だと思います。
    優秀者が私立にもシフトしている中、健闘していると思いますし
    なぜこれ以上無理に数値を増やそうとするのかわかりません。
    以前企業人さんが、公立高校の先生をしているご友人の
    ジレンマについて書いてくださいました
    (学校に数値目標があり教師の人事考課にもかかわる。
    早慶志望者でも国立大に誘導するような指導をしている)。
    生徒のレベルはそう変わらないのに
    「まだまだ」「もっともっと」と指導すれば、
    不自然が生じる(特に生徒への負担になる)のは道理です。
    大学合格実績を上げることに傾く
    東京都などの教育委員会の矛盾であると思います。



    東京都では今後、進学指導重点校の基準の数値がさらに厳しくなり、
    トップ校、上位校はますます大学受験に傾いていきます。
    現時点で重点校の中にも温度差があって、数値目標を忠実に達成して
    大学合格実績を伸ばしている都立もあれば、
    生徒の学生生活や大学選択の自由、自主性を優先して
    実績はあまり伸びていない都立もあると聞いています。
    前者には大学受験を意識した生徒が、
    後者には学生生活を重視した生徒が
    集まる傾向にあり、校風がそれに影響されているという話もあります。
    (適性さんのお話にもありましたが、
    前者は受験対策が強化されており部活の時間も短い)
    進学指導重点校には前者が選ばれる可能性が高く、
    そういう学校作りがさらに推し進められていくということです。
    「自由にのびのび生活しろ」「部活や行事にも打ち込め」
    「なおかつ合格実績(東大京大医学部)を
    もっともっと上げろ」というすべてを達成できる生徒は
    公立、私立に限らず、学力に余裕のある一部です。
    多くはどれかにウェイトを置くことになります。
    かつてはすべてを達成できる生徒、
    あるいは東大京大医学部に合格実績を出せる生徒が
    公立トップ校に集中していたのだと思いますが、
    現在の分布は違うという認識は必要です。


    暇人さんの
    >どうして、東大へこだわるのでしょうか?
    別に東大でなくてもいいと思いませんか?
    という疑問は公立の現状を考えるとごもっともだと思いますし、
    地域、時代さんのおっしゃる
    >私から言えば、伝統ある公立進学校が中堅所の私学の真似をし始めたんですよ。
    も、そのとおりだと思います。


    公立の実績不足は私立のせい、とお考えの方は
    「かつての公立」のイメージに惑わされることなく
    現状をまず知っていただきたいと思います。

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